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2005/11/30

物質の本性はモノではなくてコトなのだ、という認識

新聞の書籍広告を見て、ふっと思い立って、「物質をめぐる冒険」(竹内薫著、NHKブックス)を買ってきて読んだ。

この本の趣旨は、現代物理学が解き明かした最先端の物質像ということだが、僕のようなシロウトには全く理解出来ない部分も多い。

にもかかわらず、一気に読み終えて不思議な説得力のようなものを感じ、物理学としては理解出来なくても、この世界を見る新しい視点のようなものの端っこに、感覚的に触れたような気がする。

おおまかに、この本に書かれていることの骨子を要約すると、次のようになると僕は思う。

ニュートンとマクスウェルが築きあげた古典物理学の世界では、物質は僕たちが日常的に経験している固くて堅牢で不滅のモノだった。

それがアインシュタインと量子力学の近代物理学によって、物質の概念は大きくゆらぐ。古典物理学の時間や空間の概念も変貌した。

ここまでは、ポピュラーサイエンスの解説書や雑誌でおなじみのところだが、いわばポストモダンともいわれる現代物理学では、物質はもはやモノとしては扱われない。

モノのように見えている物質のふるまいは、すべてコトによっておきていて、モノとは突き詰めていくとコトになってしまう。

この本では、こんな書き方をしてまとめている。

「モノから始まった物理学から、次々とモノが姿を消してゆき、しまいにはモノの置き場所である空間、さらには時間さえもがぼやけてゆき、最後に行き着いたのは、(中略)究極の関係性、つながり、フィクション、コト的世界だったのである」

「いま人類の文化を席捲している大きな潮流は、『モノからコトへ』と呼ぶことが出来る。(中略)現代物理学は、もしかしたら、人類の思想の究極の到達地点をわれわれに垣間見させてくれているのかもしれない」

僕は、ここで書かれているように、人類の思想の究極の到達地点かどうかは、なんともいえないと思うが、だいぶ前に読んだ「宇宙の創造と時間」(佐藤文隆著、TBSブリタリカ)にも同じような記述があったのを思い出して、読みなおしてみた。

対論形式で書かれた「物理の分際-時空と物質」という部分に、こんなくだりがある。

--「もの」すらなくなって「こと」しかなくなるということですか。

--そうなのです。やっていることは、あらゆる「もの」を掃除して、せいせいしたという感じなのです。

物質概念の希薄化ないしコトへの還元は、もしかして物理学だけの話ではなく、いまや僕たちが日々、ネットを通して体験している情報性や関係性として、この世界そのものを特徴づけている実相なのかも知れないとも思う。

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2005/11/29

失業率は悪化して失業者が減少とは??

今日の夕刊各紙に、総務省が発表した10月の就業者と失業者の統計が載っている。

ところが僕は、何度読み返しても、どういうことなのか飲み込めない。

完全失業率は前月より0.3ポイント高くなって4.5%に悪化している。

なのに完全失業者数は、304万人で前年同月比7万人減と29カ月連続の減少という。

さらに、就業者数は前年同月比57万人増の6409万人と6カ月連続で増加。このうち自営業者らを除く雇用者は前年同月比95万人増の5457万人と過去最高、というのだ。

この記事では、どこがポイントなのだろうか。

ある新聞は「就業者57万人増」を見出しにしており、別な新聞は「失業率4.5%に悪化」を見出しにしている。

読む側の印象はまったく正反対になる。

そもそも、これは統計のトリックではないのか。

完全失業率が悪化しているのに、完全失業者数が減少しているとは、失業者だけに絞っても、良い方に向かっているのか悪い方に向かっているのか、判断がつかない。

よくよく見てみると、トリックの一端が見えている。

失業率は前月比なのに、失業者、就業者、雇用者は前年同月比なのだ。

統計対象となる時期が異なるデータを、ごちゃまぜにして発表していいものだろうか。

総務省はこれらの数字から、「雇用情勢は引き続き回復基調にある」としている。

これについて、疑問をさしはさむ記事が見られないのは、新聞もトリックにはまっているのか、それともトリックづくりの共犯者となっているのか。

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2005/11/28

NHK「義経」の「しずやしず」と「安宅の関」

僕がNHK大河ドラマを見たのは、1966年(昭和41年)に放送された「源義経」が最後だったと思う。

この時はまだモノクロの放送ながら、尾上菊之助の義経と緒方拳の弁慶が忘れられない。

「勧進帳」で安宅の関を通り抜けた後、菊之助・義経の前でさめざめと泣く緒方・弁慶は、今でも鮮やかに目に浮かぶ。

静は藤純子だったが、この記憶がないのが残念だ。

今年のNHK大河ドラマ「義経」 は、全然見ていなかったのだが、先週日曜放映の「しずやしず」と昨日放映の「安宅の関」だけを初めて見た。

「しずやしず」は、石原さとみの静の舞がかわいらしく美しいが、いま一つ、この舞と歌に込めた静の内面的なものが伝わってこない。

それに、「よしのやま‥」に続くせっかくの「しずやしず‥」のところで、舞の場面を中断して義経たちの逃避行のシーンを挿入したのは、演出が鼻について逆効果だ。

ここは、一切の余分な映像を挿入することなしに、舞だけで通すべきだった。静の舞については、去年11月30日に僕のブログ記事で書いているので、そちらを参照していただきたい。

次に昨日の「安宅の関」。義経の物語の最大のクライマックスであり、大河ドラマ久々のこのシーンをどう描くかに興味があった。

滝沢秀明・義経と松平健・弁慶の主従一行に立ちはだかる石橋蓮司・富樫の対決。

白紙の勧進帳を読み上げる緊迫はなかなかのものだった。

いただけないのは、その後、いったん通過を認めた後、富樫が一人の山伏を義経ではないかと疑って、呼び止めるくだりだ。

ふところに大切に持っていた静の笛を見つけて、山伏がこのようなものを持っているとはおかしい、という。

それに対して弁慶は、この山伏が盗んできた笛だとして、そのことを理由に義経を打ち据える。

僕はこの場面では、静の笛などという小細工をほどこさずに、富樫がこの山伏は義経に似ている、とストレートに疑うほうがずっとすっきりすると思う。

また弁慶が義経を打つ理由も、盗みをはたらいたからではなく、お前が義経に似ているばっかりに行く先々で疑われてしまって、ということで十分であり、その方がはるかに強烈である。

