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2005/07/31

JRの電車の女性運転士さんに、日本の明日を見る

05-07-30_12-29JRの電車でも東京メトロでも、最近はよく女性の車掌を見かける。

女性の車掌は、車内アナウンスもさわやかで、とても感じがいい。

JR東日本では女性の運転士も2001年から勤務についていると聞くが、僕はこれまでお目にかかったことはなかった。

それが、先頭車両にふっと乗ったら、女性運転士だったので、珍しくてつい見入ってしまった。

女性らしくやさしい運転ぶりで、発進も停止も男に比べてスムーズな感じだ。男の乱暴な運転士にありがちなガクッガクッという粗雑さがない。

信号に差し掛かると、一生懸命、指差し呼称している様子が、初々しい。

この女性運転士さんは、どうして運転士になろうとしたのだろうか。

子どものころから電車が好きで、将来の職業としてJRの運転士を夢見てきたのだろうか。

あるいは、父親も祖父も国鉄時代からの電車の運転士で、ずっと自分もあこがれていた、ということもありうる。

何百人という乗客が乗った電車を、自分のハンドルひとつで動かすのだから、その重責感は相当なものではないか、と想像する。

少子高齢化社会の進行と人口の減少で、今後の労働力不足が懸念される中、女性はもっともっとさまざまな分野に進出していっていいと思う。

公共交通機関の現場や、建築現場の重機の操縦などは、女性が半分以上いてもいい。

古いタイプの男社会の弊害によって日本の社会は活力を失い、もはや立ち行かなくなっている。

その構造を転換させ、全く別な発想によって、日本に新たな息吹を吹き込むことが出来るのは、女性たちではないだろうか。

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2005/07/30

75年ぶり太陽系10番目の惑星とボーデの法則

冥王星の発見以来、75年ぶりに太陽系の10番目の惑星が発見された、とNASAが発表した。

なんと太陽の周りを一周するのに約560年かかるというから気が遠くなるような話だが、もっと驚くのはほかの9個の惑星の軌道とは約45度の角度で交わっていることだ。

これが国際天文学会で惑星と認められれば、正式な名称がつけられるという。

僕たちが子どものころから暗記してきた水金地火木土天海冥に、もう1つが加わることになる。

天王星、海王星、冥王星ときているので、日本語に訳した時には、やはりナンタラ王星となるのだろうか。

ここで僕は、太陽と惑星との平均距離についてのボーデの法則を思い出す。

1772年にボーデが発見した法則で(実際にはその6年前にティティウスも発見している)、太陽と地球との距離を1とした時に、水星を0.4として、金星からは順に次の法則が成り立つとするものだ。

太陽からの距離=0.4+0.3×2のn乗(nは0、1、2‥)

これに基づく計算値は次のようになる。( )は実測値

水星       0.4(0.39) 
金星  n=0 0.7(0.72)
地球  n=1 1(1)
火星  n=2 1.6(1.52)
小惑星 n=3 2.8(2.2~3.2)
木星  n=4 5.2(5.2)
土星  n=5 10.0(9.6)
天王星 n=6 19.6(19.2)

ここまでは、ピッタリなのだが、海王星(30.1)と冥王星(39.5)では、ボーデの法則が破綻しているといわれてきた。

しかし、最近、海王星より外側の小惑星が次々と発見されて、それらは冥王星を含むプルーチノ族、そのさらに外側のキュビワノ族として、研究が進んでいる。

そうして、海王星、冥王星を含むプルーチノ族、キュビワノ族を大きな一団ととらえると、それらの平均距離は37.9となって、ボーデの法則のn=7から導かれる38.8とかなり合致してくる。

では今回発見された10番目の惑星は、ボーデの法則があてはまるのだろうか。

ボーデの法則によるn=8は、77.2となる。

この10番目の惑星は楕円軌道で、太陽からの距離は36~97と観測されている。

これをどう見るか。かなりいい線をいっていて、ボーデの法則はあてはまっていると僕は感じるのだが、どうだろうか。

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2005/07/29

郵政参院否決なら解散というのはブラフか

映画「ローマの休日」の最初のほうに、グレゴリー・ペックら新聞記者たちが、次の仕事に取り掛かるまでのつかの間を、トランプで時間つぶしをしているシーンが出てくる。

どこも同じなんだなあ、と僕は思う。日本の記者クラブなどでは、マージャンや花札が多いが、トランプもよく行われている。

事件待ちの時間つぶしにやるトランプで壮絶だったのは、某記者クラブでのポーカーだ。

自主ルールによって、1回に積み増しする金額は2万円が上限とされていたが、それがデスマッチになる。

テが悪いメンバーが降りて、二人だけが残り、その一人はツーペアしかないのにブラフで1万円をはる。

ところがその相手は、その上に2万円、とはってくる。相手は本当にいいテなのか、ブラフなのか。それをどう読むか。

ここでツーペアの方は、相手を下ろさせるために、さらに2万円を積む。

しかし相手は、下りるどころか、その上に2万円、と言ってくる。こんどは、ツーペアの方が、下りるか乗るかの判断を迫られる。

回りが息をのんで見守る中、ツーペアの方が「乗った」という。2万円を2度に渡って積んで挑んできた方のテは、ワンペアでしかなかった。

これは、結果的にワンペアの方のブラフを読みきったのだが、逆にスリーカードだったりして、乗って悲惨な結果になることも多い。

ブラフとは、こけおどしする、威嚇する、はったりで切抜ける、などの意味だ。

いま小泉首相が盛んに、郵政民営化法案が参院で否決されたら、衆院解散だとあちこちで言い散らしている。

普通の首相は、周囲がみな衆院解散を周知の事実としていても、「まったく考えていない」と否定するのが常だったが、小泉首相は逆だ。

これは、参院での否決を阻止するためのブラフなのだろうか。それとも、否決されれば本気で解散するつもりなのか。

解散・総選挙になれば、自民党は100議席を減らして下野せざるを得ない、と週刊誌などが書きたてている。

郵政民営化反対の参院議員は、下野を承知で反対票を投じる覚悟があるのかどうか。参院だから議席を失うわけではないとはいえ、与党となるか野党となるかは天と地の違いだ。

僕としては、ここまで大幅に後退して骨抜きになった郵政民営化法案なら、何も今国会で通す必要もないように思う。

参院否決→総選挙→自民と公明の惨敗→自民の下野と政界大編成。外交も財政もすべてが行き詰ってしまった日本は、このくらいの出直しが必要なのだと思う。

しかし、こうした期待はいつも見事に裏切られ、結局は参院の反対派議員が懐柔されて、僅差で郵政法案可決・成立なんてことになるのがオチなのだろうなあ。

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2005/07/28

シャトルの断熱タイル落下への対処法

スペースシャトル・ディスカバーの断熱材の落下は、なんともおそまつだ。

十分な点検をせずに、打ち上げを急いだツケともいえそうだ。

断熱材は、外部燃料タンクから剥離しただけでなく、シャトル本体の機体底面からも落下した可能性があるという。

断熱材は、セラミックのようなタイルを一枚一枚貼り付けているというが、技術の粋を結集したにしては、なんとも原始的なやり方のような気がする。

貼り付けるのではなく、コーティングのように吹き付けてしまえばいいのにとも思うが、さまざまな理由でそれが出来ないのだろう。

乗組員の野口聡一さんが船外活動で修復を試みるというが、修復が不可能な場合は、どうやって帰還させるのだろうか。

素人考えだが、シャトルが地上に帰還する時には、大気圏に猛スピードで突入するから機体が高熱の火の玉のようになるのであって、少しずつ高度を下げてくれば、高熱は避けられるのではないか。

それとも、猛スピードで突入しないと、いつまでも地球を周回する軌道から戻れないということなのだろうか。

こういう時に、宇宙の便利屋のような商売をするベンチャー企業があれば、いい仕事になるかも知れない。

その企業のオフィスは、国際宇宙ステーションのあたりに浮かんでいて、シャトルや宇宙船に故障や不都合が生じたら、ただちにレスキュー隊としてかけつける。

今回のケースなら、断熱タイルを持ってかけつけ、野口さんたち乗組員と共同作業で、破損した断熱材を修復・補強する。

とはいえ、今回はそんなことも夢想していられないので、とりあえずは国際宇宙ステーションに乗組員を退避させることも選択肢だろう。

その後で、ディスカバリーをすてて、ロシアの宇宙船でも打ち上げてもらって、それで地球に帰るというのも、賢明な方法かも知れない。

アメリカやNASAは、メンツにこだわって無理をしてはならない状況だと思う。

(表の新着情報:「21世紀の歩き方大研究」の21世紀エッセイ「時間の岸辺から」に、「毎秒、400兆個のニュートリノが人体を通過している不思議」をアップロード)

