平成がスタートして今日で満16年
いつものことながら、今年は平成何年になるのかが、すぐに頭に浮かんでこない。
何か提出する書類に元号を記入しなければならない時には、カレンダーを見るか新聞の日付欄をみるかして確かめている。
今年2005年は平成17年なのだが、これは平成になって17年になるというわけではない。
昭和天皇が亡くなったのが1989年1月7日で、翌1月8日から平成元年がスタートした。
ということは、今日1月8日で平成が満16年を迎えたことになる。
16年前の1月6日夜、僕はたまたま泊まり勤務だった。7日未明、会社の宿直室のベッドで寝ているところを、僕はたたき起こされた。
天皇が危篤になったらしく、宮内庁が間もなく会見を行う、という。あらかじめ呼び出し要員に決まっている部員の家に、電話をかけまくる。
社会部に行ってみると、まだ夜も明けやらぬ中を、社の幹部たちまでかけつけていて、騒然としている。
号外の手配、予定稿の手直し、関係者の談話や街の表情の取材。テレビでは刻々と、宮内庁のあわただしい動きを伝えている。
宮内庁の会見が始まった。「天皇陛下においては‥崩御あらせられました」。歴史的なこの一瞬に、編集局中が「おおっ」とどよめき、それぞれがワッと自分の仕事にかかる。
小渕さんが、あの「平成」の元号をかかげて発表したのは、この日のことだった。
それにしても、元号と西暦の二重構造は、時代の意味をあいまいにし、時代が発する問いかけをぼやけさせてしまう。
このあたりで、官公庁もすべて西暦に一本化したらどうだろうか。世界に通じる日本をめざすならば、いつまでも元号でもあるまい。
(表の新着情報:「21世紀の歩き方大研究」の新世紀つれづれ草に、「凋落『紅白』を象徴した旗上げゲームの愚劣と歌手への侮辱」をアップロード)
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コメント
16年前というと、その定期券は通学定期ですね。秋葉OLさんは、哀愁の女学生だったのでしょうか。
今年が昭和80年にあたると、今朝の天声人語でも書いていますね。天文年鑑の冒頭では、今年は大正94年、明治138年にあたると書かれています。
投稿: BANYUU | 2005/01/09 10:42
わたしの定期券は昭和64年1月8日までになっています。1日おしい。
平成と西暦どころか、昭和に換算して計算したりして、ややこしい。
今年は昭和80年ですか。
投稿: 秋葉OL | 2005/01/09 01:41