僕の家のTV分電盤を開けて、何をしている?
玄関のあたりで、ガタガタと人の気配がしている。
自転車を動かして、何かの計器盤の扉を開けて、操作をしているらしい。
ガスメーターの点検ならば、担当のおばさんが「ガスのメーター点検です」と必ず、外から声をかけてくれる。
電気のメーターならば、ドアの上にあるので、自転車を動かす必要はない。
消防点検など何らかの作業が必要な場合は、管理組合が紙に書いて張り出すのが常だが、何も張り出してない。
あまりに不審に思ったので、玄関のドアを少し開けて、「何でしょうか」と尋ねてみた。
作業服の男二人組みで、「あ、どうもおさわがせしています。こんどPHSのアンテナを交換するので、事前に調べさせていただいています」という。
PHSのアンテナ? なんのこっちゃ? うちはPSHなど使ってないのに、それがどういう関係があるのだろう、と思う。
「屋上のテレビアンテナのところに、PHSのアンテナをつけておりまして、それをこんど交換するもので‥」と説明しているが、そんな話は管理組合から一言も聞いていない。
二人の男が、扉を開けて操作していた箇所は、よく見ると「TV分配器函」と書いてある。たぶん屋上のアンテナから、各戸にアンテナ線を分けるための機器なのだろう。
PHSとの関係は、ますます分からない。もしかして、盗聴器のようなものを取り付けられたりしていたら、いやだなあ、と思う。
日本を戦争が出来る普通の国家にしようという動きが本格化しているので、ホームページやブログなどで、こうした動きに批判的なことを書いている家に、盗聴器をつけるくらいは簡単なことだろう。
なにしろ、お隣の某県警では、組織ぐるみで盗聴器を仕掛けても、だれもなんの責任もとらせられてないくらいだから、このIT社会で電話の盗聴はもちろんのこと、メールの盗聴などはお手の物だろうと思う。
いかにもという作業服姿だったのも、いよいよあやしい。疑心暗鬼がつのるいやな社会になってきた。
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