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2004/06/29

期日前投票の宣誓書

2004-0629-1211.jpg今回の参院選から、従来の不在者投票が改められて「期日前投票」が出来るようになった、というので新宿区役所分庁舎にある投票所に行ってきた。
不在者投票と大きく異なるのは、記載台で投票用紙に候補者名や政党名を書いたら、そのまま投票箱に投票出来ることだ。この「投票した」という実感は、思った以上に大きいものがある。
従来の不在者投票では、記入した投票用紙を2重の封筒に入れて封をし、その封筒の表に住所と氏名を書いてさらに立会人が署名するという、大変煩雑なものだった。
この封筒は開票日に初めて開封されて、当日投票の投票用紙と一緒にされるため、不在者投票では一票を投じたという実感がいまひとつわいてこなかった。

「期日前投票」は従来に比べて有権者本位にたった制度といえるが、意外だったのは、まず最初に「宣誓書」に必要事項を書かされることだ。投票当日にどういう理由で投票できないかを、選択肢から選ぶか、選択肢にない場合は記入する。
そして「私は選挙の当日に下記の事由に該当することが真実であることを誓います」という文言が書かれていて、この宣誓書に署名して係りに渡さなければ、投票用紙はもらえない。

僕は、宣誓とか宣誓書のたぐいが大っきらいだ。だいいち、誰に対して宣誓するというのか。自分の良心に対してならば、わざわざ人前で宣誓する必要もあるまい。
宣誓や宣誓書のたぐいがいかにウソッパチであるかは、何かにつけて「神に誓って」宣誓している国の指導者を見れば、一目瞭然だ。
高校野球などの選手宣誓は、誓うというよりは決意表明のようなもので、たあいのないセレモニーといっていい。

今回の宣誓書で僕は、選択肢がどれも該当しないため、その他のところに「当日多忙」と書いた。
7月11日に、暇で時間をもてあましていたら、僕は誓いを破ったことになる。

「期日前投票」では宣誓書など廃止して、どんな理由であろうが理由などなかろうが、投票できるようにするべきではないだろうか。


朝刊1面最初の3文字 朝日‥「米英に」 毎日‥「イラク」 読売‥「イラク」 日経‥「イラク」 

本日の地球 抜き打ちで2日早めてイラクへの主権移譲。この主権移譲という言葉に抵抗を感じる。武力でイラクの主権を奪ったアメリカの国際法違反は、不問のままか。

21世紀の残り日数 35249日

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コメント

う~ん、一見カッコイイこと言ってるようにも思えるけど、要は宣誓拒否すりゃいいだけのことじゃん。

投稿: nytakayama | 2005/09/08 19:11

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