新宿のホコテンにパフェーマンス取締り部隊
3日の東京は一日中曇りという天気予報がはずれて、暖かい日差しが降り注ぐ春らしい好天となった。
新宿通りの歩行者天国も、春を待ちわびた大勢の買い物客らでにぎわった。
ここのホコテンは、パフォーマンスや大道芸などを禁止する看板が出ているのだが、たいていはそれを無視してゲリラ的にバンド演奏や曲芸などを披露する光景があちこちでみられ、それもまた一種のホコテン風物詩であった。
ところが今日は一転、青い帽子に青いジャンパーを着込んだ取り締まり部隊が登場して、ものものしく巡回を実施。歌舞伎町の呼び込みが禁止されたのに呼応して、ホコテンも浄化しようという狙いか。
取り締まり部隊は、腕に「防犯」の腕章を付けていて、警察なのか商店会の人たちなのかは判然としない。
パフォーマンスの準備を始めたグループを見つけては、チラシを渡しながら準備をやめて店じまいするように指示して回っている。
規則は規則なのでそれを徹底するまで、というのだろうが、そもそもホコテンでパフォーマンスや大道芸が行われると、誰が迷惑するのだろうか。
商店の営業の邪魔になるのだろうか。ホコテンに来る客の多くは、そこで何か面白いことや珍しいことが行われることを、期待してきているのに。
「芸に自信のある者のみ、大道芸やパフォーマンスをやっても構わない」というような看板を出して、黙認したらどうだろうか。
浄化されすぎて、ハプニングも遊びもなくなったホコテンなんて、気の抜けたビールのようなものだ。
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