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2005/10/31

今年のカレンダーも残り2枚になって

月の最後の日、夕闇が迫るころに、無事に終了したその月のカレンダーを切り離し、新たな月のカレンダーにするのが、いつしか僕の習慣になっている。

新たな月の始まりを迎えるのは、正月ほどではないが、いくぶんなりとも気分が改まるものだ。

1カ月が過ぎるのは早い。とりわけ、夏の盛りが過ぎて9月からの時間の流れは、毎年のことながら1年で最も速度が早いような気がする。

その4カ月の中でも、11月と12月は最高の速度で過ぎていく。

もう明日は、年賀はがきが発売される。年賀状の図柄をどうしようか考えているうちに、あっという間に師走に入り、あとはもう怒涛の急流のように年の瀬を迎え、新年になる。

1年のうちで、最も長い季節が冬だ。

文化の日が過ぎると、すぐに7日の立冬だ。暦の上の季節の始まりの中で、立冬だけは現実の季節感と合致しているのが不思議だ。

実感としての冬は、年末年始をはさんで延々と続き、3月のお彼岸のころまで続く。冬の期間は、4カ月半あるのだ。

今年の冬、心配なのは鳥インフルエンザから変異した新たなインフルエンザの世界的流行の気配だ。

各国政府とともに日本でも、官民あげての対策チームが動き出したが、個人レベルでは何が出来るだろうか。

外出から帰ったら、手洗いとうがいを励行することは当然として、ほかにどんな方策があるのか思いつかない。

新たなインフルエンザに対応する予防注射は、どうなっているのだろうか。もう受けられる態勢にあるのだろうか。

今年の冬の最大の問題は、このインフルエンザにあるような気がしている。

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