犬を飼うことが入居条件の愛犬マンション
「ペット不可」のマンションが大多数の中で、必ず犬を飼うことを入居者に義務付けた賃貸マンションが、東京・三鷹に登場したという。
マンションの各戸には、雑菌やにおいを抑えるコーティングが壁と天井に施されているなど、対策も万全とか。
4階建てで全14戸のうち、すでに13戸が埋まっているというから、これは現代のお犬様御殿である。
建てたのは市内の不動産経営者で、「全員が犬を飼うことで、互いに気兼ねやストレスを感じない環境をつくるため」という。
経営者はもしかして、徳川五代将軍綱吉の生まれ変わりだろうか。
これでこんどは、猫好きの人たちが黙っていないのではないか。入居者にネコを飼うことを義務付けたマンションも登場するかも知れない。
いや、世の中には爬虫類をペットとして飼っている人たちも少なくない。
いずれ爬虫類マンションも登場して、廊下やエレベーターに、ニシキヘビからワニ、イグアナなどが、ウジゥジャするようになるかも知れないぞ。
ともかく、「不可」が主流の中で、「可」を打ち出して売り物にするという発想の転換は、大いに結構なことだと思う。
ペットだけではない。ステレオからテレビ、楽器など大音響をこよなく愛する人たちのための、「大音響マンション」というのがあってもいい。
ただし、周囲のほかの住宅には音響がもれないようにして、マンション内部でお互いの大音響を楽しんでほしいものだが。
(表の新着情報:「21世紀の歩き方大研究」の21世紀エッセイ「時間の岸辺から」に、「株の販売電話は、高校の同窓会名簿が売られたため」をアップロード)
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