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2005/07/27

台風一過の炎天、ウナギで暑気払い

05-07-27_15-03台風一過で、昨夜までの荒天がウソのような青空が広がり、気温はウナギ登り。東京の新木場や八王子では36.3度の猛暑となった。

カッと照りつける暑さに食欲もなくなり、久々にウナギ屋へ足を延ばす。開店前からもう客が並んでいる。

土用の丑の日は明日だが、別に丑の日でなくたって、猛暑で体が欲した時がウナギの食べ時なのだ、と勝手に解釈する。

ウナギといえば、貧乏学生だったころを思い出す。

当時、ウナギは超高価な食べ物で、仕送りとバイト代では、ウナギ屋に入ることなど、とても無理だった。

下宿の近くに、公設市場のようなものがあって、夏になると時々、ウナギの蒲焼を格安の値段で売り出した。

僕は、信じがたいほどの安値で売っているウナギを、なけなしのお金で買う。

しかし問題は、白飯が手に入らないことだった。

いまのような、ホカ弁屋さんがあるでなし、レンジ用のバックご飯もない時代だ。

そもそも電子レンジなど日本になかったころの話なのだ。

そこで僕は、同じ公設市場で食パンを買う。

下宿に帰った僕は、ウナギの蒲焼をナイフで4つに切り分け、8枚の食パンにはさんでサンドウィッチにする。

手作りのウナギサンドは、さつぱりとしていて意外に美味しかった。

僕にとって、このウナギサンドは、生卵を乗せたチキンラーメンとともに、学生生活最高の贅沢なご馳走であった。

あの公設市場は、もうなくなったのだろうか。遠い夏の日の思い出である。

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2005/07/26

今回の台風はバンヤン、命名する意義は?

台風7号が首都圏の帰宅ラッシュ帯を直撃している。

国際的な取り決めによって、台風には名前がついているはずだと思ってみてみたら、この台風はバンヤンという名前で、香港の命名によるのだそうだ。

バンヤンとは木の名前という。

台風の名前は、北西太平洋地域の国・地域でつくる台風委員会が、2000年から各国・地域の持ち回りで命名することになった。

持ち回りといっても、その都度、勝手に決めるのではなく、あらかじめ14の国・地域が10ずつの名前を登録しておいて、全部で140ある名前が順番に割り振られていくのだ。

