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2005/12/06

「明日出来ることを今日やるな」とはいうものの

「今日出来ることを明日に延ばすな」という格言を実行できるのは、おリコウさんである。

僕も昔は、いずれやらなければならない面倒なことは、さっさと片付けて、後はのんびりするのが好きだった。

おリコウさんだったというよりは、面倒なことを後回しにすればするほど、やるのがさらに嫌になって苦痛になることが分かっているからなのだ。

その僕が、目からウロコだったのは、「ぐうたら生活入門」で一世を風靡した遠藤周作さんが提唱した、「明日出来ることを今日やるな」という、いわばぐうたら道の鉄則だった。

これは、あれもこれもと追いたてられてバタバタ空回りしている身にとっては、まことに救いの一言で、これでずいぶんと肩の荷が軽くなった思いだった。

会社勤めをやめてからは、明日出来ることを今日やることはますますなくなった。

しかし、この便利な言葉も、無制限のぐうたらを容認しているわけではなく、裏を返せば、明日出来ないことは今日やるしかない、ということなのだ。

12月に入って、なんとなく気ぜわしい。世の中が、耐震偽装問題や子どもの安全をめぐって、重苦しい展開になっていることも、大きな原因だろう。

それだけではない。12月というのは、なんだかんだ言っても年内にやらなければならないことがいろいろあって、1日1日が経過するごとにしだいに後がなくなっていくのだ。

年賀状一つとってもそうだ。まだ5日と思っていても、あと10日もすれば受付開始で、元日配達のためには24日くらいまでに投函しなければならない。

明日出来ることを今日やるな、とはいっても、それは年内にやるべきことは年内にやるように、という暗黙の了解があるような気がする。

冬至に向けて、昼の長さがどんどん短くなっていて、あっという間に一日が終わるような気がすることも大きい。

明日出来ると思って今日やらなかったことも、明後日に出来るとは限らない。

こうして師走は、みんなが走る。国会議員のセンセイたちも、学校の先生たちも。

「年明けても出来ることを、年内にやろうとするな」という格言があってもよさそうだが、これはムリか。

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