こうした不満は残るが、松平弁慶が滝沢義経をこれでもかこれでもかと徹底的に打ち据え続けたのは、なかなかよかった。

富樫の顔色が変わっていくのがよく分かり、義経主従であることを見抜きながら通過させたことが見るものに伝わる。

ただ、武士として死を覚悟までして通過させた富樫の苦悩のようなものが、もう少し浮き彫りにされてもよかった、という気がする。

ちなみに、僕が1992年に歌舞伎の「勧進帳」のテレビを見た感想を、ASAHI-ネットの超長行の自己紹介「蛮勇日記帳」に書いているので、そのくだりを再掲しておきたい。

       今夜のNHK教育テレビの「勧進帳」。再放送ですが、また
       最後まで見てしまいました。勧進帳の主役は、一体だれでしょ
       うか? 義経ではないのはもちろんですが、じゃあ弁慶か。い
       え、僕は、この歌舞伎の真の主役は、富樫だと思います。富樫
       役の中村富十郎が冒頭に語っていましたが、義経・弁慶の主従
       たちと知った上で、一行を通過させることを決めた時、富樫は
       武士として死を覚悟で、すべての責任を自分で負うつもりだっ
       た、というのです。
        弁慶の豪快さ、頭の回転の鋭さ、立ち居振る舞いの華麗さは
       富樫あってのものなのですね。僕はかつて、富樫は憎らしい敵
       役、程度の認識でしか見ていなかったけど、いま思うと、なん
       という浅い見方だったのでせうか。

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2005/11/27

11月も終わるのに、まだ朝顔が咲いている

05-11-27_16-021朝顔の季節は夏のはずだが、僕のベランダの朝顔はまだ咲き続けていて、今朝も数日ぶりに花が開いた。

寒さのせいか、十分に開ききることが出来ず、昼ごろにようやく開いたものの、花が4分の1ほど欠けた状態でなんとか咲いている。

去年はベランダの朝顔が最後に咲いたのが11月23日だった。

今朝咲いたのが最後なのか、まだ咲くのかは分からないが、去年の記録を大幅更新だ。

この鉢は今年6月に買ったので、もう半年近くも現役で花を咲かせていることになる。

温暖化の影響で、紅葉前線の南下が年年遅くなり、今年は各地で記録的な遅さとなっているという。

東京のイチョウの黄葉は、平年より6日遅れの25日だった。

カエデの紅葉はこの50年の間に15日以上遅くなっていて、地方によっては年明けて正月に紅葉を迎えるケースも珍しくなくなっているらしい。

朝顔が遅くまで咲き続けているのも、こうした植物界の異変の一環なのかも知れない。

今年は、師走の朝顔を見ることが出来るのだろうか。

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2005/11/26

天文年鑑に毎年、神武紀元が明記される理由

2006年の天文年鑑を買ってきた。僕が中学1年のころから、毎年欠かさず買っていて、これで何年くらい続けているだろうか。

冒頭には毎年、その年の概要が書かれているのが興味深い。

「西暦2006年は平成18年で、明治139年、大正95年、昭和81年にあたる。神武天皇即位紀元では2666年になる」と書いてある。

僕はいつも、なぜ天文年鑑に神武紀元が書いてあるのか、不思議な気がしていたが、この2006年版には理由がわざわざ書いてある。

それによると、どの年が閏年になるかを定める勅令(明治31年勅令第90号)が「神武天皇即位紀元数」を基準にしているため、この年数が分からないと法的には今年が平年か閏年かを判断できないのである、というのだ。

閏年かどうかが、法的には今でも明治の頃に出された勅令をもとにして決められているとは、驚きだ。

現在のグレゴリオ暦では、原則として西暦年数が4で割り切れる年が閏年だが、例外として100で割り切れる年は平年とする。さらにその例外の例外として、400で割り切れる年は閏年である、としている。

これによって、例の2000年問題で大騒ぎだった5年前の2000年が、400年に一度の例外として閏年となった。

このようにして閏年か平年かは問題なく判断できるのに、本当に天文学者も物理学者も政府もカレンダー業界も、明治時代の勅令に基づいて判断しているのだろうか。

そもそも市販のカレンダーのほとんどは、神武紀元など問題にもしていない。

科学書であるはずの天文年鑑に、何か別の思惑のようなものが混じりこんでいるような感じがして、いつもこのくだりは釈然としない。

とくに2005年版まではずっと(僕の記憶にある限りは)、「日本紀元」という遠慮がちな表記だったのが、2006年版からいきなり「神武天皇即位紀元」と単刀直入の表記になっているのは、どうしたことだろう。

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2005/11/25

どんどん溜まる保冷剤、いい使い道はないか

05-11-25_17-48デパ地下などで、お惣菜やサラダを買うと、真夏でもないのに、保冷剤を入れてくれる。

省エネに逆行して、がんがんと暖房を入れて夏のような暖かさにしている建物が少なくないので、そうした中を持ち歩くことを考えれば、冬でも保冷剤は当たり前なのかも知れない。

もらった保冷剤は、みんな捨てているのだろうか。

僕も捨てようとは思うのだが、これは燃えるゴミなのか燃えないゴミなのか、いったい何から作られているものなのか、などと考え出すと分からなくなり、まずは冷凍庫に放り込む。

冷凍庫の中は、しだいに保冷剤が増えていっていまや50~60個にもなっている。

このままでは、冷凍庫は保冷剤に占拠されて、ほかのものは何も入れられなくなる。

何か本末転倒のような気がするのだが、保冷剤のパッケージには「冷凍庫で凍らせてください」などと書いてあって、再使用を前提に作られていることが暗に強調されている。

再使用といっても、冷凍庫から保冷剤を出して何かを冷やすために使うという機会はめったにない。

溜まっていく保冷剤のいい使い道はないものだろうか。

新型インフルエンザにかかって高熱が出た時に、手軽な熱さましくらいにはなるかも知れないが。

(表の新着情報:「21世紀の歩き方大研究」の21世紀エッセイ「時間の岸辺から」に、「重力と加速度は同じ、アインシュタインの発見から90年」をアップロード)

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2005/11/24

今年は大晦日の夜に見たいTV番組がない‥

12月のテレビ番組情報誌が今日一斉に発売になり、いつも買っている月刊デジタルTVガイドを買ってきた。

パラパラとめくってみて、大晦日の夜の番組を見てみる。

TBSがレコ大と格闘技、フジは格闘技オンリー、日テレがお笑いグランプリ、テレ朝がドラえもんと、たけしのTVタックル、テレビ東京は年忘れにっぽんの歌。

民放はどれも僕の好みに合わない。

NHKの紅白は、司会者さえよかったら見るのになあ。僕は、どういうわけか理由もなく、みのもんたが大嫌いなのだ。

山根基世も、かつて「映像の世紀」のナレーションをしていたころは声に惚れたものだが、紅白の司会としてはピンとこない。

衛星第2もNHKハイビジョンも同じ紅白というのは、なんかズルイ気がする。視聴率は全部足して計算するのだろうか。

NHK教育は、第九とドキュメンタリーだ。第九のソプラノが森麻季なので、これは見る価値があるかも、と思ったりする。

それほど見たい番組もないなら、大晦日の夜はテレビを見ない、というのも選択肢かも知れない。森麻季の第九は録画しておけばいつでも見れるし。

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2005/11/23

新たまごっち発売に長蛇の列、運良く入手!

