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2005/02/12

自分のところのエレベーターに閉じ込められドキリ

つい数日前に、うちのマンションのエレベーターの定期点検があったばかりというのに、エレベーターのドアの調子がおかしい。

開きかけたドアが途中で急に閉まって、入ろうとしているのにガツンと挟まれることがたびたび起こる。

定期点検で見逃したのか、定期点検がきっかけでおかしくなったのか。

僕の家の階だけの異常なのか、どの階でも起こっているのか分からないが、ともかく管理人に言って業者に直してもらわなければ、と思っていた。

その矢先、さっきエレベーターに乗ったら、僕の階に着いたのに、ドアが開かないのだ。「開」ボタンを押してもビクともせず、あらためて階のボタンを押しても、エレベーターは押し黙ったまま、何の反応もない。

出るに出られないではないか。ドラマに出てくるエレベーターに閉じこめられた人間の心境とは、こういうことなのか、とあせってくる。

「非常呼」と書かれたボタンを押そうかと思ったが、これを押すとどこにつながるのかと、一瞬考える。

この時間は、すでに管理人室は閉まっていて、誰もいないはずだ。ボタンを押し続けても、空しく時間が経過していくだけではないのか。

それとも、自動的にエレベーター会社に通報がいく仕組みなのか、あるいは管理人がいない時間は消防署につながるのか、などとあれこれ考える。

ほかの階のボタンを押したら、その階から出ることは出来ないか、と試しに押してみる。

すると、ほかの階に移動する前に、いままで凍り付いていたドアがウソのようにスルスルと開いた。

ようやく、エレベーターから脱出できた。なんなんだ、いったい、このエレベーターは。

どうせ閉じこめられるのなら、妙齢の女性と一緒に閉じこめられてみたかったなあ。それなら長時間でもいいぞ、なんて思えてくるから勝手なものである。

(表の新着情報:「21世紀の歩き方大研究」の新世紀つれづれ草に、「第三のブラウザ、Firefox 1.0はサクサクとして新機能満載」をアップロード)

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