やわらかくて強い女の子たちに、日本の未来を託そう
新宿の地下通路に、さまざまなコピー文だけが、赤い色を背景に延々とちりばめられた巨大な広告ポスターが登場した。
コピー文は、たとえばこんな内容だ。
がんばってる子は、1.5倍かわいく見えるよ。
今日、だれかほめた?
きっと、大丈夫。
女の子は、やわらかいから強いんです。
なんの広告だろうか、と目をひかれる。
メーカーの名前は探さないと分からないくらい控えめに書かれているが、これはチョコレートの広告だ。
そしてコピー文は、すべて若い女性たちに発信されている。
とりわけ、「女の子は、やわらかいから強いんです」というコピーは、今の時代が求めているものを端的に示しているように思える。
僕が、このコピーから思い浮かべたのは、520人の犠牲者を出した1985年の日航ジャンボ機墜落事故で、生存していた4人が4人とも女性だったことだ。
なぜ女性ばかり4人が生存することが出来たのかについては、当時、医学的、生理学的な立場からさまざまな分析がなされた。
多くの人たちが指摘したのは、女性の体のやわらかさだ。それに加えて、女性の精神的なやわらかさ、気持ちや心構えのやわらかさ、を指摘する声も多かった。
僕は、硬直しきって未来が見えない混迷の日本を、破滅から救う道がもしあるとすれば、それは女性のやわらかさしかない、と思う。
日本をすっかり駄目にしてしまったのは、政治から経済、スポーツまであらゆる分野に居座り続けている石頭の頑固老人たちであり、それを乗り越えようともせずに揉み手でへらへらしているオヤヂたちだ。
男がなにごとにもしゃしゃり出るのは、もうやめた方がいい。
やわらかくて強い女の子たちに、日本の未来をあずけたっていいではないか。
その方がきっと、勝つことよりも優しくすることを優先させ、おたがいに手を差し伸べあってみんなで生きていく、住みやすくて希望の持てる社会になる、と僕は確信する。
21世紀の残り日数 35187日
| 固定リンク
コメント
差別ですね
投稿: 男性差別反対 | 2008/11/03 15:44