エアコンの基盤不良、ハンダごてで修理
梅雨明けとなった今日の夕方、故障して作動しなくなっていた三菱のエアコン「霧ケ峰」の修理に来てもらった。
修理に来た担当者は、室内機には目もくれず、ただちに室外機のふたを開けて、中からグリーンの基盤を取り出し、仔細にチェックしている。
こんなにデリケートな基盤が、雨ざらし風さらしで、炎天下にさらされっぱなしの室外機の中に収められているとは驚きだ。
担当者は、バッグからハンダごてを取り出してコンセントに差し込み、ハンダを溶かして基盤の不良を直し始める。
熱せられたハンダごてが基盤に触れると、シュッと小さな煙が上がる。
マイコンの基盤なのだろうに、修理は意外なほどにアナログで原始的なやり方なのに驚かされる。
ハンダごてなら、僕も子どものころによく使ったものだ。
小一時間ほどで修理は終わり、失われていた冷房機能は魔法をかけたように元通りに復元した。
このエアコンを買ったのは、02年10月でまだ3年経っていない。
買った時に量販店から、メーカーの保障は本体では1年間なので、本体で5年間の長期保障に入るように勧められ、当時の領収書を見ると僕はポイントの中から8300円を使って長期保障に加入している。
修理を終えた担当者は、修理代金のことは僕には何も言わず、修理記録を量販店の方に回しておきます、といって帰っていった。
今回の修理は、もし長期保障に入っていなかったら、出張費に技術料、材料費などで、修理費用は8300円程度ではすまなかったかも知れない。
いずれにしても、家電製品は必ず故障する、ということを大前提に、長期保障には保険の意味で入っておくものだと痛感した。
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