「大蔵大臣」で登録商標が出来るとは驚いた
今朝の日経新聞の広告欄に、いきなり「大蔵大臣」の大きな文字が。
さらにそこには、「大蔵大臣」は応研株式会社の登録商標です、と書いてある。
「大蔵大臣」で登録商標できるとは驚きだ。
たいていの人は、このような名称は認められるはずがない、と思って最初から登録申請をしてみようという気にもならないだろう。
去年、大きな話題となった「阪神優勝」の登録商標は、これに異議を申し立てた阪神球団の主張が認められて、結局、商標登録は取り消される結果となった。
「大蔵大臣」が商標として認められたのは、ひとえに大蔵省という名前が消えて、財務省になったことが大きいのではないか、と僕は推察する。
つまりは大蔵大臣という職はもはや存在せず、公的な名称ではないという解釈なのだろう。
それに引き換え、総理大臣や外務大臣は現在もれっきとした公職名なので、商標登録は認められないだろう。
では文部大臣や厚生大臣、労働大臣などは認められるだろうか。文部科学大臣や厚生労働大臣とは、違うといえば違うし、ビミョーなところかも知れない。
現在では存在しない職名なら、商標登録できるのであれば、関白太政大臣や征夷大将軍などはどうだろうか。いやすでに、商標登録されているのかも知れない。
それにしても「大蔵大臣」の名刺を差し出されたら、人はどういう反応を示すだろうか。その場面を見てみたい。
21世紀の残り日数 35213日
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コメント
この会社が出している経理ソフトシリーズが「大蔵大臣」のようです。大蔵省が廃止になってすぐ、登録申請したのでしょうか。
ほかの会社の経理ソフトでは「勘定奉行」なんてのもありますね。
投稿: BANYUU | 2004/08/06 10:28
経理ソフトでこういうの
ありませんでしたっけ?
投稿: 秋葉OL | 2004/08/06 00:50