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2004/10/15

両生類の3分の1が絶滅危機、半鐘の連打が聞こえる

半鐘が連打されている。火事が近くで起きているのだ。これをスリバンという。

スリバンが鳴っているのに、お神輿やお神楽に夢中になっているおじさんは、火事で家を焼かれてしまう。

これは、美空ひばりの「お祭りマンボ」だが、全く関係ないニュースを読んで、僕の頭の中にお祭りマンボのメロディーが狂ったように流れている。

そのニュースは、地球上の両生類5743種のうち、32%が絶滅の危機にあることが専門家チームの調査で明らかになった、というものだ。

1980年からこれまでに、すでに122種の両生類が絶滅したという。

日本では近畿・北陸のアベサンショウウオや沖縄のイシカワガエルなど20種が絶滅リストに入っていて、危機種の比率の高さは世界14位、先進国としては最悪である。

両生類は、炭鉱のカナリアと同様に、環境の危機に最も敏感に反応する。

地球は人間だけのものでない。そのことが、各国の指導者たちや産業界はまったく分かっていない。

戦争だ、テロとの戦いだ、市場経済だ、国際競争力だ、成長率だ。そーれ、みんな国家とともに踊れ歌え、ピーヒャラ、テンツク‥‥

先進国も途上国も、実体のないお祭りに夢中になっている。

半鐘の連打が聞こえないだろうか。両生類たちが死に絶えながら、最後の力で鳴らしているスリバンの音が。

地球の全域で、どこもかしこも、火の手が迫ってきている。

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