パリからのモブログ・7日目
今日は日曜日だ。僕のパリ一人旅も一週間になる。
日曜日はデパートもスーパーも、また専門店のほとんども、お休みになってしまう。
そんな中で、パリ最大といわれるバスティーユのマルシェが、週2回、日曜と木曜だけ開かれているというので、行ってみた。
フランス革命の発端となったバスティーユ監獄の名を留める広場から、2キロに渡って精肉、野菜、果物、魚介、花卉、生活用品などの店が出店している。魚介の店には長い行列が出来ている。
野菜や果物、チーズはとりわけ豊富で、フランスが豊かな農業国でもあることが分かる。写真はマルシェの様子。
そのあと、ピカソ美術館とポンピドゥー・センターに行く。
興味深かったのは、一昨日のオルセーのところでちょっと触れたマネの「草上の昼食」をテーマにした作品が、どちらにもあったことだ。
ピカソ美術館には、同じ人物配置でピカソなりに強烈なデフォルメをほどこした絵が3点あった。
ポンピドゥーの方には、本物の人間がマネの絵と同じポーズを取っているところを写真に撮り、それをポップアート風に処理を施したものがあった。
マネの「オランピア」をテーマにしたオブジェのような作品もあり、白人と黒人を逆にして黒猫を白猫にしたものと両方を並べるなど、鋭いえぐりかたをしている。
マネのこれらの作品が、いかに後世の人達の制作意欲を刺激し続けているかが伺える。
地下鉄のホームで電車を待っていたら、「スリによる被害が大変多くなっています。身の回り品には充分お気をつけ下さい」という日本語のアナウンスが流れ、耳を疑った。
ぼーっとしていてスリに遭う日本人がよほど多いのだな、と思いつつ、財布やパスポートを確認する。
BANYUU
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