エアコンの水漏れにメーカー逃げ腰、感電覚悟で自力修理
20日ほど前のことになるが、居間のエアコンから雨漏りのような激しい水漏れが始まった。
ダ○○ンのサービスセンターに電話して、かけつけた担当者がエアコン室内機のカバーを外して2、3分で修理は終わった。
確か、数年前に同じように水漏れが起きた時は、高圧ノズルのようなものを排水口に入れて、パイプの中にたまっているホコリなどを吹き飛ばしていたはずだが、こんな簡単な修理でいいのだろうか、と不安がよぎる。
この不安は的中し、先週の木曜日にまた水漏れが始まった。
再度の電話でかけつけた前と同じ担当者は、低姿勢ながら、「メーカーが修理できるのはエアコン本体までで、排水パイプの途中に問題がある場合は、対応のしようがない」という。
「前回は高圧ノズルでやってもらった記憶があるが」と尋ねると、担当者は「フロンガスの規制によって、その方法は今禁止されている」という。
とりあえず水漏れを止めた後、担当者は次のようにクギを刺して帰って行った。
「この次に水漏れが起きたら、パイプ洗浄業者に頼むか、あるいは自分で乾湿両用クリーナーを購入して、ベランダ側の排水口からパイプの中のものを吸い取るしかありませんね」
その翌日、また水漏れが始まった。
乾湿両用クリーナーも買ってないし、パイプ洗浄業者を自力で探してもいつになるか分からない。
この猛暑の中、水漏れを止める方法として、僕が考えついたのは、普通のクリーナーを使ってパイプの中に詰まっているものを吸い取ることだった。
水分の吸収に対応していないクリーナーなので、感電の危険がある上に、水分をモロにかぶるモーターが壊れてしまう可能性も大きい。
しかし、やる以外に方法はない。クリーナーのホースを、ベランダに出ているエアコンの排水口に当てて、隙間が出来ないようタオルを巻いて、スイッチを入れる。
ウィーン、ゴボゴボゴボ、というもの凄い音とともに、2部屋の床の下を通っている排水パイプの中身が吸い取られていくのが分かる。
感電しないよう注意を払うのに気を取られて、吸い込んだ水分がどうなっているのか見もしないまま、5分ほど吸い込みを続ける。
ようやく作業を終わって、クリーナーを見て飛び上がった。なんと、クリーナーはバケツ1杯分ほどの水を吸い込んで、そのまま床の上に吐き出しているではないか。
排水パイプが詰まっていたため、これだけの水が外に流れることなくたまっていたのだ。これではエアコンから水漏れが続くのは当然だ。
クリーナーは一日かけて乾燥させ、水分を蒸発させて、とりあえずは、故障もしていないようだ。
それにしても、ユーザーにこのようなことを強いるメーカーの姿勢には、大いに疑問を感じる。
なぜ修理の担当者は、乾湿両用クリーナーくらい用意して来ないのだろうか。
この次にエアコンを買い換える時は、水漏れした場合に排水パイプも含めて対応してくれるメーカーの製品にしようと決めている。
追記:この記事の続報として、05年6月24日に「エアコンの水漏れ、1年後の顛末」を掲載した。
朝刊1面最初の3文字 朝日‥「パキス」 毎日‥「政府は」 読売‥「日本、」 日経‥「トヨタ」
本日の地球 先月から続く南アジアのモンスーンによって、インド、ネパール、バングラディシュ、ブータン、アフガニスタンの5カ国で2300万人が被災。伝染病の懸念も広がる。こうした国々の災害はほとんどニュースにならない。
21世紀の残り日数 35230日
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