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2004/08/16

なぜ海外からのHP更新が簡単に出来ないのか

20世紀が終わろうとする1998年から2000年くらいにかけて、一つの幻想があった。

それは21世紀になれば、モバイル・コンピューティングが一気に普及して、世界のどこからでも、自分のホームページの更新を簡単に行うことが出来る、というものだった。

よく例として挙げられたのは、エベレストの頂上からでも南極からでも、自分を入れて写した旅行先の写真を付けて、記事とともにアップロードできるようになる、といわれていた。

しかし、21世紀も4年目の後半になるのに、海外からのホームページ更新をやるためには、ノートパソコンのほかに大変な周辺機器をそろえ、なおかつ通信会社との複雑な契約や設定が必要だ。

なぜ、世界どこからでも出来るモバイル・コンピューティングが、掛け声倒れに終わってしまったのか。

これは2つの側面から問題にされる必要がある。

まずパソコン側についていえば、デスクトップ、ノートともに、OSなどの性能の向上には熱心だったが、モバイルについてはケータイにまかせて、パソコンとしては完全に放棄してしまった感がある。

一方の通信側であるが、ケータイの目覚しい進化によって、鮮明な静止画や動画をメールに添付して送るところまで出来ているのに、普通の(!)インターネットとの連携を最初から視野に入れていなかった。

パソコンと通信の決定的な不仲によって、いつまでたっても海外からのホームページ更新すら簡単にいかない状況から抜け出せないでいる。

もっとも少しずつではあるが、改善はされつつある。

ブラウザを搭載して、インターネットの普通のサイトを閲覧したり書き込みをしたりすることが出来るケータイが現れ、また海外で撮影したばかりの100万画素クラスの写真をメールに添付して、パソコンなしでケータイだけで日本に送ることが出来る機種も登場している。

歩み寄っているのはケータイ側で、パソコン側は相変わらず怠慢だ。

ここまできたら、ケータイ側につぎのことを期待したい。

ブラウザを搭載して、インターネットの普通のサイトの閲覧・書き込みが出来るとともに、撮影した写真を海外からそのままメールに添付して日本に送れる機能を併せ持つこと。これは別々の機種で出来ているのだから、機能を合わせればすぐ出来ることだ。

せっかくなら、静止画は200万画素に。ついでにノキアのように携帯にフルキーボードが欲しい。ここまではやる気さえあれば、すぐにでも作れるはずだ。

メーカーの次の手を、期待したい。


21世紀の残り日数 35201日

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