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2005/10/11

「かあさんの歌」の最初は、「が」それとも「は」?

「かあさんの歌」は、学生のころに仲間同士でよく歌ったものだし、いまでもいろいろなところで聴く機会が多い。

この有名な歌の歌い出しは、みなさんは、なんと覚えているだろうか。

♪ かあさんが 夜なべをして 手袋あんでくれた

僕が学生時代に歌ったのは、こうだったし、今まで疑ってみたこともなかった。

が、先日、何年か前に録画した叙情歌の番組を見ていたら、芹洋子さんがこの歌を歌っていて、字幕に「かあさんは 夜なべをして 手袋あんでくれた」と出ていた。

僕は、この字幕、間違っている、と思ったが、芹洋子さんも「かあさんは」と歌ったような気がする。

では、僕が歌っていた「かあさんが」の方が間違っていたのだろうか、と気になってくる。

いや、そんなことはないはずだ。これまでも、テレビで見たこの歌の字幕は「かあさんが」だったし、バラエティー番組などでこの歌のパロディーが歌われる時も、「かあさんが」と言っていたと思う。

窪田聡作詞・作曲の歌なので、ネットで歌詞を調べてみればすぐに分かるはずだと思ったら、なんと「が」と「は」の両方があって、どちらが正しいのか、ますます分からなくなる。

「かあさんが」としているのは、このサイトや、このサイトこのサイトこのサイトなどだ。

一方、このサイトのように、「かあさんは」になっているサイトも少なくない。

このサイトは、「かあさんは」とした上で註を付けて、「かあさんがとなっている歌集もあるようです」と 書いている。

ナゾを解くカギは、このサイトで、「かあさんが夜なべをして」(原詩・かあさんは夜なべをして)と、カッコの中で原詩と違っていることを明記している。

作詞者の原詩は「かあさんは」だったが、「かあさんが」の方が歌詞として自然な感じがするため、いつのまにか「かあさんが」ですっかり定着してしまった、ということなのだろうか。

「が」と「は」の違いはよく英語のaとtheの違いで説明される。

昔むかしあるところにおじいさんが住んでいました、の「が」はaであり、おじいさんは山に柴刈りに行きました、の「は」はtheだというのだ。

そうすると、最初の歌い出しはやはり「かあさんが」がふさわしいような気がしてくる。

ちなみに、この歌の二番は、「かあさんは 麻糸つむぐ」で、ここの「かあさんは」には違和感は全くない。

(表の新着情報:「21世紀の歩き方大研究」の21世紀エッセイ「時間の岸辺から」に、「リモコンが使えなくてもお湯が出る給湯器の恩恵」をアップロード)

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コメント

私も、「が」派です。
そういうふうに歌ったし、おっしゃるとおり、そのほうが違和感ないと思ってしまいますです。


投稿: ahaha | 2005/10/12 03:16

やはりそうですよね。学校や合唱サークルなどでは、どちらで歌っているのか知りたいところです。

投稿: BANYUU | 2005/10/12 14:16

「かあさんは」が正解です。窪田聡さんは今でも「うたごえ」やアコーディオンの指導をしています。その窪田さん本人に聞いたので間違いありません。

投稿: セキグチクニユキ | 2010/02/15 20:47

窪田さんご本人が言っておられるなら、原詩は「かあさんは」なのですね。しかし、原詩とは異なる「かあさんが」で歌われるケースが少なくないのは何故なのか、やはり不思議な感じは残ります。

投稿: BANYUU | 2010/02/15 21:37

この歌は歌声喫茶で広まったのでその間に歌詞が変わってしまったのかも知れません。歌声喫茶「ともしび」の歌集では「かあさんは」となっていますが、以前のものでは「かあさんが」となっているものもあります。NHKの「みんなのうた」ではペギー葉山さんが「かあさんは」と歌っています。NHKの歌謡コンサートでは阿部渉アナウンサーが窪田さんに「かあさんは」で確認したと言っていました。

投稿: セキグチクニユキ | 2010/02/15 22:43

広まっていくうちに歌詞が変わるということは、あり得ることですね。僕たちのころは、ガリ版で刷った手作りの歌集のようなものしかなかったのですが、その歌集で「かあさんが」となっていたのかも知れません。

投稿: BANYUU | 2010/02/16 22:33

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