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2004/07/17

さらば青山ブックセンター、右倣えの流れに勝てず

2004-0717-1159.jpg アート、カルチャー、メディアなど個性的な品揃えと、お洒落な雰囲気で親しまれてきた青山ブックセンターが、破産申し立てを受けて7店全店が閉鎖された。
 新宿ルミネの5階にある店舗では17日、同じフロアにミュージックショップや喫茶などが営業しているため、シャッターを下ろすわけにいかず、机などで応急の柵をつくって売り場を囲っていた。
 閉店を告げる張り紙の前では、エスカレーターで次々に訪れる客に、社員(?)たちが「申し訳けございません」とひたすら謝るばかり。

 「いい書店だったのに」と閉店を惜しむ声は多いし、僕も残念に思う。
 が、それでは自分は青山ブックセンターをどれだけ利用していたかと問われると、返答に詰まってしまう。

 僕は青山ブックセンターの店内を歩いて回るのが好きだったが、考えてみると、ただそれだけのことで、書籍を買ったことはほとんどない。

 書籍は紀伊国屋で買って、青山ブックセンターは店内をプロムナードしたり、アート系の書籍を手にしたりして、雰囲気を楽しむために訪れていた。

 閉店を惜しむ人たちの中には、僕のようにほとんど買うことがなかった人も少なくないのではないか。
 これでは、営業成績が落ち込んで破産してしまうのは無理もないのだ。 

 あまりにもお洒落な店づくりが裏目に出たともいえるが、もうひとつの問題は最近の本の売れ行きにみられる極端な一極集中現象だ。
 「セカチュー」や「バカ壁」が何百万部売れようと、これはマスコミが作り出した作為的な雪崩現象の結果であって、日本の書籍文化からすれば、むしろマイナスでしかない。

 マスコミの意図的な仕掛けに乗りやすく、踊りやすい現代日本のマス(あるいはモブ)は、潜在的なファシズムの格好の温床を形成しつつあるといっていい。

 青山ブックセンターの破産は、超ベストセラー集中型のファッショ的読者層が引き起こした必然のような気がする。

 (追伸:「21世紀の歩き方大研究」の新世紀つれづれ草に、「生命は9億年前、性と引き換えに個としての死を受け入れた」をアップロード)
 

   
朝刊1面最初の3文字 朝日‥「厚生労」 毎日‥「三菱東」 読売‥「経済再」 日経‥「三菱東」 

本日の地球 南京市に「泣きバー」が登場。ホワイトカラーの中国女性たちの、ストレス発散の場として大人気。店内には、催涙効果のある唐辛子や、自由に割っていいコップも。日本にも登場するか。

21世紀の残り日数 35231日

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