05-11-23_16-21デパートに開店と同時に入ろうと思って行ったら、玄関に長い行列が出来ている。ほとんどが親子連れだ。

なんだろうと思ったら、たまごっちの新しいバージョンの発売日なのだそうだ。

たまごっちといえば、もう9年も前に僕の職場の女性たちの間で流行っていたことを思いだす。

10時の開店と同時に、玄関に並んでいた大勢の人たちが、一番近い3基のエレベーターめがけて殺到する。

フロアに転倒する者も出るが、みなおかまいなしで、エレベーターにギュウギュウ詰めで入り込む。

たまごっちの売り場は9階らしい。僕は別の階に用があったので、この騒ぎを横目でながめるばかりだ。

30分ほどして、9階フロアの様子を見に行ったら、買うのにそこでまた延々と行列が出来ていて、「こちらが最後尾です」のプラカードを掲げた店員さんが、並べばまだ買えますか、などという客の問い合わせに対応している。

たまごっち人気がこれほど復活していることに驚いた後は、しばし店内でお茶をしながらくつろぐ。

その後、もう一度行列の様子を見に行ってみたら、もう行列はない。

売り切れたのだろうと思って、売り場に行ってみたら、行列は途切れたものの、まだ買えます、という。

05-11-23_16-18えっ、というわけで、僕は全く買う予定のなかったたまごっちを買う。税込みで2940円。

1人1個という制限があり、僕はフリルぴんくの色を選ぶ。

買った後で、しげしげと品物を見て初めて知ったのだが、これは「超じんせーエンジョイ!たまごっちプラス」という名前で、たまごっちが育っていくと入園や入学、就職までして、さらにパソコンと通信することで、たまごっち星にも行くことが出来る、というものだ。

たかがたまごっちと思っていたが、IT化の中でスケールが大きく膨らんでいるのに感心する。

せっかく買ったたまごっちなので、どれくらいの人気があるのかと、ヤフオクを覗いて見て驚いた。

今日発売されたばかりの新しいたまごっちがもう何点かオークションに出されていて、どれも30人から50人もが入札して、1万円を超えてもなお価格がどんどんつり上がって行く。

僕が買ったフリルぴんくの色はとりわけ人気らしく、あれよあれよという間に、1万6000円の高値で落札されていった。

ほかにも、出品が続いていて、今日買えなかった人たちがこぞって入札しているらしく、落札価格はさらに高まりそうな勢い。先ほどは、フリルぴんくが2万5500円で落札されていった(怖いよ~!)

僕がたまたま幸運にも入手したたまごっちは、このまま未開封の状態で手元に置いておいて、時々ながめては悦に入ることにするか。

それともいっそ、たまごっちを育てて、たまごっち星まで行ってみようか。

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2005/11/22

ブラウザ・コレクション

desktop僕がふだん使っているブラウザは、Netscape7.02だ。

インターネットを始めたときからずっとNetscapeで、バージョンアップを繰り返しながら、7.02で落ち着いている。

今年3月に最新版の7.1にバージョンアップしようとしたところ、7.1も7.02もどちらも意味不明のエラーメッセージが出て、立ち上げることが出来なくなった。

結局、7.1へのバージョンアップはやめ、壊れた7.02を4時間かかって復元して、ようやくことなきを得た。それ以来、Netscapeは7.02のままにしている。

それはそれでいいのだが、困るのはNetscape4.7でなければ表示されないサイトがいくつかあって、4.7も並存させておかなければならないのだ。

さらに、Internet Explolerでなければ表示されないサイトがあることや、自分のサイトやブログの表示具合をIEで見るために、こちらの6.0も置いている。

そこへもってきて、第3のブラウザとして愛好者の多いFirefoxもインストールしてみたら、これがサクサクと快適なのだ。

アドレスバーに日本語で単語を入れただけで、最適のサイトを表示するなどなかなかの優れもので、時々これで遊んでいる。

さらに、最近になって無料化された(というか無料バージョンから広告が表示されないようになった)Operaもインストールしてみた。

これはこれで雰囲気が違って、作動もキビキビしている。

つい先日は、ソフトウェア・オブ・ザ・イヤー2005に選ばれたというLunascapeのバージョン3も入れてみた。

ツールバーのあたりに、ニュース速報が流れてくる。

というわけで、気がついてみたら、僕がインストールしているブラウザはいつの間にか6種類になった。

それぞれの特徴を使いこなすにはまだ程遠いが、いろいろとブラウザを切り替えてみるのも面白く、思わぬ発見があったりする。

いつまでもIEの時代ではないということを、実感しているこのごろである。

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2005/11/21

インフルエンザの予防接種を受けてきた

新型インフルエンザの流行に備えて世界的に警戒が強まる中、今年はインフルエンザの予防接種をどうしようかと思ったが、今日、受けてきた。

もちろん、在来型のインフルエンザに対してしか効果はなく、予防接種を受けたからといって、全くかからないというわけではなく、重症化を防ぐのがおもな狙いだ。

その重症化を防ぐ効果も、30%から70%とあまり高くなく、前冬はとくに低かったようだ。

効果が低くても、予防接種をしないよりは、しておいた方がまだましではないか、と思っている。

新型インフルエンザについては直接の効果はないが、在来型のインフルエンザにかかって重症化し、体力が落ちているところへ新型インフルエンザにかかったら、それこそ命にかかわるので、間接的な意味で新型に対する防御にもなるような気がする。

気休めかも知れないが、ウイルスに感染して発症するかどうかは、案外こうした気持ちの持ちようが関係しているのではないか。

今年は暖かかった10月に比べて11月の寒さは記録的だそうで、新型インフルエンザの流行に先立ってまず在来型インフルエンザが流行しそうな予感もする。

予防接種代の3000円は、保険のようなものであろう。

来年の冬には、新型インフルエンザの予防接種が実用化されているだろうか。それともさらに1年先になるのだろうか。

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2005/11/20

高橋尚子選手の復活Vは、勇気と希望がわく

05-11-20_17-04毎年、銀杏の葉が黄色く色づくこの季節になると、東京国際女子マラソンのことを思い出す。

僕のかつての職場は、この日になると部員総出で、裏方の手伝いにあたるのだ。主な仕事は、沿道で応援する人たちに小旗を配ったり、出場選手の一覧が書かれたチラシを渡したりする。

