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2005/09/27

「埴生の宿」の埴生って? 知らなかった‥

昔から長年耳にしたり口ずさんだりしている歌の歌詞で、何の意味かまったく分からないまま、気にもとめなかった言葉がたくさんある。

おなじみ「埴生の宿」の埴生がそうだ。テレビで歌詞が字幕で流れるのを見ていて、僕は埴生の意味をまったく知らないことに気づいた。

「埴生の宿」というとロマンチックな感じがするが、埴生とは地名だろうか、それとも椰子の葉のような南方の植物だろうか、などと思ってみる。

そこで辞書を引く。

埴生とは、埴(はに)のある土地となっている。埴とは、赤色の粘土のことで、埴生の宿とは「土で塗ったみすぼらしい家」(新明解)とある。

ひえーっ、僕の想像していたイメージとはまったく逆だ。よくも、埴生の意味を知らないままで、人生ここまで生きてきたものだと、あきれてしまう。

こうしたことって、実に多い。

「城ヶ島の雨」の、利久鼠の雨がふる、というくだりがそうだ。利久鼠って、どんなネズミだろうか、城ヶ島に棲息しているのだろうか、などと漠然と考えていた。

が、これも調べてみると、「利休色で鼠色がかったもの」とあって、これは色のことなのだ。

では利休色とはどんな色だろう、と己の無知が次々にあらわになっていく。これは「緑色をした灰色」のこととある。

さすが北原白秋、言葉の使い方がわれわれ凡人とは違う。

最近は、テレビで昔の愛唱歌や抒情歌を聴く時には、辞書をかたわらに置くことにしている。

♪なじかは知らねど‥ 「なじか」ってなんのこと? 辞書辞書!

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コメント

利休鼠色、おもむきのある表現ですね。具体的にはどういう色か、どんなねずみ色かうかびませんが。白秋の「砂山」について、書いたことがありました。ご覧いただければ幸いです。

投稿: takanosu1736 | 2005/09/29 16:00

takanosu1736さん、はじめまして。利休鼠色、ちょっと想像がつきませんが、うぐいす色のさらに渋くて暗い感じだろうか、と思ったりしています。
白秋の「砂山」について、読もうと思ってクリックしてみましたが、なぜか表示されないようです。ブラウザのせいでしょうか。

投稿: BANYUU | 2005/09/29 18:16

はにうって、昔、奈良に赤膚土って粘土層があり、それで、土器を作ったんだろうけど、、和歌山にもあってね、日本人、山人が恥じらう文化があるのを例えたんだと思う。土器のこと土師の里ってので残っていて、はじってので、赤土が残ってる。。
昔、天照大神が裁判官役をしていた時に、山人たちは正直で誠実だから、嘘を着くとすぐ表情に現れる。。
民族としての美徳のシンボルが赤膚、ハジ、、ってこと。ハジを知れ!ってことは、そういう意味があって、戦後、悪いことのように洗脳されてますが、元々はそういう美徳を言ったのです。

投稿: takokuro | 2015/06/09 08:48

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