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2004/06/30

キティちゃんの扇風機と外来語

2004-0629-1159.jpg今年も今日で前半が終わる。梅雨の合間に日がさすと、さすがに暑い。
家電量販店の店頭で、キティちゃんが首を左右にふって、街を行き交う人たちに風を送ってくれる。
人気キャラの扇風機は、スヌーピーや機関車トーマスなどいろいろあるが、顔が側面に描かれていたり、台座の上に小さな人形が付いているものがほとんど。
顔全体が送風面になっているのは、キティちゃんくらいのものだ。キティちゃんの目と鼻が点になっていて、送風を妨げないことが、扇風機向きなのだろう。

ところで、この外来語ばやりの中で、扇風機はどのメーカーのものも扇風機と呼ばれていて、ファンでないのはなぜだろうか。
ファンといえば、一般に換気扇のことをさすと思われているので、混同を避ける意味が大きいのかも知れない。
同様に、乾燥機はドライヤーと呼ばれてもよさそうなものだが、家電売り場でドライヤーと言えばヘア・ドライヤーのことだ。

英語名で混同するほかの商品がないのに、日本語名ですっかり定着しているのが、冷蔵庫、洗濯機、電話機などだ。
逆に、英語名で定着しているのは、トースター、ミキサー、ファクス。エアコンも、冷暖房や空調よりは使われている。
テレビやパソコンは、由来は英語でありながらほとんど日本語といっていい。

外来語の言い換えについて検討を続けている国立国語研究所が、インフォームド・コンセントなどあらたに33語の外来語の言い換え案を中間発表するとともに、4語については言い換えを断念したことを明らかにした。
言い換えを断念したのは、オンライン、データベース、フォーラム、メセナ。
このうち、メセナについては、文化支援と言い換えることに対し、大手企業人らが猛反対したため、見送られたという。
僕は、メセナこそ最も定着していない言葉で、言い換えるべきだと思っている。

定着していない外来語を使いたがるのは、優越感の問題に尽きる、と思う。
扇風機をエレクトリック・ファンなどと名付けなかった昔の企業人は偉かった。


朝刊1面最初の3文字 朝日‥「兵庫県」 毎日‥「突然の」 読売‥「外来語」 日経‥「二〇〇」 

本日の地球 ベトナムで鳥インフルエンザ再発。アメリカでは25日に続いて、29日にもBSE擬似症状の牛見つかる。生態系の危機、静かに進行。

21世紀の残り日数 35248日

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2004/06/29

期日前投票の宣誓書

2004-0629-1211.jpg今回の参院選から、従来の不在者投票が改められて「期日前投票」が出来るようになった、というので新宿区役所分庁舎にある投票所に行ってきた。
不在者投票と大きく異なるのは、記載台で投票用紙に候補者名や政党名を書いたら、そのまま投票箱に投票出来ることだ。この「投票した」という実感は、思った以上に大きいものがある。
従来の不在者投票では、記入した投票用紙を2重の封筒に入れて封をし、その封筒の表に住所と氏名を書いてさらに立会人が署名するという、大変煩雑なものだった。
この封筒は開票日に初めて開封されて、当日投票の投票用紙と一緒にされるため、不在者投票では一票を投じたという実感がいまひとつわいてこなかった。

「期日前投票」は従来に比べて有権者本位にたった制度といえるが、意外だったのは、まず最初に「宣誓書」に必要事項を書かされることだ。投票当日にどういう理由で投票できないかを、選択肢から選ぶか、選択肢にない場合は記入する。
そして「私は選挙の当日に下記の事由に該当することが真実であることを誓います」という文言が書かれていて、この宣誓書に署名して係りに渡さなければ、投票用紙はもらえない。

僕は、宣誓とか宣誓書のたぐいが大っきらいだ。だいいち、誰に対して宣誓するというのか。自分の良心に対してならば、わざわざ人前で宣誓する必要もあるまい。
宣誓や宣誓書のたぐいがいかにウソッパチであるかは、何かにつけて「神に誓って」宣誓している国の指導者を見れば、一目瞭然だ。
高校野球などの選手宣誓は、誓うというよりは決意表明のようなもので、たあいのないセレモニーといっていい。

今回の宣誓書で僕は、選択肢がどれも該当しないため、その他のところに「当日多忙」と書いた。
7月11日に、暇で時間をもてあましていたら、僕は誓いを破ったことになる。

