旅人としての時間の中で、いろいろあった2004年
今日のブログは、「表」サイトと連動して書いてみる。
月日は百代(はくたい)の過客(かかく)にして行かふ年も又旅人也。
今年もあと2カ月。今年ほど、芭蕉の「奥の細道」序文の言葉が身にしみる年はなかった。
2004年は、なんと多くのことが、なんという速さで、起こった年だったことだろうか。
「地球カレンダー」の出版の話が出たのは、節分の2月3日ごろだった。その後、僕は2月末に京都へ行って、何十年ぶりかに学生時代の懐かしい仲間たちと再会している。
この前後、20歳のころの僕と、地球の46億年の歴史が、意識の中でミックスされて、時空をふわっと飛び越えたような不思議な感覚に浸っていた。
記憶すらぼろぼろになってしまった、過ぎた時間への追憶と思慕。どこかへ行ってしまった時間。どこにも存在しない過去。にもかかわらず、現在をがっちりと規定して、一切の逸脱を許さない過去。
こうした中、「地球カレンダー」の出版は順調に作業が進み、5月25日に刷り上がりが出来てきた。
僕がブログを始めたのは、それからちょうど1カ月後の6月25日からだが、僕をブログに結びつけたのは「地球カレンダー」だったともいえる。
ブログを始めたことは、これまでパソコンに向かって、ウェブサイトの維持・更新だけを、引きこもり気味にやっていた僕の人生を転換させた。
まず、初めてカメラ付きのケータイを持つようになった。それを持って、初めての海外一人旅として西安に出かけ、写真付きモブログを7日間行ってみた。
ブログを通じての出会いもいろいろあった。
時間が旅をする。その時間とともに旅をする。旅は道連れ。出会いもまた旅である。
(表の新着情報:「21世紀の歩き方大研究」の新世紀つれづれ草に、「時間が旅人ならば、どこからどこへ旅をしているのか」をアップロード)
| 固定リンク
コメント