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2005/03/05

初めて耳にしたショスタコヴィチの「セカンド・ワルツ」

なにげなくラジオをつけたとたんに流れてきた曲。初めて聴く曲で、曲名も作曲者も分からないけど、一目ぼれならぬ一耳ぼれしてしまうことってある。

シューベルトのピアノ三重奏曲第2番がそうだった。釘付けになってしまう旋律。曲が終わって初めて曲名を知り、なぜこれまでこの曲を知らなかったのか、しばし呆然した。

今日は、めったに見ないテレビをたまたまつけた瞬間に、すばらしく綺麗なメロディーが流れてきた。

哀愁を帯びたワルツ。僕が初めて聴く曲だ。急いでDVDレコーダーのHDに録画するが、短い曲なので、あっという間に終わってしまった。

この曲は、ショスタコーヴィチ作曲のジャズ組曲の中の「セカンド・ワルツ」だと知る。こんな曲があることを、今まで知らないままよく生きてきたものだ、と思う。

指揮をしているのはアンドレ・リューというこれまた僕の知らない人で、彼がこの曲を一気に世界に広めたのだという。

ウィンナ・ワルツの華やかな宮廷舞踏会のイメージではなく、サーカスに流れる物悲しいジンタの3拍子のような感じがする。

昨日、ヨースタイン・ゴルデルの『サーカス団長の娘』を読んでこのブログに書いたせいか、なんだかこの物語のラストシーンに流れる曲のような気がしてきた。

キューブリック最後の映画「アイズ・ワイド・シャット」でも流れた曲だというが、僕は残念ながらこの映画を見ていない。

それにしても、ショスタコビッチはこのメロディーをどこからか採取したのだろうか。

ジプシーの踊りのような、あるいは東欧の民族音楽のような、悲しい歴史を背負った人々の深い嘆きが底に流れているように感じられてならない。

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コメント

私、この曲でウィンナーワルツを習っています。私はそのダンスをするので、この曲を(一応)初めて聞いたとき、前にTVで見たヨーロッパのサーカス一家の映画にでてきた曲のような気がしました。ただ題名は覚えていないのです。いろんな所を転々としてサーカスをしていく…覚えているシーンは小さな男の子を持った若い母親がそこを出てしまってそれに気付いた男の子が;泣き出すのを母親の姉だか伯母がその子を抱き寄せ、以後育てながらどさ回りをしていくというところです。
そのサーカス一家の物語のタイトルが分かれば曲名も分かるのに…と残念です。流れていた曲はどこかもの悲しいものでした。

投稿: ようこちゃん | 2009/03/17 23:32

ようこちゃんさん、はじめまして。この曲でウィンナーワルツを習っておられるとは素晴らしいですね。アンドレ・リューの演奏の映像を見ても、曲の途中で何組ものカップルたちが観客席から立ち上がり、通路やステージの前などで思い思いに手を取り合ってワルツを踊り始めていって、自然発生的な舞踏会となったのが印象的でした。
TVでご覧になったというサーカス一家の映画、タイトルが分かるといいですね。

投稿: BANYUU | 2009/03/18 21:43

この夏、アエロフロート機を利用してモスクワ経由でスペインを旅行してきました。モスクワから成田への帰国便の中でクラシックを選曲したところ、この曲と運命的な出会いをしました。繰り返し繰り返しリクエストしました。
Shostakovich の「Secondo Waltz」でした。

投稿: Route134 | 2011/09/05 10:53

Route134さん、はじめまして。
この曲は、クラシック音楽としてはそれほど名の知られた曲ではありませんが、一度耳にすると忘れられない響きがあるため、この曲との運命的な出会いが重要になってきますね。
おそらく多くの方々が、思いがけないところでこの曲と出会って、ひと耳ぼれしてしまったことでしょう。

投稿: BANYUU | 2011/09/07 20:00

ユル・ブリンナーとデボラ・カーの、”王様と私”のダンス曲でしょう?

ショ.さんは、ロシア民謡から取ったんじゃないかと素人取材中です。

投稿: 荒井宣雄 | 2012/02/07 14:58

ユル・ブリンナーとデボラ・カーがセカンド・ワルツを踊るシーンなんて、ありましたっけ?

投稿: BANYUU | 2012/03/01 11:36

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