2000年の台風1号は、カンボジアの命名によるダムレイ(象)という名前だった。

この140の名前はまだ一巡しておらず、今回のバンヤンは130番目の名前だ。

この次に発生する台風8号は、日本が用意したワシという名前になる。ワシとはオレ様の意味ではなく、鳥の鷲だ。

140の名前のリストは、気象庁のサイトに載っているが、これを見ると日本の命名はすべて星座からとっていて、あまり芸がない感じだ。

ほかの国の命名を見ると、中国のロンワン(龍の王)、タイのラマスーン(雷神)、フィリピンのハグピート(鞭打つ)などが迫力がある。

逆に、被害が少なくなるようにという願いからか、可愛らしい名前も少なくない。

韓国の命名によるチャンミー(薔薇)、北朝鮮のトラジー(人知れず咲く美しい花)、カンボジアのコンレイ(伝説の少女の名前)、香港のレンレン(少女の名前)など。

台風に名前をつけるという趣向はいいのだが、実際に台風が刻々と接近している状況で、台風の名前がニュースに登場することはほとんどない。

バンヤンが首都圏を直撃といっても、結局は何のことか分からず、端的に台風といったほうが話が早い。

今年、台風があと10個発生すれば、名簿の名前は一巡する。

防災上、ほとんど意味をなさないのでは、と思えるこの命名、僕たちの知らないところで何かの役にたっているのだろうか。

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2005/07/25

1年を球にたとえると、今日の裏側は1月25日

地球の上で、日本の反対側にあたるのがアルゼンチンである、という。

僕は1年の365日を球にたとえて、今日の反対側はいつだろうか、と考えることがよくある。

3次元の球にたとえなくても、本当は2次元の円にたとえてもいいのだが、球にたとえた方が天球の中における現在の位置を直感しやすい。

では今日7月25日の反対側は、というと1月25日で1年で最も寒い時期である。

わかりやすく言えば、今年の1月25日からちょうど6カ月が経過し、また今日からちょうど6カ月後は来年の1月25日だ、ということだ。

このように、1年を2つに分割して考えてみると、来し方行く末というものが立体的に見えてくるような気がする。

今日の反対側というのは、決して頭の中だけで作り上げた概念ではなく、もっと直感的に感じることが出来る。

それは、太陽を見てみるといい。今日見えている太陽のちょうど真後ろ、地球と太陽との距離を倍に向こうに延ばしたところに、1月25日の地球が存在する。

半年前、僕たちは回転する地球の上に乗って、宇宙空間のその位置を移動し続けていた。

いまから半年後、やはり僕たちは地球とともに、公転軌道を180度旋回して、今見えている太陽のちょうど反対側にいるだろう。

同じ発想をすれば、1月25日に太陽を見た時、僕たちの地球が現在いる場所が、太陽の真後ろとなるはずだ。

今年の1月25日からの半年があっという間であったならば、それと同じあっという間に次の1月25日がやってくる。

反対側に移動するまでに、地球は約180回転する。

僕たちは、それ自体が1日1回転する巨大な球の表面にへばりつきながら、365日かかって太陽の回りを一周する果てしない旅を続けているのだ。

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2005/07/24

梅雨明け以降、すっきりしない空模様

梅雨明け10日、とよく言われる。梅雨明けからの10日間は、すっきりとした晴天が続くことが多い、というのだ。

しかし今年は、東京で梅雨が明けたのが18日で、その日は好天だったが、翌日からは雲が多く気温も平年よりかなり低めの日が続いている。

今日も梅雨の戻りのような厚い雲に覆われていて、さきほどから小雨もパラついてきた。

この先は台風の接近などで、雨の予想が続き、夏らしい炎天が戻るのは来週後半以降か。

猛暑だった去年と比べて大違いだと感じるのは東日本だけのようで、西日本は連日の猛暑が続いているようだ。

昨日が大暑とは思えないような、しのぎやすい日が続いていると、僕たちはつい、地球温暖化への危機感を忘れてしまいそうになる。

今日の日経新聞に、「サンマとご飯と味噌汁が、100年後には、日本国内で調達できなくなるかも知れない」という衝撃の警告が載っていた。

記事によると100年後の日本では、6月-8月の気温が現在よりも3-4度上昇し、真夏日は現在より70日以上増えて4カ月にも及ぶ。

梅雨前線は日本列島に長く停滞して梅雨が長期化し、夏は雲っていて熱い日が多くなる。

この結果、いま栽培しているような米は育たなくなり、大豆などほかの農産物も多大な影響を受ける。

また、黒潮の速度が速くなって、海水温も上昇し、秋刀魚やイワシなどの小型の魚は、日本近海で捕れなくなる恐れがある、というのだ。

梅雨明けからもぐずついている東日本の空模様は、こうした異変への序章なのかも知れないと思ったりする。

サンマとご飯と味噌汁、いまのうちに食べておくか。

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2005/07/23

強い地震、ガラスの飾り物など割れる

050723_164700さきほど4時35分ころの地震は、東京では何年ぶりかの強い揺れだった。

僕の家では、棚に飾っていたガラス製の馬の置物が倒れて割れ、しっぽが取れてしまった。

さらに、キッチンの吊り棚においてあったワイングラス1個が落下して、こなごなに割れた。

また、本棚の上などのビデオテープ、DVDディスク、本などが大量に落下して、床に散乱した。

これほどの実害があった地震は、久々だ。都心では震度4と発表されているが、僕の家の実感としては震度5弱のように思う。

いよいよ、首都圏直下型地震が迫ってきているのだろうか。今日の地震によって、地殻の歪みがさらに増して、本格的な首都直下地震を誘発するのではないか、と心配だ。

週刊誌などで書かれている8月東京直下大地震が、にわかに真実味を帯びてくる。

僕は、3日分の水と乾パンは用意してあるが、もう一度、備蓄について再点検しなければならない。

カセット式ガスコンロのカセットボンベを買い増ししておくか。あと、缶詰類も買い増しする必要がありそうだ。

しっぽの取れた無残な馬の姿は、明日への警告であろう。

壊滅的な大地震は、もはやいつ発生してもおかしくない。

*******************

ここからは追記:地震の後、フロを沸かそうとして愕然とした。ガスが止まっているのだ。

マンションのほかの家に聞いてみると、ガスは正常に出ているという。

してみると、僕の家だけがどういうわけか局地的に大揺れして、ガスの元栓が揺れを感知して自動的に止まったらしい。

東京ガスに電話するが、話中でまったくつながらない。

ガスが止まったときは、ガスメーターの復帰ボタンを押してみるようにと説明書きがある。

しかし、ガスのメーターボックスの扉が閉まったままで、ドライバーでこじ開けようとしても開かない。

そんなこんなで、あっちゃこっちゃに電話をかけまくり、2時間近くに渡って悪戦苦闘。

ようやく、メーターボックスの扉の開け方が分かり、復帰ボタンを押して、無事にガス開通!

いやあ、ガラスの置物やワイングラスが割れるわ、ガスが止まるわ、これはただごとではない。

周りが震度4の中で、僕の家だけは震度5だったのだと改めて確信している。

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2005/07/22

かぐや姫が要求した「火鼠の皮衣」はアスベスト?

竹取物語で、かぐや姫が5人の求婚者たちそれぞれに、捜し求めてくるように要求した難題の1つが、唐にあるといわれる「火鼠の皮衣」だ。

これを探すように言われた右大臣あべのみむらじは、四方八方手をつくし、大金を積んでようやく唐の人から買い求める。

皮衣を見れば、金靑(こんじょう)の色なり。 毛の末には、金の光さし、ささきたり。 寶(たから)と見え、うるわしき事ならぶべき物なし。
ところがかぐや姫は、本物ならば燃えないはずだと疑ってかかる。
火の中にうちくべて焼かせ給うに、めらめらと焼けぬ。
今日の日経新聞の夕刊によれば、かぐや姫が要求した「火鼠の皮衣」は、アスベストのことだった、と書いている。

アスベストは、蛇紋石などの地中の鉱物が地熱や地殻変動で細い糸状になったもので、紀元前2000年以上も昔から、エジプトやギリシャで使われていたという。

火鼠の皮衣がアスベストだとすると、かぐや姫がほかの4人にそれぞれ探させた、佛の御石の鉢、蓬莱の玉の枝、龍の頸の五色の玉、燕の子安貝、についても単なる空想の産物ではなく、当時の東西交易などで取引されていた何かの貴重な品のことだったのではないか、という気がしてくる。

この竹取物語は世界最古のSFともいわれるが、かぐや姫が地球に送られたのは、月の世界で罪を作ったためだ。

月から迎えに来た人たちの中の王とおぼしき人が、そのことを翁に言うくだりは印象的だ。

「かぐや姫は、罪をつくりたまえりければ、かく賤しきおのれがもとに、しばしばおわしつるなり。罪の限り果てぬれば、かく迎うるを翁は泣き歎く、能わぬ事なり」

かぐや姫が月で犯した罪とは何だったのか。おそらく‥と妄想をめぐらしてみる。

教えて!goo」でも、この質問が出されていて、その回答を見るとズバリ、「共同体の性的タブー違反」としている。

かぐや姫は、月の世界では高貴な身分であり、20歳くらいの美しい女性であったと思われる。

その過ちの相手は誰であったのか。なぜ発覚したのか。裁きの場で、かぐや姫はどんな釈明をしたのか。

過ちの相手はどのような罰を受けたのか。

月に戻った後、かぐや姫はどんな生活を送ったのだろう。

物語に書かれていないかぐや姫の業(ごう)に、あれこれと思いをめぐらせるのは楽しい。

(表の新着情報:「21世紀の歩き方大研究」の21世紀エッセイ「時間の岸辺から」に、「会社人間を辞めてから、重要な訃報も知らないまま」をアップロード)

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2005/07/21

アポロの月面着陸から36年、人類は前進したのか

img01136年前の今日、アポロ11号による人類初の月面着陸が世界中を興奮に包み込んでいた。

あの日、僕は高校野球の地方大会が行われている球場で、トランジスタラジオによる生中継に聞き入っていた。

ヒューストンと月着陸船イーグルとの長い時間をかけた交信。そのやり取りが、当時としては珍しかった同時通訳で、逐一、ラジオとテレビで伝えられていく。

「すべて順調、すべて順調」という同時通訳のことばが、何度も何度も聞こえてくる。

当時の交信記録を音で記録した朝日ソノラマが僕の手元に残っている。

これを見ると、イーグルが月面に着陸してから、点検や準備などにじっくりと時間をかけていて、アームストロング船長が月面に足をつくのは9時間43分後のことだ。

アームストロング船長は「この一歩は小さいが、人類にとっては偉大な躍進だ」というあの歴史的な言葉を発した後、月に置いてくる銘板の文章を朗読する。

「惑星地球からの人間、ここに月への第一歩をしるす。西暦1969年7月。われわれは全人類を代表し、平和のうちにここへやってきた」

長い間、SFの世界の話でしかなかった月世界探検が、いま同時進行で実現しているのだという、不思議な感覚はいまでも忘れられない。

だが、あれから歳月が流れ、アポロ11号の偉業が遠い昔の出来事となった今、人類はこの間にどれほど進歩したのだろうかと思う。

科学技術の発展は著しいとはいえ、人類はエイズも癌も克服できていない。地震や津波、風水害などに対しては、いまだになすすべもない。

富める国と貧しい国の格差はますます広がり、富める人々と貧しい人々の開きはますます拡大している。

地上では、テロに対する戦争と、それに対するテロの歯止めなき応酬はエスカレートするばかりだ。

いまのアメリカのやり方を見ていると、これが月への着陸を実現させた同じ国なのかと疑問に思う。

アメリカは自らの力への過信と傲慢によって、あの一歩を人類の偉大な躍進につなげることに失敗したのではないか、という気がしてならない。

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2005/07/20

新宿区が8月1日から路上喫煙禁止、実効性は?

