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2005/08/28

人気の街頭占い、受付終了のカード無視する行列

どうということではない話なのだが、ちょっと気になった光景。

新宿・伊勢丹の角で行われている「新宿の母」の運勢鑑定。順番を待つ若い女性たちの行列は、伊勢丹の地下に通じる階段に沿って伸びている。

この行列のわきを通っていくと、たいてい最後尾に並んでいる客の一人が、「本日の新宿の母の受付は終了いたしました」と大きく書かれたカードを持たされている。

普通は、このカードを持った人の後ろに並ぶ人はいない。一人で鑑定をやりながら、列がいつまでも伸びていくのを避ける方法として、なかなかうまいやり方だと僕は日ごろから感心していた。

ところが今日は、このカードを持った女性の後ろに、10人、15人とどんどん列が伸びているのだ。

カードを持っている女性は、泣きそうな顔で、後ろに並んだ女性たちに一生懸命説明しているのだが、だれも行列から去ろうとしない。

そうこうしていくうちに、その列の後ろには、また新たに来た人たちがどんどん並んでいく。

たまたまこのカードを持つ役目をになうことになってしまった女性にとって、カードを無視して並ぶ人たちへの説得は、重すぎる任務だ。

僕は遠巻きで眺めていただけで、なぜこのようなことになったのかは分からないが、一番悪いのは、受付終了のカードを無視してその後ろに最初に並んだ女性だ。

一人ではなく、グループ連れなのかも知れない。「大丈夫、並んでいればやってもらえるわよ。せっかく来たんだから‥」という言い分なのだろう。

しかし、カードの後ろに並んでいる人がいるのを見れば、後から来た人たちも「みんな並んでいるじゃない」とカードを無視して並んでいく。

ルールとか約束事は、無視する人がわずかでもいると全体が崩れてしまうという典型的なケースだ。

その後どうなったのだろう。新宿の母本人が裁断を下して、カードより後ろに並んでいた人たちに帰ってもらったのかどうか‥。

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