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2005/07/08

霧中のロンドン舞台に、相次ぐ衝撃のニュース

ロンドンをめぐる衝撃の大ニュースがつぎつぎに飛び込んでくる。

2012年の五輪開催地はパリという大方の予想を覆して、ロンドンが大逆転で栄冠獲得。

その興奮にわく中、ロンドンの地下鉄やバスなどを狙った同時爆破テロが発生して、38人が死亡、700人以上が負傷という惨劇。

この混乱の中、2012年のロンドン五輪から野球とソフトボールは除外されるという、まさかのニュースも飛び込む。

僕は7年前に一度、ロンドンへ行ったことがあるだけだが、その後、思いがけないつながりを持つことになる。

ロンドンで発行されている在欧邦人向けの日本語新聞「英国ニュースダイジェスト」に、僕が時評エッセイ「時間の岸辺から」を連載することになったのは、02年3月からだった。

連載は3年間に渡り、この間、僕はロンドンの会社には一度も顔を出すことなく、原稿の送信も編集者による直しも校正も、すべてメールのやりとりで行ってきた。

いつか機会があったら、英国ニュースダイジェストのオフィスを訪ねたいものだ、と思っているうちに、今年3月、この新聞は経営権の譲渡をめぐるトラブルから4週間にわたる発行中断という異例の事態に陥った。

その後、この新聞は新しい経営陣のもと、法律的には全く新しい会社として再スタートし、20年間続く「英国ニュースダイジェスト」の名前と通算号数を引き継いで発行を開始した、と聞く。

僕の連載は、このトラブルに巻き込まれた形で自然終了となった。

img0091新しい編集部との連絡もないまま、僕にとってはもはや過去の関わりになってしまったのだが、数日前、「英国ニュースダイジェスト」の1000号記念号が、僕のもとに郵送されてきた。

僕の原稿が掲載されたのは988号までだった。990号のために送った原稿は、もはや掲載されることがなかった。

この新聞が新しい陣営のもとで、とにもかくにも1000号を迎えたことは、僕にとっても感慨深いものがある。

ニュースダイジェストの現社員たちや、僕の連載を担当していていまは会社を去った歴代の編集者たちは、今回のテロに巻き込まれることなく無事だったのだろうか、と気にもなる。

ロンドンは、僕にとって幻とうつつが交錯する霧中の都市である。

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コメント

ロンドン地下鉄テロと、営団の気になる「駅ナンバリング」。小泉もますますブッシュのポチ状態だし、、。
http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2005/07/post_a850.html

書きました。

投稿: SOBA | 2005/07/09 11:33

SOBAさん、たしかに東京メトロと都営地下鉄の駅ナンバリングは、利用客にほとんどメリットはなく、何のためにコード化するのか不思議な気がします。
僕の想像では、これは有事の際に、地下鉄ホームや線路を防空壕として使うための布石ではないでしょうか。ナンバリングしておいた方が、国民の避難誘導など管理がしやすい、という思惑があるように感じます。

投稿: BANYUU | 2005/07/09 15:44

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» NY、ロンドン、そして東京 [◆木偶の妄言◆]
ロンドンの多発テロは、9.11の米国多発テロより非常にやっかいだ。地下鉄、バスといった公共機関を狙ったテロは、日本でオウム真理教が証明したように、防ぐのが極めて難しい。そして、テロの目的である「心理的恐怖心を引き起こすことにより、政治的な主張や理想を達成」のうち、後者はともかく、心理的恐怖心というのは十分に引き起こすことができるからだ。 特にロンドン市民には冷水を浴びせかける結果となった。G8が開催中。テロの前日には2012年の五輪開催も決まり、祝賀ムードに包まれていた。そのタイミングでのテロ... [続きを読む]

受信: 2005/07/09 15:28

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