快晴の西安から、4日目のモブログです
西安からのモブログも、はやいもので4日目となります。今日は9月8日、水曜日。
西安は、朝から雲一つない快晴です。空気もカラッとして気持ち良く、これでようやく内陸乾燥地帯の西安という感じです。
写真は、鐘鼓楼広場の角にある開元商城という大きなデパートの、西側玄関付近の様子です。左の向こう側に鐘楼が見えています。
デパートに入って圧倒されるのは品揃えの豊富さで、高級ブランド品も日本のデパート並みに数多く揃えられています。
2階の化粧品フロアは、ゴージャスな雰囲気といい、売り場の女性たちの様子といい、日本の伊勢丹や高島屋あたりと見みまごうばかりです。
西安は北京や上海に比べて経済的に立ち遅れている、とも言われていますが、城壁に囲まれた都市部に限っていえば、とても都会的で洗練されたオシャレな街という印象を受けます。
よく日本の京都と比較されるように、古い伝統や文化を守りながら新しいものを進んで取り入れていく、先取の空気のようなものが、西安の街そのものにあるように感じられます。
学生の街であり若者の街であり、観光の街であることも京都によく似ています。道路が碁盤の目のように、東西南北にきれいに通っているのも、似ています。
というよりか、京都の町並みのほうが、長安と呼ばれていた西安にならった、といったほうがいいのかも知れません。
その西安にも、外資の波はヒタヒタと押し寄せてきています。
僕が宿泊しているホテルもアメリカ資本の系列ですし、街中にはマクドナルドやケンタッキーがいたるところに店舗を出しています。
とはいえ、コンビニが見当たらないのは、不思議な気がします。銀座通りや新宿通りにコンビニがないのと同じで、少し引っ込んだ通りに入ればあるのかも知れません。
大都会の西安ですが、街を行く人達の信号無視ぶりには、度肝を抜かされます。
赤信号でも車が来ないうちに渡るのは、まだ分かりますが、ここの人達はみな、赤信号でしかも車が左右から走って来ているのに平気で渡って行きます。老若男女みな同じですが、とくに若い女性たちは大胆で、車を全く怖がりません!
車のほうも心得たもので、歩行者を上手に除けながら走り抜けていきます。一方で、歩行者側の信号が青なのに、右折左折の車はお返しといわんばかりに、歩行者の間に突っ込んできます。
交差点はいつも、信号などあってもなきが同然の、車と歩行者とのスクランブル状態です。
しかも日本と逆に車が右側通行なので、僕などは西安の人達にくっついて行かないと、危なくて渡れません。
朝夕のラッシュ時には、交通整理の係員や警官が立つところもありますが、それでも信号無視で渡ろうとする人達は後を絶たず、ピーピーと警告の笛の音が響きっぱなしです。
もっと大きな、車の通行量の多い幹線道路の交わる交差点はどうかというと、こちらは歩行者のための通路が地下道になっていて、上りも下りもエスカレーター付きです。
初めて気付いたことですが、西安には横断歩道橋というものがないのです。
歩行者は、大きな交差点では地下道を通り、それ以外の交差点では信号無視という、両極端。どちらにしても、信号に従って渡るということが苦手のようです。
明日も西安からのモブログを続けます。
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