東京オリンピックからまもなく40年
「表」のサイト「21世紀の歩き方大研究」に、今日が東海道新幹線開業40周年であることに関連して、僕の新幹線初乗車のハプニングについて記した。
新幹線が開業したのは、1964年10月1日だった。東京オリンピックはその9日後に開幕した。
ということは、今年の10月10日は東京オリンピック開幕40周年ということになる。
40年前、僕はいったい何を考えながら、何をしていただろうか。
通りがかりにたまたま目にした、聖火リレーの白煙を上げる白い炎のまぶしさが、一瞬、目に浮かぶ。
この聖火の白い炎は、僕の心にいまも鮮やかに焼きついている。
女子バレー決勝の、日本対ソ連。僕はどっちを応援していただろうか。日本だったかも知れないし、どちらも応援していたような気もする。
その瞬間は、テレビの実況アナウンサーも、状況がとっさにはのみこめなかったらしい。
審判の手が上がって笛が鳴り、ソ連のネットタッチによって日本の金メダルが決まったと分かっても、そのあっけなさに、なんだか拍子抜けしたものだ。
40年といえば、人生の半分だ。この間に、時代は大きく変転した。
ベトナム戦争、オイルショック、バブルの崩壊、ソ連の消滅と東欧社会主義の崩壊、9.11テロ、アフガン戦争、イラク戦争。
当時、人生はこれからだった僕も、いまや人生の残り時間を数えた方が早くなっている。
若い頃に戻りたいとは言わない。
時間がこのまま止まってくれたら。このまま老いることなく、いまの時間の中で生きていけるなら‥‥。
それがもしも叶うのならば、悪魔に魂を渡したっていいではないか、という気がしてきた。
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