ブログは消耗品か耐久財産か
ブログを開設して、今日で10日目となる。昨日までは、ケータイで撮った写真を連日掲載して、かなり長い文章を掲載してみたが、ここらで一回、ブログについて僕なりに中間総括してみたい。
Webの日記とも掲示板とも異なり、むしろパソコン通信に近いものがある、ともいわれるブログだが、10日間書いてみて、最も大きなとまどいは、ブログの記事は開設している本人(管理人)にとって、消耗品なのか耐久財産なのか、という点だ。
僕が作っているWebサイトには、日記風エッセイのコラムがすでにあり、これまで770本にのぼるバックナンバーを自分で見出しをつけて一覧にしてあり、自分ではWebサイトの中の耐久財産だと思っている。
一方、このたび始めてみたブログは、Webとは比べ物にならないほど操作性が良く、写真の掲載も記事の更新もサクサクと簡単に出来る。
その利便さの反面で、ブログに書いた記事は自分にとっての耐久財産になりうるのか、という危うさも最近は感じるようになった。
あたらしい記事が追加されるにつれ、古い記事ほどしだいにバックナンバーの奥におしやられていくのは、Webでも同じことかも知れないが、古くなったブログは誰かが読んでくれるものなのだろうか。
もしかして、ブログ記事の鮮度はわずか2、3日の命であり、その意味では生魚並みの生鮮食品といってよく、自分もしくは読んでくれる人たちが見た後はそれでおしまいの、いってみれば消耗品なのではないか。
この耐久財産か消耗品か、という疑問に関連して、自分のブログは誰のものなのか、ということもはっきりさせておく必要があると思う。
ブログ周りのデザインやレイアウトは、ブログの場を提供している会社(僕の場合なら、ニフティ)のものなのか、それともデザインを自分なりに工夫して変更を加えていれば、自分のものと言えるのか。
もっと重要なのは、その中身すなわち記事や写真、それに関連するコメントは、自分のものといっていいのか、ということだ。
自分のブログが自分のもの、であるならば、過去の記事や写真などバックナンバーのバックアップについて、サービス会社おまかせでいいのか、という問題が出てくる。
Webに設置しているレンタルの掲示板では、突然の閉鎖やホストコンピューターのダウンなどによって、掲示板データが一瞬のうちに消滅してしまう事態はめずらしくない。僕も、レンタル掲示板のデータ消失は2回経験しており、うち1回はバックアップをしていなかったため、永遠にデータは消えてしまった。
ブログはまだ歴史が新しく、書き込んだデータが消失したという事件は聞いていない。しかしこれは、いずれ起こり得ることのような気がする。
ブログの記事が消耗品ならば、古いデータが吹き飛んでも、それほど騒ぐほどのことはないのかも知れない。
ただ、僕はやはり、自分で書いた記事や写真、それに対するコメントなどは、消耗品ではなく、耐久財産として大切に保管していきたいという気がする。
レンタル掲示板でもそうだが、自分のブログでありながら、最もかんじんのコンテンツが、手元のパソコンの中に一切何も残っていない、というのがとても気になるのだ。
朝刊1面最初の3文字 朝日‥「朝日新」 毎日‥「昨年8」 読売‥「政府は」 日経‥「日本経」
本日の地球 中国・故宮博物館の近くに、チタンとガラス製の巨大ドーム出現で景観論争。これも改革開放政策が着実に進んでいる証か。
21世紀の残り日数 35244日
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コメント
うは。ほんとだ。
それよりもっと上位に、わたしが常連となってる
ブログが(笑
なんか、世界がせますぎですね。
投稿: 秋葉OL | 2004/07/05 23:11
ヤフーで「パソコン通信 ブログ」で検索していたら、秋葉OLさんの6月3日の記事が上位から13番目に出てきました。凄い! なんか感激しました。こうなると消耗品どころか、立派な恒久財産ですね。
バックアップはいろいろ試みていますが、ページを取り込んでもホームページビルダーで扱おうとすると、グジャグヂャに崩れてしまってお手上げです。
投稿: BANYUU | 2004/07/05 10:05
バックアップについては気にかかるところですね。
ブログはもともとニュース系だから、
消耗品ではあるのかもしれませんが、
自分のとこは、検索エンジンでいろんな言葉で
ひっかかってくるので、古い記事が案外みられているのです。ひっかかりやすいのもブログの特徴。
コメントやトラックバックもまた、本来、補いあうという意味だと思うので、財産だと思います。
投稿: 秋葉OL | 2004/07/05 00:35