よしもとが世界初の「水中漫才」だって
お笑いのよしもとが、世界初の「水中漫才」を池袋のサンシャイン水族館でやっているらしい。
駅に張ってあるポスターを見ると、ゴーグルのようなものを着けた二人の漫才師が、魚たちの泳ぐ水槽の中で漫才をやっていて、観客はガラス越しにこれを楽しんでいる。
水中というのに、漫才師たちは背広に蝶ネクタイといういでたちだ。
マイクも水中に立っているが、これで本当に音を拾うとも思えず、ゴーグルの中にマイクがあるのかも知れない。
なんでまたわざわざ水中で、と思うが、話題性というか受け狙いなのだろう。水族館の入場料金だけで観れるというのも、ウリになっている。
ポスターの下に書かれている断り書きが傑作だ。
「荒天および出演者の体調や生物(お魚)の状態等によっては、公演が中止になる場合がございます」
出演者の体調というのは、もっともだ。風邪を引いたり胃腸をこわしたりしていれば、水に入るどころではない。
荒天というのが分からない。雨が降ろうが嵐が吹き荒れようが、水槽の中なんだから関係なさそうなものだが。
それよりもお魚の状態、というのはなんでやねん。魚の体調が悪いと、漫才がやりにくいのだろうか。
これを考え付いた人は最初、魚に漫才をやらせるつもりだったらしい。しかし、いろいろ検討したところ難しいということになり、人間を水に入れることにしたとか。
水中漫才が出来るのならば、水中落語だってあっていい。水中で座布団の上に座れるかどうかが問題だが‥
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