1カ月後の指定券確保でドタバタ
毎年8月のお盆には、ふるさとへ墓参に行っているが、この時期のJRの指定券は確保するのが大変だ。
去年までは、1カ月前の発売日の朝早く、近くの駅のみどりの窓口に行って、希望列車を第3希望まで書いた申込書を事前に渡して、番号札をもらっていた。
そうすると、午前10時の発売と同時に、それまでに出された申込書の順に従って、駅員が手作業で指定券を取り、確保できた人の番号を昼ごろに窓口に張り出すという方式だった。
僕はこれでとれなかったケースはほとんどなかった。
ところが、この駅のみどりの窓口が今年3月中旬に廃止になってしまい、お盆時期の申込書事前提出による指定券確保サービスもなくなった。
そこで今年は、指定券をネットで予約できる「えきねっと」を初めて利用してみることにした。
「えきねっと」の場合は、1カ月前の発売日のさらに1週間前の午前0時から申し込みを受け付け、発売日の午前10時にコンピューターが自動的に指定券を確保する仕組みだ。
8月13日の指定券は、発売日である今日7月13日の一週間前にあたる7月6日午前0時から受け付け開始だった。
お盆期間は「えきねっと」の申し込みも殺到するというので、僕は日付が6日に変わる直前にアクセスして必要事項を打ち込み、午前0時の時報と同時にクリックして、さらに必要な項目すべてにチェックを入れて、約20秒ほどで申し込みを完了した。
そして、発売日である今日13日。結果を知らせるメールが10時半ころに送られてきた。
「大変申し訳ございませんが、お申込みの指定席につきましては、満席のため、おとりできませんでした」
ガ~ン。あんなに細心の準備をして、午前0時の瞬間から最も早い操作で申し込んだつもりなのに、もう満席とはねえ。僕よりももっと素早い操作をした人たちに、数秒くらいの差をつけられてしまった、ということなのか。
今年はぎゅうぎゅう詰めの自由席で立って行くしかないか、と思いながらも、駅の指定券券売機で8月13日の指定券を探してみた。
すると、なんということはない。確かに、僕が「えきねっと」で申し込んだ列車は満席になっているが、その30分後の列車から後は、すべて空席があるではないか。
ということで、こんどはいともやすやすと指定券を買うことが出来た。なんだか拍子抜けするほどだ。
「えきねっと」でドタバタしたのは何だったのか、という気がする。
結局、「えきねっと」で取れなかったのは、その列車がだめなら次の列車を、というような対話が全く出来ない点に問題があるのだと思う。
コンピューターとの対話が出来ないために融通が利かない、というのはユビキタス社会の落とし穴かも知れない。
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