2億円は当たらずとも、レジでの777円にラッキー
2億円の当たりくじを、水害見舞いにポンと寄付した太っ腹の持ち主は、どういう人だろうかと、想像してみる。
もともと大金持ちなのだろうか。いや、違うような気がする。大金持ちならば、お金はいくらあっても困らないことを知っているから、寄付などしないのではないか。
僕は、寄付した人は、こつこつと堅実でつつましい人生を歩んできた苦労人に違いない、と思う。そして、たぶん人生の残りをほどほどに過ごす程度の蓄えはあるが、決して金持ちからは程遠い人。
この人も、当選したことが分かった時には目を疑い、この大金をどうやって使おうかと、あれこれ夢をめぐらせたことだろう。
だが、あれこれと2億円の使途を考えれば考えるほどに、むなしさもまた広がっていって、この人は自分が2億円を持つことの無意味さ、不遜さを、つくづくと感じたのかも知れない。
僕だったら、2億円の当選券を寄付する度量があるだろうかと考えると、やはり出来ないような気がする。
ていうか、僕は何十年も宝くじを買い続けた結果、絶対に当選はあり得ない、という結論に達して、数年前から購入をきっぱりとやめている。
今日、コンビニのレジで、僕の買った合計が777円だった。
ただそれだけのことで、景品をもらえるわけでもないが、「わあ、ラッキーですね。大当たり」と、中国人の女性店員さんが喜んでくれた。
消費税込みで、ちょうど777円になるように買い物をするというのは、やろうと思ってもなかなか出来るものではない。
僕には、ささやなかこのラッキーで十分である。
朝刊1面最初の3文字 朝日‥「介護保」 毎日‥「政府は」 読売‥「一九九」 日経‥「政府は」
本日の地球 タイとミャンマーの国境付近で地雷を踏んだゾウに、義足をつける計画。数十年に渡って埋設された地雷の多くは、雨で流されて在処も不明。人間も動物も手足を吹き飛ばされている。
21世紀の残り日数 35221日
| 固定リンク
コメント