「期日前投票」では宣誓書など廃止して、どんな理由であろうが理由などなかろうが、投票できるようにするべきではないだろうか。


朝刊1面最初の3文字 朝日‥「米英に」 毎日‥「イラク」 読売‥「イラク」 日経‥「イラク」 

本日の地球 抜き打ちで2日早めてイラクへの主権移譲。この主権移譲という言葉に抵抗を感じる。武力でイラクの主権を奪ったアメリカの国際法違反は、不問のままか。

21世紀の残り日数 35249日

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2004/06/28

さくらんぼの実る頃

2004-0628-1147.jpg街のあちこちで、さくらんぼの甘い香りがただよっている。さくらんぼの女王といわれる「佐藤錦」は、シーズンがわずか2週間ほどしかないため、値段も張る。
本体価格で1パック800円から1000円のものが良く売れている。贈答用は、1箱8000円から1万5000円が主流だ。

「さくらんぼの実る頃」という歌がある。

作詞者のジャン・バチスト・クレマンは、詩人で社会主義者であり、パリ・コンミューンの指導者でもあった。1871年3月、ヴェルサイユ軍に包囲されたコンミューンで、負傷した戦士たちを介抱していた若き看護婦ルイーズに、クレマンはこの歌を捧げた。
コンミューンはわずか2カ月で崩壊して、戦士たちの多くは「血の週間」と呼ばれる大虐殺で命を落とし、ルイーズもまた犠牲となった。

普仏戦争の敗北とコンミューンの崩壊の中、失意にくれる市民たちの間で歌われ始めたのが、この「さくらんぼの実る頃」だった。
以来、この歌はフランスの労働者や下町の人々のシャンソンとして、歌いつがれている。

宮崎駿監督の「紅の豚」の中で、ホテル・アドリアーノの美しいマダム・ジーナが、「さくらんぼの実る頃」を歌っている。
ジーナ役の声優は加藤登紀子さんで、映画の中で切々と歌い上げるこの歌は、アニメ史上に残る、というよりも日本映画史に残る絶唱といっていい。

お登紀さんの夫は元学生運動の活動家で、お登紀さんと獄中結婚したことはよく知られている。
マダム・ジーナになりきってこの歌を歌うお登紀さんには、コンミューンの戦士たちと夫がどこかで重なっていたに違いない。
その夫は、2年前の7月、享年58歳で肺がんのため他界した。

さくらんぼの実るこの季節、お登紀さんはきっと、この歌を口ずさんでいるのではないか、と僕は想像する。

(以下は、歌詞の一部を日本語に直訳したものだ)
私は、さくらんぼの実る季節を、いつまでも愛するだろう。
私の心に傷口が大きく開いたのは、この季節からだった。
たとえ幸運の女神であっても、私の苦しみを閉ざすことは、決して出来ない。
私は、さくらんぼの実る季節と、心に抱くこの思い出を、いつまでも愛するだろう。

 
朝刊1面最初の3文字 朝日‥「27日」 毎日‥「年9%」 読売‥「人事院」 日経‥「日立製」 

本日の地球 中国・蘇州で世界遺産委員会始まる。花を浮べて流れる水の、明日の行方は知らねども‥(昭和15年、「蘇州夜曲」より)

21世紀の残り日数 35250日

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2004/06/27

スプーンのシャンデリア

2004-0627-1118.jpgデパ地下のイートインというのは、なかなか入りづらいものだ。陳列棚をどかしてカウンターと椅子を置いた程度のところが多く、4、5人が腰掛けるともう満席。買い物客が行きかう通路を背に食べるのも、おちつかない。
イートインで食べているのは、おばさんたちか昼休みのOLたちがほとんどで、男性の姿はあまりみかけない。
そんな中で、僕が時々行くイートインが、小田急ハルクの地下にある。フロアの一角にあって20席くらいはあり、通路からはロープやディスプレイでたくみに隔てられていて、男性客の姿も目立つ。

今日、お昼にここに入ってなにげに天井を見たら、シャンデリアがスプーンだけで飾られていることに、初めて気づいた。電球の光が金属製のスプーンに反射して、なかなか洒落ている。
いままで、何度も入ったのに、全く気付かなかった。カメラ付きケータイを持つようになったことで、いままで見えていなかったものが、見えるようになったのだろうか。