05-07-19_12-29新宿区が8月1日から、路上喫煙の禁止に踏み切る。

煙草の煙をわずかでも吸いたくない僕のような者にとっては大歓迎だ。

区では、指導員がパトロールして回って、路上で煙草を吸っている人に、その場で消してもらうよう巡回するという。

新宿区の方針は、千代田区と違って罰則がないため、喫煙者のモラルと良識に訴えるしかないという限界がある。

とりわけ、歌舞伎町という一大歓楽地帯やその周辺では、実効性が期待できないのでは、という気もする。

僕はいつも、歩き煙草で煙を撒き散らしている人をみると、そいつのお尻を思い切り蹴り上げてやりたくなる。

蹴られた喫煙者は怒るだろうが、僕だって殺人ガスを無理やり吸わせられているのだから、傷害行為に対して傷害行為で自衛するのは当然の権利ではないか。

と、つねづね思うのだが、実際には相手がその筋のお方だったりすれば、命にかかわる事態になるやも知れないので、じっと我慢するばかりだ。

新宿区の方針を、掛け声だけで終わらせないために、僕はつぎのような奇策を提案する。

区内で路上喫煙をしている人がいたら、見つけた人は、その煙草の火に水鉄砲で水をかけて消しても構わない、という一項目を追加するのだ。

水鉄砲は、プラスチックの簡単なものを区が大量に用意して、駅や交差点などにバケツの水とともに置いておく。

水をかけるはずみに、喫煙者の服や体に水がかかっても構わないものとする。

水をかけられて火を消された人は、「ありがとうございました」と水鉄砲の主にお礼を言う決まりにする。

もし水をかけられて少しでも怒ったりどなったりした場合は、禁固か懲役かの刑罰を科すことにする。

とまあ、このあたりは冗談だが、もはや路上での喫煙は出来ない時代なのだと観念して、きっぱりとあきらめてほしいものだ。

新宿区の条例の詳細は、ここに書かれている。

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2005/07/19

東京テロに備えた警備用の盾? 実は‥

05-07-19_12-04JR新宿駅の東南口を出たあたりの広場に、見慣れないものが並べられている。

地上にたくさん並べられている、この黒っぽい長方形の金属は、何だろう。

さては、東京テロに備えた警備用の盾か。

近づいてよく見ると、これはエスカレーターのステップ部分を取り外したものなのだ。

駅などでよく、「エスカレーター点検中」と表示して、作業員がステップ部分の中にもぐりこんで作業をしている光景に出くわすことがある。

エスカレーターの点検というのは、そういうものだと思い込んでいたが、ステップ部分をごっそりと外したところは初めて見た。

一個一個バラバラにされ、しかも縦にして並べられているステップは、どことなく頼りなく、異様な感じがする。

点検が終わった後、再び組み立てるのは大変だろうな、と思ったりする。

ここは屋外だから、ステップをバラバラにしても、安置しておくスベースはあるが、デパートなどでもこのような点検を定期的に行っているのだろうか。

日ごろ何気なく利用しているエスカレーターも、こうやってみると大変複雑で精巧なメカニズムによるものであることが分かる。

エスカレーターの仕組みや豆知識に関しては、子供向けながらこのサイトが面白い。

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2005/07/18

エアコンの基盤不良、ハンダごてで修理

05-07-18_15-57梅雨明けとなった今日の夕方、故障して作動しなくなっていた三菱のエアコン「霧ケ峰」の修理に来てもらった。

修理に来た担当者は、室内機には目もくれず、ただちに室外機のふたを開けて、中からグリーンの基盤を取り出し、仔細にチェックしている。

こんなにデリケートな基盤が、雨ざらし風さらしで、炎天下にさらされっぱなしの室外機の中に収められているとは驚きだ。

担当者は、バッグからハンダごてを取り出してコンセントに差し込み、ハンダを溶かして基盤の不良を直し始める。

熱せられたハンダごてが基盤に触れると、シュッと小さな煙が上がる。

マイコンの基盤なのだろうに、修理は意外なほどにアナログで原始的なやり方なのに驚かされる。

ハンダごてなら、僕も子どものころによく使ったものだ。

小一時間ほどで修理は終わり、失われていた冷房機能は魔法をかけたように元通りに復元した。

このエアコンを買ったのは、02年10月でまだ3年経っていない。

買った時に量販店から、メーカーの保障は本体では1年間なので、本体で5年間の長期保障に入るように勧められ、当時の領収書を見ると僕はポイントの中から8300円を使って長期保障に加入している。

修理を終えた担当者は、修理代金のことは僕には何も言わず、修理記録を量販店の方に回しておきます、といって帰っていった。

今回の修理は、もし長期保障に入っていなかったら、出張費に技術料、材料費などで、修理費用は8300円程度ではすまなかったかも知れない。

いずれにしても、家電製品は必ず故障する、ということを大前提に、長期保障には保険の意味で入っておくものだと痛感した。

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2005/07/17

海の日に思う、日本人にとって海とは何か

明日7月18日は「海の日」で祝日だ。

この日がななぜ祝日となったのか、よく分からないが、祝日法では、この日の意味について「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」としている。

海の恩恵とは、海のもたらす新鮮な魚介類のことであり、また海運や港湾のもたらす恩恵のことだろう、と容易に推察される。

が、海洋国日本という言葉からは、いまひとつ実感できるイメージがわかない。

四方を海に囲まれた島国であることは、日本に繁栄をもたらしてきたのだろうか。

確かに、ユーラシア大陸のようにさまざまな国々が陸続きで争いごとが絶えないのに比べれば、日本は海によって温室の中のように庇護されている。

裏を返せば、いつまでたっても世界の潮流からはずれた位置にあって、目が他国に向かない鎖国状態にある、ともいえる。

日本の指導者たちに見えているのはアメリカだけであって、海の外の中国も朝鮮半島も、アジアの諸国すら見えていない。

海は日本人にとって、いい意味でも悪い意味でもバリアになっている。

3年前の2002年10月、北朝鮮から日本に帰国した曽我ひとみさんが、新幹線の中で綴った言葉が話題になった。

 「今、私は夢を見ているようです。人々の心、山、川、谷、みんな温かく美しく見えます。空も土地も木も私にささやく。『お帰りなさい、頑張ってきたね』。だから、私もうれしそうに『帰ってきました。ありがとう』と、元気で話します」

曽我さんの日本語の美しさ、素直さ、力強さについては、いうまでもないのだが、この中に「海」が入っていないことについて、さまざまな見方が出ていた。

海は曽我さんにとって、拉致と連行の現場そのものであり、ふるさとの一部とはいえないのだろう、と見る人もいた。

そういわれてみると、童謡の「ふるさと」でも、「うさぎ追いしかの山」と「小ぶなつりしかの川」であって、歌詞の中に海は出てこない。

曽我さんの格別につらい体験とはまた別に、日本人には海をふるさとと見ることへの、違和感や抵抗感がどこかにあるように感じられてならない。

明治維新以降の日本が、海を戦争の足場として活用してきたという負い目があるからだろうか。

(表の新着情報:「21世紀の歩き方大研究」の21世紀エッセイ「時間の岸辺から」に、「世界初の核実験から60周年、核使用への衝動は」をアップロード)

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2005/07/16

電化製品が故障した時の対処方法は

05-07-16_17-37電化製品とIT機器に囲まれた生活は、それらが設計どおりに作動する限りは快適だが、機械は予告なく故障する。

去年、ダイキンのエアコンが水漏れを起こした時の騒動と、その後のダイキンの処理については、このブログに書いた。

東京で32度の暑さになった今日、こんどはそれとは別の部屋にある三菱のエアコン「霧ケ峰」がダウンしてしまった。

スイッチを入れると、体感温度を表示する窓に「1」の数字が点滅するだけで、冷房も送風も何も作動しない。室外機も動いていない。

説明書を読むと、このようになった場合は、「お買い上げの販売店に、点滅している数字をお知らせ下さい」と書いてある。

購入した量販店に電話して、メーカーに修理を手配してもらう。いまは故障修理の依頼が殺到しているらしく、僕の家に修理に来れるのは18日夕方以降になるという。

ここでジタバタしても仕方がないのだが、この「霧ケ峰」は買ってからまだ3年も経っていない。

イオンプラズマ空気清浄だの快測センサーだの結露ガードだのと、さまざまな機能を搭載しているが、こんなに早くダウンしてしまうとは、メディアで大宣伝している割にはおそまつなものだと思う。

電化製品やIT機器は、実によく故障する。僕がここ数年の間に直面した故障を、対応別にまとめてみると‥‥。

【修理を依頼して直ったもの】 乾燥機 ガス給湯機 エアコンの水漏れ ケータイ電話

【修理費用が高くてあきらめたもの】 8ミリビデオカメラ(見積もりしてもらったところ4万円かかるといわれた)

【故障は寿命によるものと判断し、買い換えたもの】  ビデオデッキ 電子レンジ クリーナー ファックス電話 パソコン プリンター スキャナー

【故障がひとりでに直ったもの】 洗濯機 テレビ(買ってから18年目になる)

