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2005/01/20

火星で見つかった隕石の写真に思う

NASAの火星探査車オポチュニティーが、火星の地表で見つけた隕石の写真が、今日の夕刊各紙に載っている。

無人の世界に、ぽつんと落ちているバスケットボール大の隕石。大小の穴がたくさん開いている隕石の写真は、極めて鮮明で、これを見ていると不思議な気持ちになってくる。

オポチュニティーは、この隕石を見つけると、表面のほこりをブラシで掃除して、写真を撮影したという。

人間も生物もいない(たぶん)世界で、オポチュニティーが一生懸命、見つけた隕石の表面を掃除してきれいにしている光景を想像してみる。

オポチュニティーは、もちろん視覚センサーを備えているのだが、思考や意識はどの程度あるのだろうか。

幾分でも、思考する能力があるならば、「コレハ、ナンダロウ。キレイニ、ミガイテカラ、シャシンニ、トロウ」などと、つぶやいたのかも知れない。

この隕石は、いつごろ落ちたものだろうか。火星に落下した時は、どんな様子だったのだろうか。

火星には大気がないから(すべて失われてしまった)、大気との摩擦で流星として輝くこともなく、突然、音もなく、というよりも大気がないから音も出ない状態で、すっ、と地表に落ちたに違いない。

衝撃で砕け散った様子も見られないが、地表の方は穴が開かなかったのか、不思議だ。

落下の様子を見ていたものは、たぶん誰もいないし、何者も見ていなかった。

そしてこれまで、隕石は長い長い火星の時間をだれにも見つけられることなく、落ちた場所にじっとしていたのだ。

地球以外の惑星で隕石が見つかったのは、これが初めてという。

土星の衛星タイタンの鮮明な写真にも驚いたが、この世界は地球の外にも大きく広がっていて、とてつもなく茫漠として荒涼としているようだ。

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