スプーンに限らず、フォークのシャンデリア、ナイフのシャンデリアもすでにどこかにあるのかも知れない。以前、どこかでワイングラスのシャンデリアを見たことがある。
つるすことが出来るものなら、なんだってシャンデリアに使えそうだ。メガネのシャンデリア、DVDディスクのシャンデリアなんてのも、いいかも知れない。

ブッシュ大統領におすすめしたいシャンデリアがある。ホワイトハウスの執務室に、反米勢力から巻き上げた拳銃をつるしたシャンデリアというのはどうか。中央には、フセイン元大統領から取り上げた拳銃をつるす。
来訪者に見せびらかすには、格好のインテリアになる。
秋に大統領選挙を控えて、そんなものを作っている場合ではないか。
 
 
朝刊1面最初の3文字 朝日‥「参院選」 毎日‥「社会保」 読売‥「北朝鮮」 日経‥「日本経」 

本日の地球 世界の目がイラクに向けられている間に、スーダンでは100万人の難民が餓死の危機。こうした問題を放置してきた米英そして日本の罪は重い。

21世紀の残り日数 35251日

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2004/06/26

地下通路の不思議な広告

2004-0625-1255.jpg新宿の東と西を結ぶ地下通路に、不思議なキャッチコピーが現れた。

変わり映えのない一日と、変化に富んだ一日、どっちが好きですか。

この哲学的問いかけを前にして、思わず立ち止まってしまう。似たような言葉が、通路の太い柱を囲むようにして、あっちにも、こっちにも。
さらに不思議なのは、どこの企業が何をアピールするために出している広告なのかが分からない。
柱の後ろに回ると、下のほうに小さく英語で企業名が書かれているが、聞いたことのない会社だ。結局のところ、何をしている会社で、どんな商品やサービスを売ろうとしているのかは、分からずじまいだ。

何の広告かが分からないままに、キャッチコピーの問いかけについて考える。
変化に富んだ一日の方が、面白そうにも見えるが、変化とは必ずしも良いことばかりではあるまい。取り返しのつかない変化や、苦痛にさいなまれる変化もある。
変わり映えのない一日こそ、何にも変えがたい幸せな一日なのではないだろうか。
この問いかけは、いろいろと応用できそうだ。

変わり映えのない男と、変化に富んだ男、どっちが好きですか。変化に富んだ男は、アクが強そうで、僕はちょっと。
変わり映えのない女と、変化に富んだ女、どっちが好きですか。変化に富んだ女も、なんとなく苦手な気がする。
変わり映えのないブログと、変化に富んだブログ、どっちが好きですか。僕は、変わり映えがなくても長続きするブログにしていきたいなあ。

 
朝刊1面最初の3文字 朝日‥「国が導」 毎日‥「財務省」 読売‥「北朝鮮」 日経‥「UFJ」 

本日の地球 武装勢力の攻撃にイラク人警察官が逃げ出す。イラク人警察官3万人が無能を理由に近く解雇される、という報道も。無能ではなくて、イラク人同士で殺し合うのがイヤなんだよ。

21世紀の残り日数 35252日

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2004/06/25

本日開設 7.11新宿テロの根拠

2004-0625-1255.jpg本日ようやく、ブログの正式開設にこぎつける。どんな展開になっていくのか、自分でも分からない。

新宿のJRや地下鉄の売店に、「7.11新宿テロ」のショッキングな大見出しが躍っている。どうせ、ガセネタを大誇張して面白おかしく書いているのだろうと思うが、つい買ってしまう。1部200円とかなり高い。
中身を読むと、空疎なウワサというわけでもなく、「6月初旬に入管などに英文のテロ予告が届いた。爆弾を新宿駅に運搬し、11日に爆発させるという、具体的なものだった」という捜査関係者の話が載っている。
当局は初め、6月11日のことかと警戒を強めていたが、ここにきて7月11日の参院選投票日にぶつけるのではないか、という見方がでている、というのだ。
さらに記事では、テロ情報によって有権者が家から一歩も出なくなれば、投票率が下がって自民党に有利になるとして、これは官邸筋が意図的に流した情報かも知れない、という見方も紹介している。
スペインの列車爆破テロは3月11日で、米英のイラク開戦を支持した政権の崩壊につながった。
単なる風評に終わってくれればいいが、一方では何が起きてもおかしくない、とも思う。早めに期日前投票(不在者投票の制度が変わった)をすませて、11日は家で寝ていることにするか。
  
