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2004/10/22

相次ぐ台風で野菜暴騰、レストランからサラダが消えた

今日、お昼に入ったレストランに、こんな張り紙があった。

「生鮮野菜が入荷困難のため、サラダ類のメニューを当分の間、販売中止とさせていただきます」

死者72人、不明16人という台風23号の多大な被害に目を奪われている間に、生鮮野菜の価格が目玉が飛び出るほどに暴騰している。

とりわけひどいのがレタスで、月初めの値段の8倍に急騰。トマト、キュウリも4倍になっている。トマトは6割アップだ。04-10-22_18-511.jpg

近所の市場をのぞいて見たら、レタス1個が680円になっていて、値段の表示に「ゴメンナサイ」と書かれていた。

この原因は、上陸記録を大きく更新している台風襲来に加えて長雨続きも重なり、産地が壊滅的な打撃を受けているためだ。

本来ならば1面トップで扱ってもいい今回の野菜急騰を、新聞で伝えているのは日経の商品欄くらいのものだ。記者クラブでパソコンをたたいている記者には、世の中が見えるはずもないが。

今夏の記録的猛暑、秋の異常な長雨、すでに10個を記録している台風の上陸。これらの背景にあるのは、ジワジワと確実に進行の速度を速めている地球温暖化があることは、もはや誰の目にも明らかだ。

いまだに温暖化との因果関係は明らかではないなどと言い続けている御用学者、エセ研究者たちには、即刻退場願いたい。

餓えから人里に下りてきて射殺されるクマたち。水没したバスの屋根で助けを求める37人の姿。レストランから姿を消した野菜サラダ。

これらは、バラバラの出来事ではない。この背後に進行している危機は、同一のものだ。

もはや、時間はあまり残されていない。

政治家やお役人、産業界が思い腰を上げた時には、手のほどこしようがない事態になっているだろう。

僕には、もうすでに手遅れだという気がしてならない。

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コメント

葛葉さん、トラックバックありがとうございました。近所の市場では、レタス以外では、ほうれんそうが一把398円、トマト1パック358円、キュウリ1パック298円と、大変な高値になっています。野菜が高嶺の花だなんて、非常事態ですね。

投稿: BANYUU | 2004/10/22 23:53

レタスやトマト、もう、買えないです。
いざとなったら、庭の雑草でも食べましょう。
トラックバックさせていただきました。
手遅れでないことを祈りながら……

投稿: makiko kuzuha | 2004/10/22 23:08

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» 予測出来ない未来へ [葛葉真紀子の棚]
今朝、忙しい中、テレビを見ていたら、「とかげ」の去った後の特集をやっていました。 [続きを読む]

受信: 2004/10/22 23:04

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