機械が複雑になればなるほど、故障もひんぱんに発生する。原発やスペースシャトル、打ち上げ衛星などは、故障に見舞われるのが自然な姿といっていい。

システムが正常に作動している状態は、幸運が重なってたまたまうまくいっている綱渡りに似ている。

機械を使いこなすことは、故障とうまく付き合うことなのだ。

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2005/07/15

バイクで機動的に檀家回りをするお坊さん

050715_123800地方のお盆は1カ月先だが、東京地方ではいまがお盆の最中。

蒸し暑い中を、袈裟姿のお坊さんが路地裏からバイクをひっぱって現われた。

檀家回りのかき入れ時なのだろう。表道路に出ると、お坊さんは座席の下からヘルメットを取り出して、手馴れた様子でかぶる。

そして袈裟姿でバイクにまたがると、さっそうと走り出した。

こうしてみると、ちょっと目にはとてもお坊さんには見えない。これで猛スピードを出したら暴走族も真っ青だ。

お坊さんといえば、僕のイメージでは徒歩かせいぜい自転車くらいと思っていたが、バイクで檀家回りをするお坊さんはいま、たくさんいるのだろうか。

ネットで調べてみたら、「お坊さんがバイクに乗るワケ」という面白い記事をみつけた。

それによると、お坊さんたちがバイクに乗り始めたのは、袈裟の乱れがないスクーターに乗ってみたら機動的だということで、たちまち広がっていったようだ。

いまでは、袈裟の乱れもなんのその、なんと米国製の大型オートバイ、ハーレー・ダビッドソンを愛用するお坊さんライダーもいるという。

僕が以前読んだ、「神様はハーレーに乗って」 (ジョーン・ブレイディ)という小説では、ハーレーを乗りまわしてあちこちに出没する行動的な神様が出てくる。

お坊さんといえども人の子、猛暑の中を駆け足で檀家回りをするよりも、2輪で効率よく回って余裕を持ってお経をあげるほうが、はるかに仏の道にかなっているともいえる。

ま、交通事故にはくれぐれもお気をつけて。

檀家でお酒やビールを奨められても、飲んだら乗るな、をお忘れなく。

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2005/07/14

後を絶たないマンションなどの勧誘電話

ブログの作成中など手が離せない時に限って電話が鳴る。

相手が電話番号を非通知にしていると、着信を受け付けない設定にしているが、電話番号は表示されている。

重要な電話だったら困るので、いちおう出てみる。

「こちら○○の△△ともうします。このたびは新築マンションのご案内で電話させていただきました」

またか、とうんざりしながらも、僕は聞きただす。「この電話番号をどうやって調べられましたか」

以前なら、どの電話もハンで押したように、「お客様のお名前が掲載されている名簿からかけさせていただいております」という返事が返ってくるのが常だった。

どういう名簿かと聞くと、「お客様が以前、なにかの商品を購入されてユーザー登録された時のデータを、名簿業者から購入しております」と正直に応える相手もいた。

ところが、個人情報保護法の施行によって、この説明のくだりがハンで押したように変わった。

どの電話の主もみな、「地域の局番をもとに、番号を順にかけています」というのだ。

「では、相手が誰かも分からずに、ランダムに電話しているのですか」と聞くと、「そうです。ですからお宅さまのお名前も分かりません」という。

この説明は本当だろうか。番号を順にかけていくようなムダなことをやっていて、はたして1日に何件かの成約を取ることが出来るのだろうか。

僕は、こちらから見えないからそのような説明をしているだけであって、相手の手元にはバッチリと名簿が広げられてあるのが見えるようだ。

そもそも、個人情報保護法の施行前に、名簿業者から購入した名簿のたぐいを、法が施行されたからといって棄却処分にするとはとうてい考えられない。

それどころか法の施行後も、漏洩した個人情報や売却された各種名簿をもとに、個人情報を水面下で販売する業者は後を絶たないのでは、という気がする。

今年10月1日には、5年に1度実施される国勢調査がやってくる。

前回も前々回も、こんなに細かい事柄をなぜ調査するのかと疑問に思う項目が少なくなく、そういう項目については回答を保留した。

たとえば集合住宅の場合、何階建ての何階に住んでいるか、という項目はどうして必要なのか、と思う。漏洩した場合に、防犯上の危険は極めて大きいように思う。

国勢調査と個人情報保護をめぐって、今年は問題が噴出しそうな予感がする。

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2005/07/13

1カ月後の指定券確保でドタバタ

img010毎年8月のお盆には、ふるさとへ墓参に行っているが、この時期のJRの指定券は確保するのが大変だ。

去年までは、1カ月前の発売日の朝早く、近くの駅のみどりの窓口に行って、希望列車を第3希望まで書いた申込書を事前に渡して、番号札をもらっていた。

そうすると、午前10時の発売と同時に、それまでに出された申込書の順に従って、駅員が手作業で指定券を取り、確保できた人の番号を昼ごろに窓口に張り出すという方式だった。

僕はこれでとれなかったケースはほとんどなかった。

ところが、この駅のみどりの窓口が今年3月中旬に廃止になってしまい、お盆時期の申込書事前提出による指定券確保サービスもなくなった。

そこで今年は、指定券をネットで予約できる「えきねっと」を初めて利用してみることにした。

「えきねっと」の場合は、1カ月前の発売日のさらに1週間前の午前0時から申し込みを受け付け、発売日の午前10時にコンピューターが自動的に指定券を確保する仕組みだ。

8月13日の指定券は、発売日である今日7月13日の一週間前にあたる7月6日午前0時から受け付け開始だった。

お盆期間は「えきねっと」の申し込みも殺到するというので、僕は日付が6日に変わる直前にアクセスして必要事項を打ち込み、午前0時の時報と同時にクリックして、さらに必要な項目すべてにチェックを入れて、約20秒ほどで申し込みを完了した。

そして、発売日である今日13日。結果を知らせるメールが10時半ころに送られてきた。

「大変申し訳ございませんが、お申込みの指定席につきましては、満席のため、おとりできませんでした」

ガ~ン。あんなに細心の準備をして、午前0時の瞬間から最も早い操作で申し込んだつもりなのに、もう満席とはねえ。僕よりももっと素早い操作をした人たちに、数秒くらいの差をつけられてしまった、ということなのか。

今年はぎゅうぎゅう詰めの自由席で立って行くしかないか、と思いながらも、駅の指定券券売機で8月13日の指定券を探してみた。

すると、なんということはない。確かに、僕が「えきねっと」で申し込んだ列車は満席になっているが、その30分後の列車から後は、すべて空席があるではないか。

ということで、こんどはいともやすやすと指定券を買うことが出来た。なんだか拍子抜けするほどだ。

「えきねっと」でドタバタしたのは何だったのか、という気がする。

結局、「えきねっと」で取れなかったのは、その列車がだめなら次の列車を、というような対話が全く出来ない点に問題があるのだと思う。

コンピューターとの対話が出来ないために融通が利かない、というのはユビキタス社会の落とし穴かも知れない。

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2005/07/12

リアルタイムで表示する日本の借金残高

このブログのサイドバーに久しぶりに新しいメニューを加えてみた。

日本の「国と地方の借金」が、この瞬間も刻一刻と膨らみ続けて、返済不可能な額に増殖していく様子を、リアルタイムで表示するものだ(左サイドバーの中ほど)。

国家財政が破局に向けて突き進んでいく危機的な状況を、おおよその感じでつかむことが出来るのではないか、と思う。

ここで表示している「国と地方のすべての借金の総額」は、今年6月25日の朝日新聞が報じている「国と地方のあらゆる借金の合計が、初めて1000兆円を突破した」という内容と合致しており、ほぼこの数字が実勢を反映しているとみていい。

僕が不思議でならないのは、さまざまなところで危機的な財政状況が伝えられていながら、なぜ日本の国民はこんなにのんびりしていられるのか、という点だ。

今年1月21日の朝日新聞記事は、この状況を月収52万円の家庭になぞらえて解説している。

この家庭では、家計費に月51万円を出費しているが、すでに組んでいるローン返済のために月20万円が出ていく。

さらに、ふるさとに月17万円ずつ仕送りをしなければならない(国の地方交付税交付金のこと)。

結局、家計は大赤字で、毎月37万円もの新たな借金を重ねていて、気が付いたらローン残高は7090万円にもなっていた。

月収52万円のこの家庭は、どうやったら7000万円ものローンを返済できるだろうか。

僕の考えでは、この家庭は新たなローンを組むことを金融機関から拒まれて、とっくに自己破産していなければおかしい。

返すあてのない借金を続ける方も続ける方だが、このような家庭にお金を貸し続ける金融機関も、事実上の経営破たんといっていい。

この家庭にとって唯一、破局的事態を免れる道があるとすれば、近々に超インフレが発生して、ローン残高がチャラになることを期待するくらいしかない。

超インフレを人為的に起こすための地ならしが、見えないところで着々と進んでいるのかも知れない。

(表の新着情報:「21世紀の歩き方大研究」の21世紀エッセイ「時間の岸辺から」に、「満足感の後の虚無、夢のまた夢という感覚」をアップロード)

