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2005/06/01

クールビズで冷房の効きすぎは変わるか

政府の音頭とりで、クールビズ運動がスタートした。

夕刊に、上着やネクタイなしで通勤するビジネスマンたちの写真が載っているが、どことなくサマにならない。

一見したところ、男子高校生の夏服姿のようで、頼りなく幼稚な感じに見える。

こんな姿で、取引先の人と商談をしたりするのは、やはりバツが悪いと感じる人も多いのではないか。

日本人の男性は、背広とネクタイを着用することによって、中身の乏しさをかろうじて覆い隠してきたのではないか、と思ったりする。

クールビズ運動が成功するためには、オフィスの室温が寒過ぎてはならない。肌寒いようでは、たちまちにして上着が復活し、ネクタイも逆戻りしてしまう。

OLたちのひざかけが必需品となっているほどの過剰冷房の元凶は、背広とネクタイを話さない部長や局長レベルの幹部たちである。

会議などから戻ってきて、席についたとたん、「この部屋は暑いな」とだれにともなく言う。そこで、せっかく適正温度に設定していたエアコンを、部下が調整してボスの背広に合った温度に下げる。

クールビズ運動の趣旨はもっともだが、実際にはこれがなかなか難しい。

背広にネクタイなら、同じ背広を毎日着ていても違和感はないし、ネクタイを替えるくらいですむ。

が、背広もネクタイもなしでは、ワイシャツやベルト、スボンのセンスが日々、厳しく周りからチェックされる。

腹の出た中年体型を、上着でごまかすことも出来なくなる。いつも同じ無地の白ワイシャツとばかりもいかない。

日経の夕刊によると、クールビズ運動のために今年の夏、サラリーマン一人にかかる出費は平均3万円という。

日本全体では1000億円の特需になる、という試算もある。

これで温暖化防止に向けた省エネになるのかどうか。なんだか無駄遣いを強いられているのでは、という気がしないでもない。

まずは冷房の下限を28度として、どの企業も厳守することに主眼を置き、クールビズルックにするかどうかは個人の判断でいいのではないか。

そういう僕は、会社務めをやめてから毎日がノーネクタイ生活だから、影響はないのだが‥‥

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