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2005/03/23

このところの異常気象は新たな文明を生むのか

今日の新聞記事の中で、最も考えさせられたのは、日経朝刊のコラム「大機小機」だ。

「気象変動は生態系や人間生活にも甚大な影響を与える」として、過去のケースについて次のようにまとめている。

1万2千年前の温暖化で縄文文化が開花した。

5千年前の寒冷化で四大文明が誕生した。

2千5百年前の温暖化が鉄器時代を生んだ。

3百年前の小氷期が産業革命をもたらした。

そしていま「地球温暖化は現代文明の限界を露呈させ、生活様式の転換を迫っている」というのだ。

具体的な兆候として、このところの異常気象の影響で商品価格相場が高騰していることを挙げている。

この激震の中から、どのような文明が生まれていくのか、コラムは問題提起をしているにすぎないが、極めて重要かつ興味深いテーマである。

何か新しい文明につながっていくのか、それとも文明そのものが音を立てて崩壊していくのか。

僕はどうも後者の方ではないか、という気がしてならない。

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