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2005/07/11

タオル1枚が10円、デフレ脱却の道遠し

050709_125300モノの値段が下がり続けるデフレは、日本の社会を広くおおっているが、1個でも買えて最も安いものは何だろうか。

100円ショップや99円ショップの安さに慣れきった僕たちでも、いまどき10円で買えるものはというと、なかなか思いつかない。

キオスクなど駅売りの夕刊は50円だし、官製ハガキも1枚50円。このあたりがモノの値段の最低線なのかと思う。

駅からぶらぶらと歩いていると、1枚10円でタオルを売っているのを見つけた。

ハンカチサイズで、おしぼりにも使えそうなタオルだ。

「お1人12枚まで」と制限つきだが、12枚買っても120円でしかない。

材料費や人件費などを考えると、この値段で売ってペイするのかと心配になるが、それでもこういう値段がつくところが、まさにデフレなのだと実感する。

デフレはモノが安く買えるのだから良いことのような気もするが、経済全体が縮小を続けることで社会の活力が損なわれるとして、デフレからの脱却が叫ばれて久しい。

原価価格の高騰やガソリン・灯油の小売り価格上昇など、デフレからインフレへと潮目が変わりそうな兆しもチラホラ見え始めている。

一方では、社会保障費の増額や増税によって、国民の購買力は一部の裕福層を除いてますます低下している。

このままでは、不況下のインフレ、スタグフレーションという最悪の事態も考えておく必要があるかもしれない。

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2005/07/10

7匹の子猫が郵便ポストの上を占拠

05-07-10_13-05街を歩いていると不思議な光景に出くわすものだ。

歩行者天国でにぎわう新宿・伊勢丹向かい側の郵便ポストの上に、7匹の子猫が気持ちよさそうに寝そべっている。

「きゃー、かーわいいっ」「どうしてここに猫がいるの」「誰の猫なの? 捨て猫?」

子猫たちのまわりには、つぎからつぎへと通りがかりの人たちが集まってきて、だれもがケータイのカメラを向ける。

猫たちの頭をなでたり手に触ったりするのは、圧倒的に若い女性が多い。

このホコテンでは営利行為や客寄せパフォーマンスは禁止されているのだが、猫がポストの上にいるというだけでは、そのどちらにも該当しそうにない。

それにしても、郵政をめぐる微妙な時期に、郵便ポストの上を占拠するとは、この子猫ちゃんたち、なかなかやってくれる。

ポストを死守するかのようなそれぞれのポーズは、郵政民営化反対のアピールともとれる。

いや逆に、民営化されて規制が緩和されれば、ポストの上も猫に開放されるという、民営化推進のアピールかも知れぬ。

この人垣をくぐるようにして、ハガキや封書をポストに投函しに来る人たちもひっきりなしで、投函口に手を伸ばす猫に驚く人もいる。

周りの人間たちにはお構いなく、真っ赤なポストの上であくびをする猫、屈伸ポーズをとる猫、ほかの猫たちの上を歩いて反対側に移動する猫。もう降りたいと鳴く猫も。

誰が何のために持って来た猫なのかは分からないが、こういうシュールな光景もいいもんだ。

いっそのこと、郵政はニャン営化といくか。ねえ、子猫ちゃん。

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2005/07/09

東京厳戒、アルカイダの次の標的は日本?

05-07-09_12-46ニューヨーク、マドリード、ロンドンとくれば、もはや誰もが考えていることは同じだ。

今日の夕刊紙には「8月東京テロ」の大見出しが踊る。

駅には、お立ち台の警察官が目を光らせて、ものものしい雰囲気になっている。

アルカイダが、アフガン戦争とイラク戦争に積極的に加担した国をテロの標的とするのならば、この次は日本が狙われると考えるのは自然な発想だ。

当初は米英へのお付き合いからイラクに派兵した国々も、いまは多くがすでに撤退し、あるいは近々撤退する意向を表明している。

さまざまな国がイラクから撤収していく中で、アメリカに無批判についていってる主要国は、あと日本くらいしか残っておらず、日本の自衛隊の位置は突出している。

地下鉄やJRなどの公共交通機関は、ラッシュ時の手荷物検査も出来ないため、警察官がにらみを効かせるくらいでは何の抑止力にもならないだろう。

マドリードの列車爆破は別として、NYとロンドンは金融街の中枢地域が攻撃されている。このことを考えると、東京では兜町や丸の内は最も警戒が必要だろう。

原発や在日米軍は、そもそも警戒が厳しくて近づくことが難しいことや、市民を巻き添えにして大きな衝撃を与えるというテロリスト側の戦略からして、可能性は低いと思う。

むしろ虚を突かれる恐れのあるのは、東京ドームなどの球場やサッカー場、六本木ヒルズや汐留シオサイトなどの巨大ビルであろう。

東京ばかりを警戒しているうちに、愛知万博が標的になる心配もある。ここがやられたら、日本のメンツは丸つぶれになる。

もっと怖いのは、250キロ走行中の東海道新幹線が爆破されることだ。犠牲者の数はどれくらいになるのか見当もつかない。

テロリストたちが自爆覚悟で大規模な攻撃を仕掛けてくるならば、僕たち個々人はいくら気をつけたところで防ぎようもない。

不幸にして巻き込まれるか、幸運にも紙一重の差で逃れることが出来るか、すべては運まかせといっていい。

コイズミ・ポチの性格からして、アメリカがイラクにいるうちに日本が自衛隊を引き揚げることはあり得ない、と考えるべきだろう。

東京テロと、東京大地震と、どちらが先に発生してもおかしくない。どちらも危険水域が近づいてきている。

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2005/07/08

霧中のロンドン舞台に、相次ぐ衝撃のニュース

ロンドンをめぐる衝撃の大ニュースがつぎつぎに飛び込んでくる。

2012年の五輪開催地はパリという大方の予想を覆して、ロンドンが大逆転で栄冠獲得。

その興奮にわく中、ロンドンの地下鉄やバスなどを狙った同時爆破テロが発生して、38人が死亡、700人以上が負傷という惨劇。

この混乱の中、2012年のロンドン五輪から野球とソフトボールは除外されるという、まさかのニュースも飛び込む。

僕は7年前に一度、ロンドンへ行ったことがあるだけだが、その後、思いがけないつながりを持つことになる。

ロンドンで発行されている在欧邦人向けの日本語新聞「英国ニュースダイジェスト」に、僕が時評エッセイ「時間の岸辺から」を連載することになったのは、02年3月からだった。

連載は3年間に渡り、この間、僕はロンドンの会社には一度も顔を出すことなく、原稿の送信も編集者による直しも校正も、すべてメールのやりとりで行ってきた。

いつか機会があったら、英国ニュースダイジェストのオフィスを訪ねたいものだ、と思っているうちに、今年3月、この新聞は経営権の譲渡をめぐるトラブルから4週間にわたる発行中断という異例の事態に陥った。

その後、この新聞は新しい経営陣のもと、法律的には全く新しい会社として再スタートし、20年間続く「英国ニュースダイジェスト」の名前と通算号数を引き継いで発行を開始した、と聞く。

僕の連載は、このトラブルに巻き込まれた形で自然終了となった。

img0091新しい編集部との連絡もないまま、僕にとってはもはや過去の関わりになってしまったのだが、数日前、「英国ニュースダイジェスト」の1000号記念号が、僕のもとに郵送されてきた。

僕の原稿が掲載されたのは988号までだった。990号のために送った原稿は、もはや掲載されることがなかった。

この新聞が新しい陣営のもとで、とにもかくにも1000号を迎えたことは、僕にとっても感慨深いものがある。

ニュースダイジェストの現社員たちや、僕の連載を担当していていまは会社を去った歴代の編集者たちは、今回のテロに巻き込まれることなく無事だったのだろうか、と気にもなる。

