本田美奈子さんが急性骨髄性白血病で死去
歌手で俳優の本田美奈子さんが6日未明、急性骨髄性白血病のため38歳の若さで死去、というニュースに驚く。
めったに観劇などしない僕が、帝劇に「ミス・サイゴン」の舞台を観に行ったのは、13年前の1992年7月のことだった。
ヒロインのキムを演じた本田美奈子さんの素晴らしい演技は、ベトナム戦争によって引き裂かれた人間そのものを描いて、いつまでも心に残っている。
その本田美奈子さんが、よりによって急性骨髄性白血病とは、あまりのことに言葉を失う。
急性骨髄性白血病といえば、1985年に27歳で亡くなった夏目雅子さんと同じ病気で、進行の早い血液のガンである。
最近では医学の進歩によって、ガンはもはや不治の病ではなくなってきていて、いまの天皇のように前立腺ガンであることを天下に公言して手術を受け、転移もなく完全に健康な体になっている人は少なくない。
にもかかわらず、急性骨髄性白血病というのは、救いようのないガンなのだろうか、と暗澹たる気持ちになる。
遺伝子治療やバイオによる臓器再生医療などが急速な進歩を遂げている中、ガンを克服する技術が完全に確立されるまでに、あとどのくらいの時間がかかるのだろうか。
本田美奈子さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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コメント
骨髄幹細胞移植ではなく臍胎血の幹細胞移植でした。この治療は実験的でした。当時小児に適応とされていた治療で、医師として量が足りないことくらいは想像できたはずです。(現在は2人分の臍帯血移植が行われていますが、それくらいすぐに考えられなかったのだろうか。)量が少なければ、生着もしにくく再発しやすくもちろん感染症にもかかりやすいに決まっています。最後も本人の意志を尊重しなかったのです。本田美奈子を嫌いだと言っていた宮崎から来た女医が2人入局してます。じゅんだい 病院を訴えたほうが
投稿: ヒミツ | 2008/06/15 19:28