新宿書店大戦争、紀伊国屋の目の前に90万冊のジュンク堂
新宿を舞台にした書店大戦争の火蓋が切っておとされた。
改装中だった三越新宿店の7階と8階に、90万冊という品揃えを売り物にしたジュンク堂が30日、オープンした。
紀伊国屋書店本店の目の前であり、今朝の新聞に載ったジュンク堂の全面広告には、わざわざ「紀伊国屋書店新宿本店前」と目立つ文字で書かれている。
さっそく行ってみた。本の並べ方は、図書館のような背の高い書架に入っていて、平積みで置いてあるものは、レジ付近以外ではほとんどない。
本をじっくり選びたい人向きといえようが、なんとなく入って、表紙や体裁が気に入って買ってみようという人には、つかいにくいような気がする。
また、書架と書架の間に入ってしまうと、店内を見渡すことが出来ず、僕なんかは閉所恐怖症のような息苦しさを感じてしまう。
それに、たどりついた書架に目的の本がないとき、どこの書架に行けばあるのかのナビゲーションが、分かりにくい。
とはいえ、紀伊国屋の方も1階から8階までフロアが分散していて、5回から上にはエスカレーターがなく、いつも3基のエレベーターが満員なのはつらい。
新宿書店戦争では、ABC(青山ブックセンター)のルミネ1、ルミネ2の両店舗を、阪急電鉄系のブックファーストが引き継いで営業していて、こんどのジュンク堂オープンで全面戦争となった形だ。
僕の採点では、なんの目的もなしに本をみて回る楽しさでは、ブックファーストが一歩抜け出ているように思うのだが。
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