さらに先頭集団と中継車が通過する時刻に合わせ、沿道に大きな社旗を掲げて、テレビに社旗がよく映るようにする。もっともこの社旗は、おおっぴらに広げると陸連の人たちから注意されるので、あくまでゲリラ的に目にも止まらぬ早業でやる。

選手たちが目の前を通過していくときは、どの国の誰であろうと、声がかれるほどの大声援を送るのも、僕たちの職場の仕事の一つだった。

今日、テレビで東京国際女子マラソンを見ながら、かつての職場の人たちは、やはり同じように裏方の仕事で沿道に出ているのだろうか、などと思ったりした。

それにしても、今日の高橋尚子選手の復活Vほど感動的だったマラソンはない。(写真はテレビ朝日の画面から)

シドニーの金メダリストでありながら、アテネの出場を逃してしまった屈辱。小出監督からの独立。

そして出場直前にファンを心配させた右足の痛み。

本人が「時間が止まった」というこの2年間の辛さと苦しさは、想像を絶するものがあっただろう。

そうしたことをすべて乗り越えて、今日、36キロ地点からの驚異的なスパートで、あれよあれよという間に2、3位を引き離し、見事に復活の優勝を遂げたことは、どれほど多くの日本人に勇気を希望を与えてくれたか計り知れないものがある。

Qちゃんがサングラスで走るのは、沿道で声をかけてくれる人の顔がよく見えると、だれにでも笑顔を返したくなるためなのだという。

ゴールインの後のインタビューでも、自分を支えてくれた大勢の人たちへの感謝の言葉を語る様子が、謙虚でとても好感を持てた。

国立競技場には、かつての恩師だった小出監督の姿も。陰でそっとQちゃんを応援する姿は、鉄腕アトムの活躍を陰で見守るアトム生みの親の天馬博士のような感じだ。

3年後の北京五輪。33歳のQちゃんにとっては、最後の五輪のチャンスかも知れない。北京で快走するQちゃんの姿を見たいと願うのはファンに共通する思いだろう。

人間的にも大きく成長し、スマイルの輝きが一段と美しくなった女ざかりのQちゃん。これからのさらなる活躍をおおいに期待したい。

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2005/11/19

レンタルビデオ屋さんもビデオからDVDへ

実に久しぶりで近くのレンタルビデオのお店に行った。

レンタル開始となった「ハウルの動く城」を借りるためだが、なんと入荷したこの作品のビデオは僅か3本しかなく、30本ほども棚に並んでいるのはどれもDVDなのだ。

僕は、前回の宮崎アニメの「千と千尋の‥」がDVDの色調をめぐって、ファンの間から上映作品に比べて全体に赤っぽい、という批判が相次いだこともあって、今回もDVDは敬遠してビデオの方を借りた。

店内を見渡してみると、最近の人気作品のほとんどがビデオとDVDと両方を置いているが、最近のものになればなるほどDVDの方が多くなっていて、ビデオは完全に少数派に転落だ。

そんなにDVDデッキが普及しているのかと思いきや、この店ではDVDデッキを持っていない人のために、DVDデッキのレンタルも行っているのだ。

今回は、DVDの色をめぐって上映作と違うという声が出ているという話は聞かない。

ということは、「千と千尋の‥」のDVDの色は、やはりファンを無視したデフォルメの色調だったのだろうか、と思ったりする。

「千と千尋の‥」がビデオレンタル開始となった時には、近くのレンタルビデオ店はビデオだけしか入荷してなかった。ビデオの方は、映画館で上映されたものと同じ色調で何の問題もなかった。

考えてみれば、ビデオとDVDで色調が違うというのも、おかしな話だ。

こらからは、レンタルされるメディアはますますDVDが中心となっていって、ビデオは2、3本しか入らないようになっていくだろう。

それだけに、色調を人為的に操作しやすいDVDについては、ファンが厳しく監視の目を向けていく必要があるように思う。

レンタルビデオ店という定着した呼び方も、今後はレンタルDVD店となっていくのだろうか。

ポストDVDはどうなるのか。レンタル・ブルーレイ・ディスクもレンタルHDDVDも、舌をかみそうで言いにくい。

その前にまず、2陣営に分裂したまま突っ走るのでなく、規格を統一して一本化してほしてものだ。

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2005/11/18

おととい未明の火災は不審火

05-11-18_17-46おとといの未明、僕の家の近くで発生した火災は、不審火の可能性が高くなってきた。

近所の人たちの話を総合すると、この火災の前夜も、近くで不審火と見られるボヤがあったばかりだった。

今回、火元となった木造アパートは、消防や警察の実況検分などから、居住者の部屋には火の気がまったくなかったことが明らかになった。

共同の玄関にはカギがかかってなく、24時間誰でも出入りすることが可能で、最も激しく燃えていて出火場所と見られているのが、玄関を入ってすぐの階段付近だった。

不審火というのは、端的に言えば放火の疑いが濃いということだ。

この近辺では、マンションのゴミ置き場が燃えたり、郵便受けの下に置かれた屑入れが燃えるなど、放火事件が頻繁に起きていて、町会などが警戒を強めている矢先だった。

いったいどのような人間が、放火をして回っているのだろうか。

社会に対する不満分子なのか、むしゃくしゃして鬱憤晴らしをしているつもりなのか、いずれにしても危険極まりないことだ。

検挙にまさる防犯なし、という。一刻も早く、放火犯が捕まってくれることを願うしかない。

(表の新着情報:「21世紀の歩き方大研究」の21世紀エッセイ「時間の岸辺から」に、「同期生たちが次々とこの世を去っていく衝撃」をアップロード)

