パリからのモブログ・9日目
パリ一人旅もそろそろ終盤。今日は、おのぼりさん観光客に徹することにする。
午前中は、セーヌ河遊覧クルージングのバトー・ムーシュに乗って、次々と移り変わる沿岸の光景を眺める。
エッフェル塔の近くにかかる橋は、一見したところ屋根付きのように見えて、不思議に思っていたら、屋根と見えたのは地下鉄の鉄橋で、電車がその上を通っていった。
午後からは、華のパリの文字通りの中心、凱旋門へ。2日目にコンコルド広場から遥かかなたに見えていた時には、大きさが分からなかったが、間近で見上げると巨大さに圧倒される。
屋上に上るにはエレベーターもあるとガイドブックには書いてあるが、エレベーターは車椅子やベビーカーなどのためのもので、一般の人たちは272段の螺旋階段を登るか、さもなくばあきらめるしかない。
僕は一瞬、年齢を考えて躊躇する。何を隠そう、ここだけの話だが、今日は僕の、ウん歳の誕生日なのである。
ここで登るのをあきらめて年齢に屈するか、倒れてもいいから登りきるか。僕は意地で後者を選ぶ。
息切れであえぎながらも、ついに凱旋門の屋上にたどり着いた時の感激は、筆舌につくし難い。
凱旋門を中心に、星の輝きのように放射状に広がる12本の通りは、素晴らしいとしか言いようがなく、夕方になるまで眺め続けていた。
写真は、凱旋門の屋上からシャンゼリゼ大通りをコンコルド広場、ルーブル美術館方面へ望んだもの。
かくしてパリの旅は、あと1日を残すのみとなった。
BANYUU
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コメント
お誕生日オメデトウゴザイマス!
パリで迎える誕生日なんて…素敵。
凱旋門の屋上からの景色、素晴らしいですよね。
私もパリに旅行に行った時、すごく感激したのを覚えています。
古い町なのに、なんでこんなに美しいのでしょう…。
そうそう階段も、相当キッツいですよね!
どうか気を着けてお帰りになってくださいね。
投稿: かんげ | 2005/09/14 12:46