ウィキペディアの編集合戦と記事保護
今日のブログは、「表」の21世紀エッセイ「時間の岸辺から」の関連である。
「表」では、フリー百科事典「ウィキペディア」の「女性専用車両」という項目が、編集合戦などの理由によって「保護」がかけられた状態になっていることについて触れた。
編集合戦というのは、考え方や見解の異なる複数の執筆者が、一つの記事の記述をめぐって変更と差し戻しを繰り返すことで、ウィキペディアではほかにも、移動合戦、削除合戦について、やらないように求めている。
編集合戦になった場合には、管理者がその記事に「保護」をかける場合があり、また一般ユーザーから保護依頼を出すことが出来るとしている。
それでは、現在、日本版ウィキペディアで、どれくらいの記事に保護がかけられているのだろうか。「編集保護中の記事」というページがあって、それを見ると40項目に保護がかけられている。
立場や思想によって判断や見解が対立しそうな項目が多いが、なかには「折り紙」「山田邦子」「品川駅」など、どのような理由で保護がかけられているのか、ちょっと見ただけでは不思議な気がする項目もいろいろある。
事物を客観的に記述するということが、いかに難しいことかということだが、保護がかけられている項目が40しかないとは、ちょっと意外でもあった。
ほかにも記述をめぐって意見が分かれそうな事項はたくさんあると思うのだが、異なる見解を併記するなどして切り抜けているのだろうか。
(表の新着情報:「21世紀の歩き方大研究」の21世紀エッセイ「時間の岸辺から」に、「ウィキペディアの『女性専用車両』で編集合戦か」をアップロード)
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コメント
はじめまして、未来を憂うるものです。
ウィキペディアで戸塚ヨットスクールの記事に関して投稿したら削除されました。
致し方ないので「ノート」を編集したところ、編集合戦になってしまい、現在は半保護の対象となっております。
ウィキペディアの基本方針である「五本の柱」がすべてではないと考えております。
日本の問題の根源は「教育」にあると考えております。
教育問題に一石を投じたのが戸塚宏先生の「脳幹論」です。
Yahoo!Daysのコミュニティとして、
「戸塚宏先生の脳幹論にもの申す。」
というタイトルで議論の場を設けました。
マスコミにも邪魔されたくないが為です。
ご縁がありましたら、
今後とも宜しくお願い申し上げます。
投稿: かぶきもの | 2007/02/07 11:39