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2005/11/17

デジタルビデオカメラの修理が出来てきた

05-11-17_16-351今月5日に修理に出したデジタルビデオカメラが、直ってきた。

修理代が2万円以内ならば修理を進めてもらい、それを超えるようなら電話で連絡してもらうことになっていた。

僕としては4万円以上ならば修理をやめて新しい機種を買いなおすつもりだった。

3万円ならば修理をするか買いなおすか、ビミョーなところだ。

数日して修理センターから電話があり、修理費用が20055円となるがどうするか尋ねてきた。

2万円ギリギリではあるが、これならば買いなおすよりはずっと経済的なので、それで進めてくれるように頼んでおいたのだ。

修理伝票を見ると、イジェクト不良でサブシャーシ交換およびビス2個交換で19100円、それに消費税が加わって20055円となっている。

不良品の部品は、交換したという証拠なのか、丁寧に包んで返してくれた。

返してもらったのはいいが、とっておいて何か役に立つだろうかと考える。

役に立つことといえば、今日のブログに載せるために写真を撮ることくらいしかない。

3カ月以内に同じ箇所が故障した場合は、今回の修理伝票とともに持っていけば無料で修理をしてくれる、書いてある。

そんなすぐに故障したのでは困るが、万一、再度修理に出すような場合、説明がしやすいように、この不良部品もしばらくは捨てないで伝票と一緒に保管しておこうと思う。

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2005/11/16

未明に近所で3棟が燃える火事

05-11-16_05-403まだ外も暗い朝の5時すぎ、やけに表の通りで人の声がするので目がさめた。

何か夜間の工事で、クレーン車のようなものを移動させているのだろう、と思いながらカーテンを開けてみて驚いた。

僕の家のすぐ向かいの、店舗や住宅の一角が炎上している最中で、表の通りは赤いランプを点滅させている消防自動車で溢れかえり、完全な通行止めになっている。

あちこちからホースによる放水が行われていて、2、3箇所の屋根から炎が上がっている。

ねぼけまなこで眺めていると、現実離れした夢のシーンのような錯覚に陥る。

不思議でならないのは、こんな近所で火災が発生して消防車が集結しているのに、僕にはサイレンの音が全く聞こえなかったことだ。

僕は睡眠中でも、ちょっとした地震や、表通りを通るサイレンの音には敏感で、すぐに目を覚ましてしまうタチだ。

なぜ今回は、サイレンの音に気づかなかったのだろう。

消防自動車がサイレンの音量を控えめにして現場に集まることなどあるのだろうか。

それとも、僕が深い眠りの世界をさまよっていて、ガンガンと鳴るサイレンの音すら耳に入らなかったのか。

この調子では、戦争が勃発して住民全員が避難しても、僕だけは朝まで知らずに寝ているような気がする。

朝になってから現場に行ってみると、アパートなどは全焼して無残な姿となっており、類焼した布団屋さんの1階店舗に積んであった商品は、ビニールシートで覆ってある。

布団や寝具などは、大量の放水を浴びてほとんど売り物にならなくなったのではないだろうか。

空気が乾燥するこれからの季節、火事は怖い。火の元にはおたがいに、くれぐれも用心したいものだ。

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2005/11/15

ケータイの画面がフリーズ、電源も落とせず‥

ボーダフォンの903SHに買い増しして3カ月、突然電源が落ちるなどのトラブルもなく、しっかりした機種だと思っていたが、今日の昼、Vodafone liveにアクセスしようとしたところ、突然画面がフリーズ。

そのまま全ての操作が出来なくなり、やがて画面は真っ白になって、電源を落とすことも出来なくなった。

すぐにボーダフォンショップに直行。担当者が裏蓋を開けて、バッテリーパックとUSIMカードを取り出して布で拭き、取り付け直すとケータイは復元した。

USIMカードを認識できなくなると、たまにこのような症状を起こすことがあり、たびたび発生するようなら修理します、という。

以前使っていた801SHは、時々、乱調になって僕が自分でバッテリーパックとUSIMカードを取り出して、セットし直すと回復していた。

903SHはトラブルも少ないとされているのに、これからひんぱんに発生するとしたら困ったものだ。

ケータイはいまや、ノートパソコンを凌ぐほどの情報端末となっているので、こうしたトラブルは情報が切断されるに等しい。

今日は、トラブルが発生してから歩いて10分程度の距離にボーダフォンショップがあったから良かったが、これが旅先でモブログをしようという矢先だったら、結構焦ってしまうに違いない。

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2005/11/14

新型インフルエンザ、予防接種ワクチンはないのか

今年もそろそろ、インフルエンザの予防接種を受けようかと考えているところへ、新型インフルエンザへの世界的な警戒である。

僕が不思議に思うのは、これだけ新型インフルエンザについての報道がなされているのに、予防接種のワクチンはどうなっているのかについて分かりやすく解説した報道はお目にかからない。

知りたいのは、これから接種する予防接種は新型インフルエンザにもある程度効くのか、全く効かないのか。またもう少し待てば、新型インフルエンザに効く予防接種のワクチンが登場するのかどうかだ。

予防接種についてははっきりしていないのに、新型インフルエンザに罹患した場合の治療薬「タミフル」がすでに存在して、各国で奪い合いになっているというのも、不思議な話だ。

厚生労働省が今日まとめた新型インフルエンザへの対応計画によると、日本では最悪の場合、全人口の25%が罹患し、医療機関にかかる患者は2500万人になるとして、「タミフル」の備蓄も2500万人分確保するという。

「タミフル」の確保はまだほとんど進んでおらず、大流行となった場合にはこの薬を使用する優先順位をつける方針という。

優先度の高い順に、新型インフルエンザの入院患者、医療従事者と警察官や消防署員など社会機能維持者、感染で重度化が予想される患者、児童と高齢者で、一般の外来患者は一番後回しにされている。

これで気になるのは、社会機能維持者とはどういう人たちを指すのかだ。国会議員もなどの政治家や政府のお役人、交通機関従事者なども当然入るだろうな。

六本木ヒルズ族も、何はさておき社会機能維持者だろう。

新聞、テレビや週刊誌などマスコミの連中も、「オレは社会機能維持者だ」というに違いない。

製造業の従業員や、農林水産の現場で働く人たちは、社会機能維持者かそうでないのか。

僕などは、社会機能維持者とはほど遠いから、「タミフル」をもらえるのはもう最後の最後で、キャンセル待ちくらいになるような気がする。

しかし、素朴なギモンとして、治療薬があるのなら、予防接種も可能だと思うけど、いったん世界的に大流行して数千万人の死者が出ないと、予防接種のワクチンは作れないものなのかねえ。

