JRの電車の女性運転士さんに、日本の明日を見る
JRの電車でも東京メトロでも、最近はよく女性の車掌を見かける。
女性の車掌は、車内アナウンスもさわやかで、とても感じがいい。
JR東日本では女性の運転士も2001年から勤務についていると聞くが、僕はこれまでお目にかかったことはなかった。
それが、先頭車両にふっと乗ったら、女性運転士だったので、珍しくてつい見入ってしまった。
女性らしくやさしい運転ぶりで、発進も停止も男に比べてスムーズな感じだ。男の乱暴な運転士にありがちなガクッガクッという粗雑さがない。
信号に差し掛かると、一生懸命、指差し呼称している様子が、初々しい。
この女性運転士さんは、どうして運転士になろうとしたのだろうか。
子どものころから電車が好きで、将来の職業としてJRの運転士を夢見てきたのだろうか。
あるいは、父親も祖父も国鉄時代からの電車の運転士で、ずっと自分もあこがれていた、ということもありうる。
何百人という乗客が乗った電車を、自分のハンドルひとつで動かすのだから、その重責感は相当なものではないか、と想像する。
少子高齢化社会の進行と人口の減少で、今後の労働力不足が懸念される中、女性はもっともっとさまざまな分野に進出していっていいと思う。
公共交通機関の現場や、建築現場の重機の操縦などは、女性が半分以上いてもいい。
古いタイプの男社会の弊害によって日本の社会は活力を失い、もはや立ち行かなくなっている。
その構造を転換させ、全く別な発想によって、日本に新たな息吹を吹き込むことが出来るのは、女性たちではないだろうか。
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