ブログの欠点は、全体像が見えないことか
最近は、調べたいことがあってネット検索をしてみると、めぼしいヒットとして上位に表示される中に、ブログが占める割合が多くなっている。
優れた内容のブログ記事に辿り着いて、そのブログの作者がこれまでどのような内容の記事を書いているのか、全体を見たいと思うことがある。
ところが、ブログというのは、全体を見通すことにおいて極めて不向きになっていて、ウェブ・ログという仕組みからしてそもそも全体の俯瞰には向いていないような気がする。
ブログサービスにもよるが、カテゴリーか、月別のバックナンバーか、いずれかから入って一つ一つ見て行かなければ、そのブログがこれまでどのようなことを書いてきて、どんな情報が蓄積されているのかが、つかめない。
非ブログのサイトいわゆるホームページでは、トップページにさまざまなメニューが一覧になっていて、メニューをたどって見たいページに容易にたどり着くことが出来るが、ブログの場合は過去の記事になればなるほど、たどり着くのが困難になってくる。
これは僕自身のブログについてもいえることで、過去に書いた自分の記事を探すのに、非常に回りくどく見ていかなければならず、いかにも効率が悪いという気がする。
こうしたブログの不便さに慣れた目で、検索でヒットした個人ホームページを見てみると、その一覧性、俯瞰性、全体の構成の分かりやすさに、ほっとすることがある。
世の中の大勢は、ブログの爆発的な広がりによって、非ブログの個人ホームページはしだいに退潮しつつあるような印象を受ける。
こうした中で、ブログにもそろそろ第2世代のブログが登場してもいいような気がする。
それは、トップページから全体の内容をつかめるようにし、ページ構成も日記スタイルだけでなく通常のホームページのようなレイアウトや編集が出来るようになるといいと思う。
とりおえずは、過去分の記事のタイトル一覧が、ワンクリックで表示されるようにしてほしいものだ。
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