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2005/11/13

熱帯魚舞う水中にサンタクロースが

05-11-13_17-00地下鉄の新宿駅と新宿3丁目駅を結ぶ長い地下道の途中、サブナードの入口に熱帯魚が泳ぐ水槽が置かれている。

地下とはいえ、公共の通路にいつもきれいな熱帯魚が泳いでいて、僕はつい立ち止まって見とれてしまう。

今日通ってみたら、水槽の中に、サンタクロースの人形が置かれていて、その周りを熱帯魚が舞っている。

このサンタは、熱帯魚愛好者などのために作られた水槽用のサンタなのだろう。

サンタが似あうのは雪かと思ったら、水にもよく合うから不思議だ。

だいぶ前になるが、新宿タカシマヤが開店したばかりのころ、屋上から気球のように空に浮かんでいる巨大なサンタが人目を引いていた。

サンタは空中でも水中でも、どこに現われてもサマになる存在なのだろう。

もしかして、サンタの入った氷柱なども、すでにホテルの宴会場などにはあるのかも知れない。

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2005/11/12

東京地方に木枯らし1号、冬の足音が近づいて

今日は東京地方に木枯らし1号が吹いた。

この木枯らし1号というのは、いかにも日本人的な季節感の表現で、季節が冬に向けて大きく踏み出したなあ、という実感がある。

木枯らし1号が発表されるのは、東京地方と大阪地方だけ。では九州や東海、東北などでは、木枯らし1号は吹かないのかというと、単にニーズがないため発表していない、ということらしい。

これと好対照をなしているのが、春一番だ。この春一番も、北海道・東北地方と南西諸島では発表されないそうだ。詳しくは、このサイトこのサイト参照。

春一番が吹くころには、春本番への期待で心もうきうきしてくるが、木枯らし1号が吹くと冬への備えで身も心もひきしまる、というか、かじかむような感じがする。

なぜ、春一番なのに木枯らし1号なのか、というのは素朴な疑問だが、ここに載っている回答を見てもはっきりしない。

日本の季節は、四季をさらに細分化して二十四節気で細やかな推移を表現し、それに加えて気象庁からの節目節目の宣言や発表が、生き生きした季節の移ろいを実感させてくれる。

春一番、桜の開花予想、桜の開花宣言、梅雨入り、梅雨明け、木枯らし1号。

日本の冬は長い。暦の上では立冬から節分までが冬だが、実感としては木枯らし1号から春の彼岸の入りまでが冬なのだという気がする。

今年の冬は、暖冬なのか厳冬なのか。鳥インフルエンザから変異した新型インフルエンザの世界的流行が心配だ。

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2005/11/11

今日11月11日は電池の日、±で十一だそうな

電池にも賞味期限というか消費期限があるのを、最近になって知った。

量販店などで、電池パックに懐中電灯をオマケにつけて、なお極端に安い価格で販売していることがある。

こういう時は、電池パックに書かれた消費期限をさりげなく見てみるといい。安いのにはワケがあって、消費期限が目前に迫っているか、あるいは消費期限が明記されてないこともある。

最近は使用推奨期限5年を売り物にしている電池パックもあるので、防災用に買いだめしておくには、期限の長いものが安心だろう。

今日11月11日は電池の日だそうだ。プラスマイナスで±、すなわち十一という語呂合わせ(というか字面合わせ)らしい。

今日から12月12日のバッテリーの日まで1カ月が電池月間なのだという。

12月12月がバッテリーの日なのは、野球のバッテリーでピッチャーが「1」、キャッチャーが「2」であることに洒落たらしい。

守備位置を数字で表す言い方は、643(ショート、セカンド、ファースト)のダブルプレーなんて、実況放送でもよく耳にする。

サードは5だが、7はレフトかライトかで、僕はいつも迷ってしまう。外野は内野の回り方と逆に、レフト、センター、ライトの順に789なのだ。

それはともかく、英語のバッテリー(battery)には、電池、投手・捕手のほかにも、いろいろな意味がある。

砲列、砲台、殴打、暴行など、あまりおだやかでないものが多い。アパート式の鶏舎という意味もある。

もともとの意味が、一式、一連、多数、たくさん、などの意味だから、なんとなく分からないでもないが。

電池をバッテリーというのは、辞書によると電池はcellで、その集合をbatteryと呼んでいたが、やがて電池1個でもbatteryと呼ぶようになったとか。

(表の新着情報:「21世紀の歩き方大研究」の21世紀エッセイ「時間の岸辺から」に、「21世紀とともに、かつてお気に入りの音楽が色あせて」をアップロード)

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2005/11/10

静かに猛威をふるう秋の花粉症

花粉症といえば春先の国民病となっているが、ここ数年の間に、秋の花粉症が静かな猛威をふるうようになっている。

今年の10月は雨が多かったせいか、あまり症状が出なかったが、11月に入って晴天の日が続き、僕もくしゃみや鼻水につきまとわれている。

春の花粉症は、スギとヒノキが主犯だが、秋の花粉症は、ヨモギ、ブタクサ、アキノキリンソウなど、道端に生えている雑草が主犯なので、いたるところに花粉が舞っている。

僕の場合は、春と同様に鼻炎カプセルで症状はおさまるが、この小春日和というのに厳重な立体マスク姿の人たちも少なくない。

花粉症対策というと、花粉の少ないスギに植え替えるなどの方策が注目されているが、おそらく花粉全般と人間との関係が悪化していることこそ、問題なのだ。

たびたび指摘されているように、発症の背景に自動車の排気ガスが深く関わっていることは間違いないだろう。

空気が乾燥しているところに、道路を走る自動車の排気ガスと微粒子を吸い込み、そこへさまざまな秋の花粉がブレンドされて呼吸器の粘膜に付着するため、人体がついていけなくなっているのだ。

