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2005/03/22

ラジオ放送開始から満80年に思う

今日は放送記念日。「表」の「つれづれ草」と連動して書く。

NHKの前身である東京放送局が、日本で最初のラジオ放送をスタートさせてから、今日でちょうど80年という。

僕が子どものころはテレビのない時代で、ラジオが唯一の放送メディアだった。

トランジスターが使われる前のラジオは、真空管を何本も使っていて、家庭用のラジオは5球スーパーが標準だったように覚えている。

真空管のラジオは、トランジスターの硬いキンキンした音ではなくて、ずいぶんとやわらかく暖かい音に聞こえた。

オーディオとかハィファイとかステレオなどという言葉もまだなく、レコードはSPで手回し蓄音機から電蓄への切り替えが始まっていた。

小学生のころ、鉱石ラジオを手作りしたことがある。極めて簡単な仕組みなのに、イヤホンから放送が聞こえてきた時は、小躍りして喜んだものだ。

「20の扉」や「3つの歌」などという番組もあった。

「3つの歌」では、生放送だというのに、こんなこともあった。

「♪向こう横丁のたばこ屋の‥」と歌うべきメロディーに、出場者が「♪たんたんたぬきの‥」と歌い出したのである。

司会者(宮田輝だったかどうかは分からない)が、「あっ、違います違います」と大慌てで制止し、会場は大爆笑となった。

僕は子ども心にも、アブナイところでよく止めることが出来たものだと、胸をなでおろしたものである。

テレビがデジタル化しつつあり、インターネットとの融合が展望される現代でも、ラジオの存在感は独自のものがある。

僕の私見であるが、いずれテレビとネットは融合・一体化される時代となり、新聞もやがてその融合に巻き込まれていくだろう。

だがラジオは、こうしたメディアの融合とは一線を画して、単独の道を進んでいくのではないか。

ラジオは小型で軽く、いつでもどこでも聴くことが出来る。

僕はいまだに、20年ほど前に980円で買った手のひらサイズのラジオを愛用している。

(表の新着情報:「21世紀の歩き方大研究」の新世紀つれづれ草に、「放送開始から80年、テレビも新聞も根本から変革すべき時」をアップロード)

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投稿: 人気BLOGランキング | 2005/03/22 21:33

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