ユーザー登録などの個人情報は簡単に漏れる
みちのく銀行が、顧客131万人分の個人情報の入ったCD2枚を紛失したという。
最近、この手の話が多すぎる。紛失だけならいいが、関連会社の契約社員が故意に盗み出して、名簿業者の手に渡るなどのケースが後を絶たない。
そもそも個人情報というのは、どんなに管理に万全を期しても、ちょっとした悪意があれば、何万人分であろうが何百万人分であろうが、いともやすやすと漏えいするものなのだ。
僕の家の電話番号は、電話帳にも載せてないし104番でも非公開の扱いにしている。
にもかかわらず、マンション投資の話などで電話がかかってくる。
僕は、まず相手に「この電話番号をどうして知りましたか」と尋ねることにしている。
局番によって地域に狙いを定め、0000から順番にかけていて、こちらの名前は分からずにかけている、という説明も結構ある。本当かどうかは分からないが、迷惑な話である。
こうした番号総当りとは違って、明白にこちらの名前を知ってかけてくる勧誘の電話も少なくない。
「名簿業者から買ったのをもとにかけています」と、あっさりと言う相手もいる。その名簿業者が基にしているデータというのは、僕が以前勤めていた会社の社員名簿であったり、高校の同窓会名簿であったりするようだ。
さらに尋ねてみると、「お客さまが以前、何かのユーザー登録をされた時のデータを買っています」と、正直に打ち明ける相手もいる。
電気製品を購入した時に、「いまなら抽選でコレコレが当たります」と言われて、応募用紙を渡されるケースもよくある。
応募用紙には、住所氏名年齢から電話番号、メールアドレスなどを記入する欄があり、これは応募に見せかけて個人情報を集めるための手っ取り早い方法なのだろう、と思う。
今月から個人情報保護法が施行されてからは、さすがに勧誘の電話はまだかかってこない。
もしかかってきたら、情報の出所をはっきりと聞きただしてみたい。
何という名前の名簿業者から買った情報で、そこには僕のどんな情報が記載されているのか、電話をかけてきた側にははっきり開示する義務と責任があるはずだ。
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