春の花粉症でさえ、政府・関係機関による本格的な取り込みが行われていない状態では、秋の花粉症は野放しの状態がいつまでも続くに違いない。

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2005/11/09

駅構内で警官が警戒中、そこへオバハンが‥

このところしばらく、新宿駅構内で見張り台に立つ警察官の姿が見えなかったが、今日は久しぶりに改札口の手前で、2人の警官が見張り台を置いて厳重に警戒。

何かテロ情報でもあったのだろうか、とかえって気になる。

そこへ、縦横1メートルもあろうかという大きな荷物を抱えたオバハンが現われ、警官の後ろにその大荷物を置くやいなや、脱兎のごとく立ち去ったのだ。

ちょうどその現場を目撃した僕は、あっけにとられて見ていると、荷物に気づいた2人の警官は仰天し、まてえ、とばかりにオバハンの後を追いかける。

ところが、オバハンは30メートルほど離れたキヨスクでのんきに買い物をしている。

2人の警官がオバハンに何と言ったかは聞こえないが、たぶんこんなやり取りだろう。

「荷物を置きっぱなしにしたら困りますよ。不審物と思ってしまうじゃないですか」

「アラ、そうなの。ちょっと買いものする間、置いておいただけなの。ごめんなさいね」

人を見たらドロボウと思えというよりも、置きっ放しの荷物を見たらテロと思え、という時代だ。

ま、李下に冠をたださず、ですな。

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2005/11/08

宵空に月と並ぶ金星、さらに光度を上げて

05-11-08_17-24立冬を過ぎたとは思えないほどのポカポカ陽気。

夜の帳が下りても大気はまだねっとりと暖かく、春の宵のような感じだ。

空には、上弦まであとちょっとの月と、その西側には4日に太陽から最も東に離れた金星が、競うように輝いている。

金星の光度は、いまでマイナス4.4等くらいだが、これからさらにぐんぐんと光度を増して、12月9日にはマイナス4.7等で最大光度となる。

この前後の半月間くらいは、空気が澄んでいれば白昼の青空の中に、金星を肉眼で見ることが出来る。

白昼でも見ることが出来る唯一の星が、この時期の金星だ。

金星の温度は、二酸化炭素による温室効果のため、400度から500度にも達する灼熱の惑星だ。

また金星だけは、ほかの惑星と異なって、公転とは逆向きに自転しているため、金星で見る太陽は西から昇って東に沈む。

京都の鞍馬寺には、今から650万年前に金星からサナート・クラマという魔王が降り立ったという伝説がある「魔王殿」がある。

この魔王こそ鞍馬天狗である、とも伝えられている。

650万年前といえば、類人猿から猿人が分かれて間もないころだ。

以前、僕はこの魔王殿を訪れたことがあるが、昼なお暗い鬱蒼とした奥山の木立の中にあり、いかにもそれらしい雰囲気が漂っていた。

鞍馬天狗が金星人だったというのは、なかなか興味深い言い伝えだ。

これから師走に向けて、ますます光度を上げていく金星を見ながら、さまざまなことに思いをはせるのも悪くない。

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2005/11/07

来年3月の胃カメラ検査を予約

僕は毎年1回、胃カメラ検査を受けている。

以前に行った内視鏡治療の経過観察ということで、毎年、その時と同じ医師から食道、胃、十二指腸を覗いてチェックしてもらっているのだ。

この医師というのが、「日本の名医」というたぐいの雑誌や週刊誌の特集記事には、必ずといっていいほど名前が載る名医で、検査の予約を取りつけるのが大変だ。

いつも3月の検査を12月に電話して申し込んでいたが、12月に電話したのでは午後の遅い時間しか予約の空きがないことが分かり、今回はさらに早めに今日、予約の電話をしてみた。

ねらっていた通りに午後一番の検査予約を取り付けることが出来て、一安心。

検査までにはまだ4カ月以上もある。まあ、4カ月なんてあっという間に来るものだけど。

来年のことを言うと鬼が笑う、という。これは、「明日のことさえわからないのに、ましてや来年のことは予知できない」という意味らしい。

それにしても、なぜ鬼が笑うのだろうか。鬼は来年のことを知りつくしているのだろうか。

人間には来年のことは分からないが、検査の予約くらいは今から入れておいても鬼に笑われることはあるまい。

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2005/11/06

本田美奈子さんが急性骨髄性白血病で死去

歌手で俳優の本田美奈子さんが6日未明、急性骨髄性白血病のため38歳の若さで死去、というニュースに驚く。

めったに観劇などしない僕が、帝劇に「ミス・サイゴン」の舞台を観に行ったのは、13年前の1992年7月のことだった。

ヒロインのキムを演じた本田美奈子さんの素晴らしい演技は、ベトナム戦争によって引き裂かれた人間そのものを描いて、いつまでも心に残っている。

その本田美奈子さんが、よりによって急性骨髄性白血病とは、あまりのことに言葉を失う。

急性骨髄性白血病といえば、1985年に27歳で亡くなった夏目雅子さんと同じ病気で、進行の早い血液のガンである。

最近では医学の進歩によって、ガンはもはや不治の病ではなくなってきていて、いまの天皇のように前立腺ガンであることを天下に公言して手術を受け、転移もなく完全に健康な体になっている人は少なくない。

にもかかわらず、急性骨髄性白血病というのは、救いようのないガンなのだろうか、と暗澹たる気持ちになる。

遺伝子治療やバイオによる臓器再生医療などが急速な進歩を遂げている中、ガンを克服する技術が完全に確立されるまでに、あとどのくらいの時間がかかるのだろうか。

本田美奈子さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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2005/11/05

電化製品の修理代、いくら以上なら買い換えるか

今年は本当にいろいろな電化製品やエネルギー製品が故障した。

夏前に、買って2年も経たないエアコンが故障したのを皮切りに、ケータイ、給湯器、給湯器の電気配線、テレビと次々に壊れていって、その都度、修理に来てもらったり修理に持って行ったりで、落ち着かない日々が続いた。

こんどは、6年前に買ったデジタルのビデオカメラが完全にイカレてしまった。

カセットの出し入れが出来ないだけでなく、そもそもフタが閉まらない。

量販店の修理センターに持っていったら、「修理代2万円以内なら、そのまま修理を進めていいですか」と聞かれた。

修理代が2万円を越える場合は、電話で連絡するので、それでも修理するかどうかを、その段階で決めるように、ということだ。

こうした修理の場合、いまや2万円というのがそのまま続行するかどうかの相場なのだろうか。

2年前の今ごろ、とっくに店頭から姿を消しているアナログの8ミリビデオカメラが故障した。

撮りためた8ミリのテープを再生しながらデジタルデータに変換してDVDに入れる作業の途中だった。

修理代を見積もってもらったら、1万8800円ということで、どうするか迷いに迷った。

というのも修理したところで、もはや8ミリビデオカメラで撮影することはなく、あとわずか10本程度の8ミリテープを再生してDVD化すれば、それでお役御免なのである。

その時、僕は修理をあきらめて、ヤフオクで8ミリビデオの再生専用機を8000円程度で買った。結局、これで十分だった。

さて今回は、修理代が3万あるいは4万ということになったらどうするか。

いくつかの量販店で聞いてみると、6年以上経っているならば、買い換えた方がいい、と店員たちは口を揃えていう。

確かに、デジタルのビデオカメラは、ビクターの製品がいまや4万4800円でも買えるのだ。

修理代が4万円なら迷わずに買い替えだ。3万円と言われたらどうするか。ビミョウなところで、悩んでしまう。

なんとか2万円以内で直ってくれることを期待しているのだが‥。

(表の新着情報:「21世紀の歩き方大研究」の21世紀エッセイ「時間の岸辺から」に、「何もかも知ることなど無理の人生、ささやかに分相応に」をアップロード)

