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2004/10/23

東京で震度4、いつか起きる大地震にどう臨む

新潟県小千谷市で震度6強。大きな被害が出ている模様だ。

東京でも震度4。その後も余震がひんぱんに続いている。船に揺られているような感じだ。

この程度の揺れなら、身をまかせているしかないが、頭をよぎるのは、そう遠くない将来に起こるであろう東京大地震のことだ。

すでに関東大震災から80年が経過している。過去の大地震の記録からみても、東京で直下型などの大地震はいつ発生してもおかしくない。

備えあれば憂いなしというが、確実に起こるであろう東京大地震に対して、有効な備えというのはあるのだろうか。

あちこちで家屋やビルが倒壊して、大規模火災が東京のいたるところで発生し、数万人が死亡し、数十万人が負傷するような巨大地震に対しては、防ぎようもないし、多少の備えなど吹き飛んでしまうような気がする。

今年相次いだ台風の被害もそうだが、人間は大自然の前に極めて微力であることを、みんなが共通認識として持っておく必要があるだろう。

僕の考えでは、巨大地震に対しては、なるようにしかならないと思って、自然体で臨むしかないと思っている。

だが、そのためには、これ以上、人為的に地球を壊すことだけは止めるべきだ。

人為的な地球破壊による被害は、もしかすると巨大地震なみか、それを上回る被害を、すでにもたらしつつあるのではないか。

それもまだ序の口という気がする。温暖化やオゾン層破壊による本当の被害が表面化してくるのは、これからだ。

米国務省の副報道官が、「我々は京都議定書が米国にとって現実的なものとは考えない。署名、批准の意思はない」と22日、あらためて協調した、と今日の夕刊に載っている。

なんと身勝手、なんと傲慢、なんと愚か、そしてなんと低劣。

ぶざまな見苦しさ、吐き気をもよおす醜悪さをこれだけ見せ付けられると、この超大国が崩壊する日の一日も早く来たらんことを、切に祈るばかりだ。

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