東京地方に木枯らし1号、冬の足音が近づいて
今日は東京地方に木枯らし1号が吹いた。
この木枯らし1号というのは、いかにも日本人的な季節感の表現で、季節が冬に向けて大きく踏み出したなあ、という実感がある。
木枯らし1号が発表されるのは、東京地方と大阪地方だけ。では九州や東海、東北などでは、木枯らし1号は吹かないのかというと、単にニーズがないため発表していない、ということらしい。
これと好対照をなしているのが、春一番だ。この春一番も、北海道・東北地方と南西諸島では発表されないそうだ。詳しくは、このサイトやこのサイト参照。
春一番が吹くころには、春本番への期待で心もうきうきしてくるが、木枯らし1号が吹くと冬への備えで身も心もひきしまる、というか、かじかむような感じがする。
なぜ、春一番なのに木枯らし1号なのか、というのは素朴な疑問だが、ここに載っている回答を見てもはっきりしない。
日本の季節は、四季をさらに細分化して二十四節気で細やかな推移を表現し、それに加えて気象庁からの節目節目の宣言や発表が、生き生きした季節の移ろいを実感させてくれる。
春一番、桜の開花予想、桜の開花宣言、梅雨入り、梅雨明け、木枯らし1号。
日本の冬は長い。暦の上では立冬から節分までが冬だが、実感としては木枯らし1号から春の彼岸の入りまでが冬なのだという気がする。
今年の冬は、暖冬なのか厳冬なのか。鳥インフルエンザから変異した新型インフルエンザの世界的流行が心配だ。
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