ロンドンは、僕にとって幻とうつつが交錯する霧中の都市である。

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2005/07/07

梅雨の晴れ間、入谷の朝顔市にぎわう

05-07-07_09-51去年のこのブログに、「朝顔市を楽しむ3つの鉄則」を書いてからもう1年になる。

この時に書いた鉄則をおさらいしておくと‥‥。

 1、初日がベスト、3日目は避ける。
 2、まず鬼子母神に参拝すること。
 3、買った朝顔は宅配便にせず、苦労しながら持って帰る。

今年は、昨日が初日だったのだが、あいにくの雨。

しっとりしていて雨中の朝顔市もいいかな、と思ったが、買った鉢を傘をさしながら持ち帰るのはいささか大変だ。

そこで今年は、初日がベストという原則を譲って、2日目の今日、朝顔市に行ってきた。

まず鬼子母神に行って去年のお札を納め、参拝した後であたらしいお札を買う。

この時、一人一人の客が買うたびに、火打石でカチッと火花を散らして、お札を清めてくれるのが有難い。さすが「恐れ入谷の‥」だけある。

今日は昨日の初日に出控えていた人たちが、どっと繰り出して、100軒の出店が並ぶ歩道は、大変な人の渦。

05-07-07_09-43朝のうち、地元の幼稚園児たちが先生に連れられてやってきて、売り手のおじさんから説明を聞く光景も。園児たちが選んで先生が1鉢を買ったのは、みんなで水やりなどをして育てるのだろう。

人の波は時間とともに膨れ上がって、午前10時ころには、朝顔を買い求める人と進む人、戻る人らで身動きができない。

明石の歩道橋事故に似た状態になってきた、と思ううちに、雑踏に押されて足の踏み場を失ったオバサンが、朝顔の鉢が並ぶ売り場に転倒するなど危険な状態も。

わずか400メートルほどの区間の狭い歩道に、3日間で60万人の人出があるというのは、いかにも一極集中しすぎのような気もする。

今年行ってみて気づいた4番目の鉄則を新たに追加しておきたい。

 4、午前中の早めに行って買い求め、混雑し始める前に抜け出す。

押し合いへし合いになってからでは、ゆっくり品定めをしていることも出来ないし、買った鉢は人ごみでもみくちゃにされてしまう恐れがある。

下町の夏の風物詩は、ゆとりを持ってあくまで早め早めに行動するのが、楽しむための秘訣といえよう。

(表の新着情報:「21世紀の歩き方大研究」の21世紀エッセイ「時間の岸辺から」に、「パリ五輪の夢を阻止した立役者は、フランス憎しのアメリカ」をアップロード)

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2005/07/06

道路に投影されて動く広告

050706_120400道路を歩いていたら、いきなり路面にバスのイラストをあしらった広告がライトで投影され、それがツツーッと動いた。

思わず足をとめて見入ってしまう。同じ動きが何度か繰り返され、HIGHWAY BUS TERMINALという文字も読める。

しばらくすると、こんどはまた別な図柄の投影に変わって、道行く人たちの足元を動いて回る。

この道路は、JR東日本の高速バスターミナルの前で、入り口の案内を兼ねた広告になっている。

上を見上げると、高いところに幻灯機のロボットのようなものが設置されていて、ライトを動かしたり切り替えたりしている。

道路に投影する広告は、僕は初めて見たが、いつの間にか全国のあちこちに、ちょっとお洒落な広告として広がっているようだ。

ネットで調べてみたら、投影機を製作している会社はいくつかあり、呼び方もメーカーによって、サインストリームアドビームコマーシャルライトなどいろいろある。

この広告についてのこんな記事もある。

それによると、投影機は1台120万円ほどするが、映像の交換が1枚5千円程度で出来るため、結局は屋外広告塔よりも割安で、人目をひきつける効果は比較にならないという。

路面にペイントで広告を描くのは、いろいろな規制があったり道路管理者の許可が必要だったりと、簡単ではなさそうだが、上からライトで投影する分には、路面を汚したりするわけでないため、結構手軽にCM効果をあげることが出来そうだ。

そのうち、路面の方も投影専用のなめらかなものが現われて、ちょっとした動画アートや、映画の予告編やTV番組の宣伝なども路面に写し出されるようになるかも知れない。

ほかに、いろんな使い方が出来ないかと、あれこれ考えてみる。

新聞社が号外を印刷して配るのに替わって、路面に投影するのはどうか。細かい記事は読みにくいが、写真と見出しだけなら十分だ。これなら新聞社から瞬時に路面に情報を送ることが出来る。

警察が指名手配者の顔写真を投影するのもいい。路面に自分の顔写真がWANTEDという文字とともに投影されたら、どんな凶悪犯も心臓が止まりそうになるのではないだろうか。

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2005/07/05

白いカモシカは何かのお告げか

05-07-05_16-40埼玉県の両神山のふもとに、白いカモシカが見つかった、と新聞が報じている。(右は今日の朝日新聞夕刊の紙面から)

突然変異で色素が抜けたものではないか、という専門家の話が載っている。

写真を見ると、何か神々しい感じがして、山の神様のような威厳があり、映画「もののけ姫」のシシ神様を思わせる。

通常は白くない動物なのに、そこに白い動物がいると、人間は畏敬の念を感じる。

よく話題になるホワイトタイガーは、ベンガルトラの変異種が人為的に保護されて200頭ほどに増えたもので、自然の状態では存在していない。

天然記念物に指定されている岩国の白蛇も神秘的だ。

ホワイトライオンとなると、歯磨きの商品名になってしまうが、白いライオンは実際には存在するのだろうか。

手塚治虫さんの「ジャングル大帝」には、ジャングルの奥深くの部族の間で、何代にも渡って神としてあがめられている白いライオンの話が出てくる。

今回の白いカモシカの出現は、何かのお告げか、あるいは何か大きな出来事の予兆のような気がする。

去年は猛暑と台風の襲来で山のエサが不足し、多くのクマが食べ物を求めて里に下りてきて人間に射殺された。

この白いカモシカは、ヤマの動物たちを代表して、とても重要で差し迫ったことについて人間に伝えようとしているのかも知れない。

僕たちは、白いカモシカのメッセージを読み取ることが出来るだろうか。

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2005/07/04

清原のスキンヘッドに震え上がる

ナベツネさんがプロ野球界にゾンビのごとく復帰するというので、なんだかイヤな予感がしている。またゴタゴタと揉め事が起こらなければいいが。

政界の妖怪といえばナカソネさんだが、ナベツネさんはさしずめ球界の妖怪か。

僕は巨人のことなど何の興味もないのだが、昨日、長嶋さんが病気回復後初めて巨人の試合を観戦したというニュースには引かれた。

そのニュースの中で、テレビ画面いっぱいにクローズアップされた清原のスキンヘッドには、驚きを通り越して震え上がってしまった。

な、な、なんだ、この頭は!? いつからこんな姿になったのだ?

おう、わいや、清原や。この頭がどやちゅうねん、文句あんならゆうてみい。どついたろか。

ひえーっ、これがあの西武の星だった清原の成れの果ての姿なのか。人間、変われば変わるものだなあ。

(ちなみに、このサイトは清原の頭髪の変遷を、時系列で追っている)

思えば1992年秋。僕の職場は、隣のビルに引っ越すために、数十台の端末や配線の移転の準備に追われていた。

その引越し準備の最中、職場のテレビが放送していたのが、この年の日本シリーズ、西武対ヤクルトだった。

職場の30人の女性たちは、西武ファンとヤクルトファンに二分され、二転三転する試合展開に拍手や歓声を上げながらの引越し準備作業となっていた。

西武とヤクルト、どちらを応援する女性たちからも熱い人気を集めていたのが、清原だった。

それから何年か経ち、「清原、行かないで」のファンの声を無視して、この男は平然と西武を見捨て、巨人入りした。

巨人に入って、清原は人間が変わってしまったかのように見える。

なによりもプレイからひたむきさが消えた。たしかに帳尻あわせのようにホームランもヒットも打ってはいるのだが、いつもペナントレースの流れと無関係なところで、ちょこちょことズルく打っている。

