西安から、3日目のモブログです
西安からのモブログ3日目、今日は9月7日、火曜日です。街の電光掲示板などに中国語で火曜日を意味する「星期二」の文字が光っています。
今日の西安は、午前中よく晴れていて、日なたでは暑いくらいでした。いまはやや日が陰ってきて涼しくなっています。
写真は、繁華街につながる炭市街副食品市場という大きな市場の、ついさきほどの様子です。大勢の地元の人たちで、ごったがえしています。手前に見えている果物はザクロです。
活気あふれるこの市場では生肉から香辛料まであらゆる食品が売られていて、とりわけ新鮮な魚貝類の豊富なことにはびっくりです。内陸部の街とは思えないほど、いろいろな魚やカニ、エビなどが所せましと並べられています。
ウナギ、ザリガニ、ナマズ、カメ……
生きた様々な鳥も食材として売られています。鳥にまじってウサギも売られています。ウサギとカメで、かけくらべをさせることも出来そうです。
市場だけでなく、街を歩いていると、あちこちから、おいしそうないい匂いがしてきます。餃子や包子、店頭で焼く羊肉などさまざまな匂いは、アジアの匂いとイスラムの匂いがまじりあったような、どこか懐かしい匂いです。
今回、添乗員もガイドもなしに非英語圏の国を旅してつくづく感じていることは、「言葉をしゃべらない限りは、ゼッタイに食べ物にありつけない」という、あたりまえの真理です。
ごく初歩的な中国語はインターネットの講座などで少し、かじってきたのですが、これを実践で使うとなるとなかなか難しいものです。
街の中心部にある五一飯店という人気の包子などの店は、街路に面した売り場で湯気のたつホカホカの包子を一個一元(約13円)で売っていて、いつも若い人たちを中心に黒山の人だかりです。
歩き疲れてお腹がすいていた僕は、どうしてもこれを食べたくてたまらなくなり、鳥肉、海老、野菜のそれぞれの包子を注文することにしました。そこで中国語会話のメモを見て言い方を確認し、人だかりの中に突入しました。
ここではお札を差し出して早く注文した者の勝ちで、僕がモタモタしている間に、ほかの人たちがどんどん先に買っていきます。
空腹はますます募っていきます。もう恥ずかしがっているわけにはいきません。さっきメモで確認したとおりに叫んでみます。リャンガ ジーロウ。イーガ シアロウ。イーガ……えーと、えーと、野菜は何だったっけ。
僕のお札を受け取った売り場のお兄さんが、早くしろという目付きで睨んでいます。「野菜を食べると秀才になる」(!?)と覚えたんだった。そうだ、シューツァイだ。
イーガ シューツァイ!
何度も叫んでいるうちに通じたらしく、僕はようやく4個の包子を手にすることが出来ました。しめて四元、全部で50円ちょっとです。
小さな幼児が言葉を急速に覚えていくのは、なによりもまず食べたり飲んだりするために必要に迫られるからではないか、という気がします。
明日も引き続き西安からの実況モブログ(?)です。
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コメントを読めても書き込めないので、以下はコメントモードです。
☆tomoさん
パオズ ヘン ハオチー。僕の携帯で画像も見れていますが、画面が小さく、きれいなのかどうか自信がありませんでした。きれいであれば何よりです。
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