1年を球にたとえると、今日の裏側は1月25日
地球の上で、日本の反対側にあたるのがアルゼンチンである、という。
僕は1年の365日を球にたとえて、今日の反対側はいつだろうか、と考えることがよくある。
3次元の球にたとえなくても、本当は2次元の円にたとえてもいいのだが、球にたとえた方が天球の中における現在の位置を直感しやすい。
では今日7月25日の反対側は、というと1月25日で1年で最も寒い時期である。
わかりやすく言えば、今年の1月25日からちょうど6カ月が経過し、また今日からちょうど6カ月後は来年の1月25日だ、ということだ。
このように、1年を2つに分割して考えてみると、来し方行く末というものが立体的に見えてくるような気がする。
今日の反対側というのは、決して頭の中だけで作り上げた概念ではなく、もっと直感的に感じることが出来る。
それは、太陽を見てみるといい。今日見えている太陽のちょうど真後ろ、地球と太陽との距離を倍に向こうに延ばしたところに、1月25日の地球が存在する。
半年前、僕たちは回転する地球の上に乗って、宇宙空間のその位置を移動し続けていた。
いまから半年後、やはり僕たちは地球とともに、公転軌道を180度旋回して、今見えている太陽のちょうど反対側にいるだろう。
同じ発想をすれば、1月25日に太陽を見た時、僕たちの地球が現在いる場所が、太陽の真後ろとなるはずだ。
今年の1月25日からの半年があっという間であったならば、それと同じあっという間に次の1月25日がやってくる。
反対側に移動するまでに、地球は約180回転する。
僕たちは、それ自体が1日1回転する巨大な球の表面にへばりつきながら、365日かかって太陽の回りを一周する果てしない旅を続けているのだ。
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