 
朝刊1面最初の3文字 朝日‥「イラク」 毎日‥「イラク」 読売‥「イラク」 日経‥「日本企」 

本日の地球 イラク5都市で武装勢力による同時攻撃、92人死亡。多国籍軍に加わる自衛隊は、攻撃があった場合に応戦するのだろうか。この道は、いつか来た道。

21世紀の残り日数 35253日

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2004/06/24

開設1日前

ブログの正式開設が明日に迫った。今日は開設イヴで、宵山にあたる。
それにしても猛烈な暑さだ。いつもなら、沖縄地方が梅雨明けすれば本州は梅雨本番を迎え、いまころは梅雨寒になってもいいはずなのに、今年は何かおかしい。
まだ6月も1週間あるのに、いまからこの暑さでは7月や8月が思いやられる。温暖化がジワジワと確実に進んでいるのではないか。
今日、参院選が公示されたが、盛り上がりが見られない。地球温暖化への取り組みは、まったく選挙の争点になっていない。産業界が消極的なので、だれも触れないのだろう。
猶予が許されない重大問題なのに、票にならないとして放置されているのは、温暖化、財政破綻、少子化だ。この3つは、もうすでに手遅れといっていい。あとは野となれ、である。
 
 
朝刊1面最初の3文字 朝日‥「クロー」 毎日‥「北朝鮮」 読売‥「UFJ」 日経‥「クロー」 

本日の地球 イラク武装勢力による人質殺害で、韓国社会に衝撃広がる。アメリカはファルージャ空爆で武装勢力20人を殺害。人の命が尊いだなんて、だれが信じるものか。

21世紀の残り日数 35254日

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2004/06/23

開設2日前

ブログ開設の2日前。イヴイヴであり、宵宵山だ。

参院選公示前の党首討論会で、皇室のことが話題になり、社民党の福島瑞穂党首が「皇太子さんは雅子さんを守りたいのだと思う」と発言したという記事があった。
社民党だから「皇太子さま」とも言いにくく、かといって呼び捨てにも出来ないのかも知れないが、この「皇太子さん」という言い方は、とても新鮮に響く。
実は、皇室に極めて近い人たちや皇室評論家たちは、陛下や殿下、さまなどは付けないで「天皇さん」「皇后さん」「皇太子さん」と言うのが普通だ。
福島瑞穂さんの「皇太子さん」という言い方は、こうしたことも踏まえたものかも知れない。
やたらめったらに、皇族に過剰敬語をつけたがるマスコミや保守系政治家、官僚たちの方が、よっぽど慇懃無礼で失礼のような気がする。
というわけで、参院選がっばって下さいね、瑞穂さん。


朝刊1面最初の3文字 朝日‥「成立し」 毎日‥「蚊が媒」 読売‥「北京で」 日経‥「今週か」 

本日の地球 クリントン前米大統領の回想録が評判呼ぶ。戦争狂いよりは、スケベの方がまだましか。

21世紀の残り日数 35255日

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2004/06/22

開設3日前

ブログの開設日を25日と決めた。だからこれは開設3日前の、イヴイヴイヴになる。祇園祭で言えば、宵宵宵山(そこまではないか)になる。

先日、ヨン様の夢を見た。冬ソナなど全く興味も関心もなく、ヨン様騒ぎを苦々しく思っている僕が、である。
ヨン様は大きな四角いテーブルの端にいて、記者会見が終わったところらしい。記者たちがゾロゾロと引き上げるのと入れ替えに、僕を含めた一般の人たちがヨン様の回りに集まってきて、いろいろと質問している。
と、ヨン様の顔がしだいに揺らいできて、だんだんとハリー・ポッターの顔になっていくではないか。
そうか、ヨン様はハリー・ポッターだったのか、と思ったところで目が覚めた。


朝刊1面最初の3文字 朝日‥「朝日新」 毎日‥「肺がん」 読売‥「読売新」 日経‥「日本経」 

本日の地球 小泉内閣の支持率が40%に急落。それでも森前首相に比べれば、まだまだ。

21世紀の残り日数 35256日

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