梅雨明け以降、すっきりしない空模様
梅雨明け10日、とよく言われる。梅雨明けからの10日間は、すっきりとした晴天が続くことが多い、というのだ。
しかし今年は、東京で梅雨が明けたのが18日で、その日は好天だったが、翌日からは雲が多く気温も平年よりかなり低めの日が続いている。
今日も梅雨の戻りのような厚い雲に覆われていて、さきほどから小雨もパラついてきた。
この先は台風の接近などで、雨の予想が続き、夏らしい炎天が戻るのは来週後半以降か。
猛暑だった去年と比べて大違いだと感じるのは東日本だけのようで、西日本は連日の猛暑が続いているようだ。
昨日が大暑とは思えないような、しのぎやすい日が続いていると、僕たちはつい、地球温暖化への危機感を忘れてしまいそうになる。
今日の日経新聞に、「サンマとご飯と味噌汁が、100年後には、日本国内で調達できなくなるかも知れない」という衝撃の警告が載っていた。
記事によると100年後の日本では、6月-8月の気温が現在よりも3-4度上昇し、真夏日は現在より70日以上増えて4カ月にも及ぶ。
梅雨前線は日本列島に長く停滞して梅雨が長期化し、夏は雲っていて熱い日が多くなる。
この結果、いま栽培しているような米は育たなくなり、大豆などほかの農産物も多大な影響を受ける。
また、黒潮の速度が速くなって、海水温も上昇し、秋刀魚やイワシなどの小型の魚は、日本近海で捕れなくなる恐れがある、というのだ。
梅雨明けからもぐずついている東日本の空模様は、こうした異変への序章なのかも知れないと思ったりする。
サンマとご飯と味噌汁、いまのうちに食べておくか。
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