さよなら猛暑の夏、ビルの外に出れば秋の雨
ビルの中にいるうちは、外の天気というものは全く分からないものだ。
とくに、さまざまな機能が備わった大きなビルは、外の天候の影響を全く受けることなく、すべての物事が進んでいく。
外に出て初めて、雨が降っていることに気付いた。
天気予報では今日の降水確率は20%だったので、降らないような気になっていた。どうも天気予報は継続する天候には強いが、変化する天候には弱いような気がする。
シトシト降る夜の雨は、夏の間の雨とは明らかに異なる秋の雨だ。
昨日は秋のお彼岸だったので、もう昼の長さより夜の長さの方が、わずかではあるが長くなっている。
これからは、どんどん夜の長さが増していって、冬至をはさんで半年間は、夜の長さの方が長くなる。
つい先日までの猛暑を思うと、このことは意外な気もするが、暦はまごうことなく秋そのものだ。
気温も、いつまでも猛暑の残影を引きずっているわけにはいかない。
さよなら、猛暑の夏。今年の秋は短いだろうか、それともかなり長い秋になるのだろうか。
2004年も、あと3カ月と6日になった。
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