デパ地下のさらに下なるハゲ天、閉店せり
新宿なるデパ地下の、地下2階よりさらに2つの階段を下れるに、ひそやかに営みたるてんぷら屋あり。
これなむ知る人ぞ知るハゲ天小田急ハルク店なる。
エレベーターなく、エスカレーターだに通らずして、地下2階から徒歩にて下がり上りする他のなければ、こは文字通りの穴場なりたり。
余は、この店にて一昨年秋、ハゼ天丼のメニューになきを食ひたしと思ひて、おやじさんに頼みたれば、快くハゼの5尾乗りたる天丼つくりて、1200円にて賄ひたまはれり。
その後も、サヨリ天丼、キス天丼などメニューにはなきを、余の求むるままに作りあづかれること、あまたたびあり。
店内は、いみじう長きに渡りて改装も施されざる様にて、壁、天井などくすみて、レトロなる雰囲気この上なし。
この店、一昨日、閉店となりたり。
降りたるシャッターに、感謝の貼り紙あり。
「お客さまの笑顔と歓びが生き甲斐なりつるに、口惜しながら諸般の事情にて暖簾を降ろすことと致し候ふ」由見るに、いとあはれなり。
この店の開店しけるは、昭和41年とぞ。余のまだ学生のころなるを。
「四三年間の長きに亘り」の文字こそ、店長ら従業員らのまことの感慨ならめ。
ハゼ天丼食らふことの、もはや能はずなりて、余のわびしさもひとしきりなり。
さらば、ハゲ天小田急店。
定めなきは、げに世の習ひなるかな。
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劇場にて映画を観つるは一昨年夏、『崖の上のポニョ』が最後なりき。
区に問ひあはせたれば、ホームページにて接種方法などの告知するを見るべし、とぞ。

今年も新聞折込に、賑やかなるチラシぞ入りたる。見れば七日が初日とぞ。














新宿のオフィス街にては、昼食時、あまたの食べ物屋、その日のランチのサンプル、店の前に並べたり。
今年の夏過ぎぬるころより、余の食の嗜好しだいに変はりたり。
奇怪なることのありつるものかな。
けふは土曜日なりとて、新聞折込のチラシ、すこぶる多し。
デパ地下の食品は、おおむね値段高ければ、余の買ひ求むる機会、はなはだ多からず。

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