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2005/11/04

放置自転車の撤去作業に目を見張る

05-11-04_16-44あやしいオジサンたち(?)が、掛け声をかけながら、歩道に置かれた自転車を、次々にトラックの荷台に乗せていく。

すわ、白昼堂々と自転車泥棒の一団か、と思いきや、トラックの側面には、「放置自転車撤去作業中」の大きな横幕が。

片っ端から撤去しているのかと思ったらそうではなく、「警告」の札が付けられているのに放置されたままになっている自転車を選んで撤去しているらしい。

放置されている自転車も、持ち主があるのだろうに、と思ったりする。

「警告」の札を付けられてからも、そのままにしておくのは良くないとは思うが、のっぴきならない事情がある人もいるのではないか。

もう不要になって、撤去でも処分でもなんでもやってくれ、という放棄自転車も中にはあるに違いない。

荷台に乗せられていくどの自転車も、買うときはそれなりにお金をはたいて買ったのだろうに、もったいないことだ。

こうして撤去されていく自転車は、どうなるのだろうか。

どこかに保管されて、持ち主が取りに来るのを待つのだろうか。持ち主が現れないものは、スクラップにされるのだろうか。

狭い歩道に放置された自転車は、歩行者にとっては迷惑なものだが、かといって撤去してしまえばいいというものでもないような気がする。

たかが自転車、されど自転車。その自転車を買うお金のない人も、世の中にはいるというのに。

いらなくなったら放置しっ放しにする者も、規則だからとさっさと撤去していく人も、なんだかなあ。もっといい方法はないものかねえ。

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2005/11/03

明日の宵空に、水星と金星を見れるか

君は水星を見たことがあるか。

星の好きな人なら、金星、火星、木星、土星は夜空のどこにあっても、見つけることは容易だ。

しかし、水星は太陽に近いため、なかなか見る機会がない。

僕が中学に入ったばかりのころのことだ。天文年鑑で水星が最も太陽から東に離れる日(東方最大離角)に、日が沈んだ直後の西の空に目を凝らして、地平線すれすれに水星の輝く姿をキャッチすることが出来た。

当時はカメラもなく、僕はその光景をノートにスケッチして、後日、科学クラブの先生に見てもらった記憶がある。

街には高い建物がほとんどなく、せいぜい木造の2階建てがまばらにあるくらいで、ちょっと小高い丘からは地平線まで見通せた時代だった。

あの時以来、僕は水星を見たことがない。高いビルが林立する現代では、もはや水星は幻の惑星なのかも知れない。

明日4日は、その水星が東方最大離角となる。太陽からの角度は23度になるというから、直角の4分の1ほどになる。光度はマイナス0.0等である。

しかし、東京ではたとえビルの屋上に昇っても、光害で宵の空が明るいため、水星を見ることは難しいのではないかと思う。

明日は珍しく、金星もほぼ同時に東方最大離角となって、こちらは太陽から47度も離れて見やすく、光度はマイナス4.4等と飛びぬけた明るさなので、素晴らしい宵の明星となることだろう。

さらに、30日に地球に最接近した火星が7日には太陽の反対側に来る「衛」となって、最も観測しやすい時期となる。

さいわい明日の天気予報では、宵から夜にかけても曇ることはなさそうだ。

条件が良ければ、太陽に近い順から4つまでの惑星を目の当たりにすることが出来るかも知れない。

水星、金星、火星のほかに、もう一つの惑星はどれだって? 

僕たちが乗っているこの地球じゃないですか。

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2005/11/02

電球式からLEDへ、信号機の切り替え工事

05-11-02_16-11最近、都内のあちこちで、交通信号機の切り替え工事をやっている。

電球式信号から、LED(発光ダイオード)信号機への切り替えで、これは青色発光ダイオードの発明によって可能になった。

切り替え工事を見ていると、まず電球式信号機の柱のすぐ隣に、新しい柱を埋め込む。

それが終わると、2人の作業員が古い方の柱に登って、電球式信号機をはずす。

信号が消灯され、はずした信号機はクレーンで吊り上げて下ろす。

こんどは、まっさらなLED信号機をクレーンで吊り上げ、新しい柱に作業員が登って取り付ける。

新しい信号機の作動を確認すると、こんどは古い柱を地中から引き抜いて撤去する。

この間、約1時間の作業は、片側1車線規制をして車を交互に流しながら行う。

なかなか手馴れたもので、テキパキと一寸のムダもなく手順通りに進んでいく様子に感心する。

全国の交通信号機は約17万基。昼夜を問わず24時間、赤か黄か青かどれかのランプが点灯しているため、消費電力は大変なものになる。

電球式信号の1灯あたりの消費電力は70ワットであるのに対し、LEDは15ワットとされている。

また、電球式では1年ごとに球の交換が必要だが、LEDは7年から10年持つという。

さらに、LEDは発光が強く、西日を受けても電球式のように擬似点灯しない、というメリットもある。

全国の信号機をすべてLEDに切り替えた場合の省エネ効果は、二酸化炭素(CO2)排出量で年間28万4000トンを削減できることになり、これは7500万本の樹木によるCO2吸収に匹敵する、という試算もある。

いいことづくめのようだが、LED式の設置コストは電球式の1.5倍と割高になる。

さらに、全部切り替えた場合に、廃棄物となる電球式信号機をどこでどのように処分すべきかも、大きな問題となっている。

すでに白色LEDも実用化されていて、あと10年もしないうちに家庭から商店、オフィス、工場まで、すべての照明はLEDに切り替わると見られている。

信号機だけでなく、電球や蛍光灯、ネオンなど古い照明の処分は、社会全体で取り組まなくてはならない新たな問題となっていくに違いない。

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2005/11/01

年賀はがきを買ったら、オマケをいっぱいくれた

05-11-01_16-531今日からお年玉付き年賀はがきの発売だ。さっそく近くの郵便局で買ってきた。

なんだか、いろいろなものを沢山、袋に入れてくれた。

家に帰って開けてみたら、粗品と書かれた封筒には、お年玉用などさまざまな祝儀袋が8枚も。末広がりで8なのだろうか。

さらに、縦長のカレンダー、ポケットティッシュ、それに「ご購入キャンペーン」と「年賀状早出しキャンペーン」の応募はがきが、それぞれ3枚ずつ。

この「ご購入キャンペーン」というのは、2万円の食事券が1000名に、腕時計が5000名に当たると書いてあるが、まず当たらないだろううな。

それにしても、年賀はがきを買ってこんなに沢山のオマケが付いてきたのは、初めてのことだ。

郵政民営化法案が成立したことで、気合が入っているのだろうか。

国鉄がJRになってサービスがいくぶん向上したように、郵政も民営化されると厳しい市場原理の中で、サービスの向上に無頓着ではいられないのだろう。

オマケも悪くないが、郵便局がこれからどのように利用者サービスを向上させていくのか、注目していきたい。

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