清原は巨人に入ってからグレてしまった。

こんなファンの嘆きが聞こえてくるような、グロテスクで悪趣味のスキンヘッドだった。

あわわ、誤解のないように追記しておくけど、自然なスキンヘッドはいいと思うよ。NHKの秋元千明解説委員なんて、頭をナデナデしたくなるほど好感が持てるもんね。

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2005/07/03

度肝を抜く夏物バーゲンの喧騒と熱気

05-07-02_11-55この週末は、ボーナス直後の女性たちに狙いを絞った夏のバーゲンが大爆発。

どのファッションビルも申し合わせたかのように1日から一斉スタートしているが、新宿南口のルミネ1、2とその真ん中に位置するミロードは、バーゲンの最激戦地帯となっていて、どのフロアのどの店も、女性たちの熱気で大変な喧騒をかもし出している。

まず度肝を抜かれるのは、女性店員たちの呼び込みで、それぞれが目玉商品を手に掲げながらメガホンで叫び続けているため、フロア全体の音量は上がりっぱなし。「5割引き」「半額」という言葉は、とくにボルテージが上がっていて、オクターブ高い叫びになっている。

1つのフロアだけで何十人もの女性店員たちの黄色い声(こういう表現は女性差別だと思うのだが、ほかに言い方を思いつかない)が共鳴し合って、何か大事件でもおきたのではないか、と錯覚するほど騒然とした雰囲気だ。

女性店員の多くは、脚立の上に立ってメガホンで叫び続けていて、フロアのどこにいてもあらゆる店からの呼び込みがガンガンと聞こえてくる。

一方、女性客のほうはバーゲン慣れしているらしく、あわてず騒がず、すばやく自分のお目当ての服などをどんどんゲットしていく。

このレジ待ち行列がまた見ものだ。レジ待ち用の透明の袋にヤマのように夏物衣類を詰め込んだ女性たちの列は、通路にうねうねと長く延びて、「レジ待ち最後尾」のプラカードまで掲げられている。

どのフロアの客も店員たちも、99%が女だ。男性店員たちはどこへ行ってしまったのだろうかと思うほどだが、仕入れなど裏方の仕事をしているのだろうか。

男の僕から見ると、驚きと感動のバーゲンの熱気だが、これは日本経済が健全な証拠なのか、それとも逆なのか。

女性たちは待ちに待ったバーゲンだからこそ、欲しかったものをまとめ買いしているのであって、この期間を過ぎてしまったら、再び財布の紐を固く絞めてしまうのではないか、という心配も感じる。

バーゲンの盛況は、それ以外の時期の消費手控えと裏腹になっている可能性もある。

どこもかしこも女だらけの光景の中で、僕が不思議に思うのは、いったい男たちはどこで何をしているのだろうか、ということだ。

男たちは、いるのかいないのか。男たちは夏物衣類を買わないのか。買うけれども見栄をはって高いものを買っているのか。

僕? 僕はGAPかユニクロ、それに百均で、だいたい間に合っているけど。

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2005/07/02

ミュージックバトン断ち切りの反響は

先月、このブログに書いた「回ってきた音楽ねずみ講を断ち切る」という記事が、ほかのところからネズミ講(ミュージックバトン)を受け取った方たちのブログの中で、いろいろな形でリンクされたり引用されたりしている。

僕が気がついただけでも、ざっと次のようなものがあるが、ほかにも僕が把握してないものがいろいろあるかも知れない。

この方は6月22日の記事で、僕の記事について、「このバトンに関して実にcool!なことが書かれていて、それもそうだよねと思っていました」と書きながら、「が、いざ自分が貰ってしまうと話は別です。だって書きたいんだもの」として、やはり5人の方に回している。

一方、こちらの方は6月18日の記事で、僕のブログ記事にリンクして、「こういうご意見の方もおられます」と紹介。「そんなに難しく考えなくていいんじゃないの? やりたくなければ黙ってスルーすればいいのに」と感想を書いている。
この方は、一方ではバトンを渡す相手が5人も必要なことに疑問を持ち、さらに「質問が多い上につまらない」としているが、「せっかくのお遊びに水を差すというのはセンスが感じられなくてイヤなので、自分なりに企画を修正してしまいます」と書いて、この方の判断で質問は1つにして、渡す相手は1人というふうにルールを変更している。

また別なこの方は6月29日の記事で、「5人も回せないという人がいるでしょう。その原因は多々ありますが、その原因に参考になる記事を紹介します」として、僕の記事をリンク。「回って来ても無理に回さない、又は記事だけ書くにした方が人の迷惑にならないので良いかも知れません。まぁオイラも無理やり5人に回した一人ですが、この記事を見て少し反省です」と書いている。

さらにこちらの方の6月22日の記事では、質問と回答を書いた上で、「この遊びってねずみ講だから後に回ってきた人ほど損なような…」として、回す人を探しあぐねており、僕の記事の中の「かりにバトンを受けた人たちが、律儀に新たな5人に回し続けたとすると、わずか5世代後には15000人を超え、10世代後にはなんと日本の人口の半分にあたる4800万人を巻き込む計算だ」というくだりを引用して、「このようにおっしゃっているので」「僕のバトンは僕で終わり」として誰にも回していない。

単なるお遊びといってしまえばそれまでだが、僕のブログからリンクしている他のブログを見ても、すでにほとんどの方に回ってきて、5人に回す方もいるが、回さない方も多く、リレーは全体的に行き詰まってきているようだ。

それならば、というわけで新たにブックバトンやコミックバトンなるものを自分で作り出して、5人ずつに回し始めている「模倣犯」も見られる。真似したがる人は、どの世界にも出てくるものだ。

バトンを受け取って書きたくて仕方がない方が書く分には、僕がどうのこうのいう問題ではないが、2番煎じ、3番煎じが出始めている中では、お遊びもそろそろ納め時ではないだろうか。

(表の新着情報:「21世紀の歩き方大研究」の21世紀エッセイ「時間の岸辺から」に、「子ども送迎ビジネスの繁栄は、子育て受難の反映」をアップロード)

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2005/07/01

僕のブログはキッズ有害サイト扱い!?

gookidsこのブログのアクセス解析を見ていたら、子ども向け検索サービスのキッズgooからアクセスしようとして、表示されていないケースが複数あることに気づいた。

そこで、キッズgooの検索窓から、僕のブログやホームページに関係する言葉を入力して、表示されるかどうか試してみた。

結果は意外なものであった。僕のブログ「裏・21世紀の歩き方大研究」は、一覧表示の中にタイトルが出てくるのだが、クリックすると「ごめんね。ページがひょうじできませんでした。」となって、コンテンツは一切表示されない。

これはキッズgoo事務局が設定したフィルターによって、子ども向けに「安全と思われるページのみを表示する」という制限にひっかかってしまったためらしい。

フィルターを設定している趣旨として、これまで子どもたちがネットを利用する環境は「有害と思われるコンテンツを閲覧してしまうという危険を伴った環境であった」としており、まあはっきり言ってしまえば僕のブログはキッズ有害サイトであるらしい。

ちなみに、僕のブログからリンクしているほかの方のブログのタイトルをいくつか入れてみたら、「ごめんね。ページがひょうじできませんでした。」となるものと、表示されるものといろいろに分かれた。

トップページが表示されるブログでも、カテゴリーによってはフィルターにひっかかってしまう。

僕の表サイトの「21世紀の歩き方大研究」はどうだろうか。こちらは一覧表示の中からトップページをクリックすると、コンテンツは表示される。

またトップページから、エッセイのページである「新世紀つれづれ草」や、それからタイトルが変わった「時間の岸辺から」に入ることも可能で、4日前に書いた「フンドシ」の替え歌の話などもちゃんと表示される。

ところが、トップページから「地球カレンダー」や「100年前の朝日、毎日、讀賣、報知に見る-20世紀の開幕」のページに行こうとすると、「ごめんね。ページがひょうじできませんでした。」となる。

フンドシの替え歌についてのきわどい話が表示されるのに、地球カレンダーや100年前の新聞記事がフィルターで遮られて、子どもたちの目に触れないようになっている理由を教えてほしいものだ。

子どもたちを有害なコンテンツから守るという名目によって、これでは検閲に等しいのではないか、という気がしてくる。

この「検閲」は、なかなか微妙だ。「従軍慰安婦」と入れると、ほとんどのサイトが非表示となるが、外務省のサイトだけは子どもたちが読むことが出来るのは、偶然か意図的か。

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